バブルのレビュー・感想・評価
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映像がとってもキレイでした!
バブルのブルーの映像が、とってもキレイでした!音響も迫力がありました。Netflixは、観たことないですが、この映画は、断然、映画館で観ることをおすすめします。東京にバブルが降るというストーリーも興味深く、観入ってしまいました。人魚姫をモチーフにしているので、涙しちゃうシーンもありました。エンディングの「じゃあね、またね」が、流れてくると余計にせつなくなりました。
映像はキレイだったよ
廃墟でパルクールとキラキラ銀河とシャボン玉が描きたくて作ったんだろうなって感じの映画で映像はキレイですし、非現実的でアニメらしいアクションは楽しいです。
でもヒーローとヒロインがイマイチで他のキャラも薄っぺらいのと、ストーリーはボーイミーツガールで人魚姫ってだけのアクションに正当性を持たせる辻褄合わせのために最低限用意はしましたって感じなので、映像だけを楽しめない人には辛いかも?
イオンシネマで1000円でみるなら全然OKだけど他なら不満だろうなって感じです。
映画の"売り方"について。
最近は"封切りと同時に配信"のケースも多いが、
[バブル]は、配信が先行する形になった。
…これがプロデュースとしては
「完全に失敗だった」と言わざるを得ない。
ストーリーについては各位評価はあろう。
私から見ても、ストーリーの"練り上げ"についてはダメ出しをするしかない。
しかし、この作品の真価はそこじゃない。
「重力は壊れた。好きに跳べ。」
[バブル]という作品のコピー。
このコピーを観る人に体感してもらうために、
本作は絶対に"劇場公開先行"にするべきだった。
重量に異常が生じ、そこかしこに"泡"が漂う東京。
パルクールという危険なゲームに身を投じ、
廃墟と泡の中を駆けて跳ぶ少年たち。
その中で出会ったひと組の少年少女。
やがて彼らは
"手を取り合うかわりに、
廃墟と泡の東京を縦横無尽に跳びまわる"
それこそがこの作品で
最も"売り"にするべきポイントだった。
この"廃墟と泡の中を自由に跳びまわる"シーンは
、
絶対に映画館のスクリーン・音響で観られるよう
観客にプロデュースするべきだったと思う。
明らかにスクリーンでの鑑賞に耐え得るべく作画がなされているし、
実際、"跳ぶシーン"は素晴らしいのだ。
全てを台無しにしてしまったのは「興行」
先行配信、視聴環境が観る人のスマホやTVという状況下は
"本作の最大の魅力をカットしてしまった"
そう断ずるしかない。
私の評価は"3"になっているが、
心情としては[3.5〜3.6]である。
ストーリーの練り上げについては
今一歩踏み込んで欲しかったと正直思う。
…しかし、
仮にその部分をマイナスとして引いたとしても、
現在の平均レビュー[2.8]は
不当に蔑まれている、と思う。
繰り返し書く。
本作品を不当な評価を与えることになったのは
「興行の失敗」である。
最大の魅力をわざわざカット(もしくはスポイル)
して、観客の前に出すとは何たる愚挙か!
明らかに興行サイドの失態なのだ。
映画の売り込みは、正直難しい。
本作にも欠点がなかった訳ではない。
しかしそれ以上に、
"わざわざ魅力を削って先行配信した"
興行の失敗こそが
厳しく糾弾されるべきである、と考える。
本作品の興行を担った連中に
猛省を求める。
充分に面白い
賛否両論というより、☆3がボリューム層で面白いと感じた側と、面白くないと感じた側に分かれていく感じでしょう。
内容、良い点・悪い点についてはほかの皆さんがいくらでもレビューしてくださっているので割愛。
大きく評価が分かれた点は「説明不足」と「キャラの掘り下げ」「ストーリーの深み」あたりでしょうか。
個人的には説明不足とは思っていません。
泡に関しても「ああ、なるほど。こんな感じの背景があるんだろうな」と、なんとなく察せます。
で、その察しがあっていようが間違っていようが、特に問題ではなく、
すべての事実関係を説明台詞等で明言されて、解き明かされなければ消化不良になる人には向かないです。
なんとなくわかった気になって、それで満足できるのであれば、楽しめたと思います。
キャラの掘り下げについては二時間かそこらであれだけのキャラを掘れるわけもなく。
いわく「キャラ萌え」的な期待をしていた人、あるいは自分がキャラクターを理解・把握できることを求める人には物足りないかと。
ストーリーについては人魚姫をあの世界観で焼き直したのであれば、あれで充分です。
酷評を見てから見に行ったので、ハードルが下がっていたというのもあるでしょう。
あれだけの豪華キャストをかき集めた!すごい!と映画を見るたびにCMを食らって、
さらにあの美麗な映像なので、上映開始と同時に見に行ったりするとあまりのハードルの高さにはじき返されて酷評になっている、
ストーリーの不明点は明確に説明されないので、そういうものと割り切れない人には意味不明・雰囲気アニメという評価になる(実際、雰囲気のアニメです)
私自身「重力が壊れた」の壊れっぷりがあまりわかりませんし、あの渦に飲まれたらどうなるんだか解説してほしいところです。
ネトフリで先行上映してしまってせっかくの美麗な映像をスマホ画面やテレビで見てしまう恐れがあり、
ハッピーエンドではなく(虚淵さんだなぁ)、見ようによってはグロい描写も出てきます(荒木さんだなぁ)
人を選ぶアニメ映画だと考えてよさそうですが、個人的には大満足です。
しかし。
せっかく作った世界観とキャラクター達です。
二時間で消化をおえるのはあまりにもったいない。
2クールくらいのアニメにして最終的に劇場版でタワーを目指す話にするか、
ネトフリで「ただただ食料を求めてパルクールをするアニメ」を作ってもよかったのではないでしょうか。
声優については……。個人的には声優には声優を使え、と考える派です。
今回は主人公のコミュ障っぷりと、ウタの人外感が際立つので(「AIの歌声を聞かせて」と同じ理由で)アリだったんではないかと。
ひたすら上手くいっていない
楽しめなかった。楽しませる諸々の要素が機能していなかったように感じる。
『君の名は。』を迷走させた『天気の子』をさらに大迷走させたようなオリジナル作品に見える。
企画書に載っていた言葉はまず『エアギア』『Free!』『天気の子』で、
後から軸となるコンセプトを考えて加えられたのが『人魚姫』だったと感じた。
それほど、あっちこっちとっちらかっている。
①企画
アクション世界観としてのエアギア採用はともかく、天気の子はデートムービーで、Free!は明確な女性向けである。
混ざらないどころか混ぜてはいけない洗剤を混ぜてしまった感じ。
天気の子系だと思って観に行ったら(実際、テーマや世界観は実に天気の子)、Free!的なイケメン生肌演出がたびたび挟まり困惑した。テニミュの俳優を主人公の声にしている時点で「察しろ」だったのかもしれないが、それはあまりにもハイコンテクストな仕様に思う。というか、察されて女性しか観ないのもよくないだろう。
②映像
動画を作成してくれたスタッフの頑張りは冒頭から素晴しいと思うが、キャラクターデザインがマニアックな趣味に走っているせいで、アクションシーンが「すごいと思うが、かっこいいとは思えない」シーンに終わってしまっている。
映像作品なら「すごいと思うが、かっこいいとは思わないシーン」と「すごいと思わないが、かっこいいと思えるシーン」の二者択一なら、後者の方が優れている。かっこいいと思わせたいシーンではかっこよく、かわいいと思わせたいシーンではかわいく、それは映像や演出としての丁寧さだけでなくキャラクターデザインでもかなりが決まる。本作は止めるべきキャラデザを止めなかったため、いくら頑張って作れども、映像が「すごいけどかっこよくない」「すごいけどかわいくない」の次元にとどまっている。
③キャラクターデザイン
小畑健先生は絵は上手いがキャラクターデザインは苦手な人である。
それらは、全然別系統の能力だ。小畑建先生の『ラル&グラド』の主人公とヒロインや、『バクマン』のヒロインを見てほしい。非常に癖があり、人を選んできた結果がある。
また、そもそもキャラデザへの造詣の時点で、小畑先生や本作品のコアメンバーには疑問が残る。
例えば、本作は「バトルクール」というパルクール(というより『エア・ギア』の『バルーン』)で水没した廃墟を跳び回るゲームが見せ場となるが、これに対して「動きやすい服装や髪型(スパッツ+生足)」と、「リアリティ重視だが、映像映えしないデザイン」を置いてしまっている点など。
対して、原典として敷かれているであろう『エア・ギア』は「跳んだり、蹴りを放ったときに画面として美しく見える服装(紐やら鎖やらコートやら)」が重視されたデザインになっている。今回のリアリティラインならば、クソリアリティよりもこちらが正解。
これらの違いは、チームとして「あれいいよね」と真似しようとしたものの、「なぜそれがいいと感じたのか」まで見抜けなかったという結果であり、コアメンバーは突き返さなければならなかった内容に思う。もし「まずい」と思いながらもなあなあで進めたのなら、商業における集団創作の姿勢として大きな問題がある。
④脚本
監督のキャリアを見るに、もしかして、テレビ版『進撃の巨人』について、「見所のない作品を、自分たちの超絶アクション動画でヒットさせてやった」みたいな勘違いがあるのでは? とすら感じた。
少しでもそう思う要素があるならそれは大きな間違いで、『進撃の巨人』は昨今の『鬼滅の刃』や『東京リベンジャーズ』とは違って、「アニメ化前も相当な人気を誇っていた作品」なのだ。あの絵で、しかも月刊連載で、初期から。つまり、元々キャラ立てやシナリオが抜群にいい。
対して、監督とWITSTUDIOには「脚本やキャラデザの重要度は低く、すごい映像を見せつければ進撃の巨人のように人気になる。自分たちにはすごい映像が作れるから勝てる」という誤解があったのではないか。そうでなければ、ここまでフックのない脚本を頑張って映像化しないと思う。
京都アニメーションもやりがちなミスだが、観客は「すごい映像」ではなくて「面白い映像物語」を求めている。映像技術的なすごさで勝った負けたを測るのは、業界内部の人間と、「そもそも感情移入を求めていない」極めて特殊な顧客だけだ。
本作の脚本については、「エア・ギアの世界観で」「天気の子しよう」「亜種的なフレーバーでFree!も」「えーと、人魚姫」「ラル&グラド的なのも再チャレンジしていい?」という、ツギハギ漂流脚本である。たぶんコアメンバーがあれいいよねあれいいよねの勢いで、意気投合して決定してしまったのだろう。
結果「こういうセリフ」「こういうシーン」をノルマに課せられた脚本は止まらず、感情移入や憧れを与えたいシーンでそれらの不発が続く、ずっと続くという、「無自覚に、商売としての脚本の重要性を軽視している人達が考えた、やりたいものをやりきる脚本」で着地してしまったと感じる。
それにしても、もう少しセリフを変えれば味が出たと思うのだが。
……そもそも、なぜこの尺の映画に脚本が3人もクレジットされているのかが不明。脚本の人間は増員したところでコミュニケーションコストが跳ね上がるだけで、品質向上は希である。また、虚淵先生をはじめニトロプラスの書き手は自社中心の作品以外ではあまり評判がふるわないと、ここ10年ほどで感じる。宣伝におけるインパクト重視の監督やプロデューサーに対して、脚本の重要度を説く力が弱いという弱点を抱えているのではないかと思う。
⑤歌
元々言葉を知らなかった子なので、歌に歌詞がなく、吐息のようなものだけ……
だけどそれではやっぱり「キまらない」のは、作っていて気づいてほしかった。
ヒビキが最初に教えた言葉を、旋律に乗せて歌にして主題歌に……とか、脚本回りの調整で回避すべきことだった。「歌の無い歌なんてなんだか神秘的、新しい」の逆張りだけでいけるほど甘くない。
正直、ウタの歌が挟まるたびにかなり恥ずかしくなった。歌が下手というのではなくて、制作者側の逆張り頼みにある意図が恥ずかしいと感じた。
⑥細かい所
キャラデザの弱さもあるが、主人公を含めてブルーブレイズのキャラが立ってない。
バトルクールが「食料をかけて」なので真剣味がない、熱くない。なぜなら食料はマコトたち研究チームの援助がある時点で余裕に見えるから。結果、「どうしても勝ってほしい」というような感情移入が起きない。感情移入ではなく憧れも起きないのは前述の通り。
バトルクールの内容も「走るだけ」なので、5人いても上位互換下位互換の話になっている。せめて役割分担が必要なルールに仕込もう。この雑仕様なので、最後に足手まといにしかならないメンバーを連れて行ったときは悲しいご都合を感じた。
アクションシーンの演出も、対象を中央において背景を流す形でぴょんぴょんなので、スピード感が弱い。もっとストップ&ゴーで緩急付けて、大小左右に振って「超高速の戦いをしている」絵の説得力が欲しかった。走るのもマラソン的な走りではなく、短距離走のような走りに絵作りしてほしかった。
泡に覆われた東京だが、出入り自在という時点で真剣味のない設定。出られないぐらいにしてほしかった。
人間を拉致までして立ちはだかるボスが「再生数稼ぎのため」。死んでも茶番を崩さないスタイル(でも蟻地獄や蜘蛛の巣があるから茶番に寄る方が変なのだが)。もっと核心に迫ってほしい。
一番キャラ立ってて好きになれそうなのがアンダーテイカーのリーダーというのは、他のすべてが上手くいっていないからだが、でもアンダーテイカーのリーダーは面白くて良かった。
⑦参考までに
ガラガラの映画館、中央で見たため後ろに二人。女性二人の連れ合い。
最初の30分でため息が聞こえた。
そして女性が発しがちな、無言のアドレナリン。
ここまで冒頭からずっと感情移入させてくれないとそういう反応になるよな、と思った。
コアメンバーは、作品観と商業観を根本的なところから見直してほしい。
いやでもこれは小中学生向けの夏休みこどもアニメ的なものなのでは?
ぼろくそな評価。低評価の理由はわかる。ご都合主義。視聴者が見ていないところで物語進みすぎ&キャラクターの関係値変わり過ぎで、キャラに感情移入できない。なんかよくわからん設定etc etc...
しかしなんとなくの雰囲気で感動できた子供の頃であれば、それなりに楽しめたのでは?
対象視聴者は小中学生なのでは。
日本で話題になるのはだいたい「少年ジャンプ」とか、「少年漫画」が原作のものだ。大人が「設定がさァ!」「メッセージがさァ!」とか重箱の隅をつつきながら文句を垂れるのは、どうなのかな~~と思いながら生きている人間としては、この作品も自分は対象視聴者ではなかったというだけだ、と思う。
ただ脚本が「まどマギ」の虚淵ということで、大人の視聴者たちも期待してしまったぶん、肩透かしをくらったのだと思う。私もその一人。
ということで評価はよくわからないので、3にしました!
普通に面白い。映像すごい。観客にテーマと感情を丸投げして言葉足らずな感じ
ネトフリでみました。全体として象徴するものが盛りだくさんですが、解答も示さず、考える道筋も示さず、提示で終わっている感じです。見る側の内側にどれだけポケットがあるかが試されている気がします。映画的な手法ではありますが、アニメとしての期待とちょっとずれがある気がします。
そして肝心のボーイミーツガールもこちらが勝手に入り込まないと、あっさりしすぎでした。キャラに感情移入する前にどんどん話が進んでしまいます。
初めの映像が超銀河団=ボイド構造は泡構造と呼ばれている点、フェボナッチ数=渦巻の黄金比の映像が出てくる点=銀河系と合わせて、宇宙の構造と自然の摂理を表したいんだと思います。
経済都市東京あるいは2次元コンテンツの街(時折描かれるビルの萌え絵)が廃墟になる。バブルがはじける=文明のリセット。その空間でパルクールは身体性と自由の象徴?
アンダーテイカーはユーチューブに動画アップし機械を使っていた、手段を択ばないことなどが言いたいのは今の日本人を象徴していたのでしょう。
本家人魚姫は最後泡になって消えたあと、風の精霊になるので、まあ、結末はそういうことだと思います。
渦巻と泡で破壊と再生みたいなイメージ?
など、いろいろ入れたかったんだと思います。そこは理解できなくはないですけど、テーマ性を突きつけるだけで解決がない感じです。エヴァのオマージュ的にジョウロで水やりしてましたけど、ヒロインはシンエヴァの綾波と重ねる感じでしょうか。あるいは涼宮ハルヒの長門有希っぽくもあります。
肝心のボーイミーツガールの2人の時間で心を通わせるエピソードが弱かったのと、東京タワー以降、ヒロインが主人公のところに現れた経緯の必然があるならそれを描き切れていなかったので、感動が弱いですね。
構図は凝ってましたね。動きよりもそちらに関心しました。声優さんは言われているほど気になりません。普通でした。むしろ歌が映画の世界感に入り込めるほど印象的ではないです。1発勝負なので下品でも新海的な素直なエモい歌でいいんじゃないでしょうか。
映像のキレイさは良いのだが
映像はとてもキレイだし、カメラワークも良いのだがストーリーに引き込まれなかった。
登場人物それぞれをしっかり描いてないためか主人公にも共感することが出来なかった。
もう少し主人公たち仲間内での葛藤や人間性をもっとだして欲しかったです。
そしてバブルという事象のみが起こり、その対処に立ち向かっていく理由としてはなんとも弱く感じられた。
崩れた東京都内と泡の人魚姫の物語
予告からずっと見たかったと思ってずっとずっと待っていた映画でした!いつもどの映画でも崩れたり浸水したりする東京は、いつ見ても東京がなくなったら本当に日本は、終わるんじゃないかって思いますね笑
うーん、事前準備として評価をちらっとだけ見て鑑賞をしましたが、評価ほど悪くは無かったと感じましたが、これに類似した作品を頭で思い浮かべましたら、あ、そうか音楽と映像が素晴らしく綺麗なのに物語が薄っぺらく説明不足が多い事でみんな幻滅しちゃったのかなと思いますね笑そうです「龍とそばかすの姫」のような悲しみを覚えたんだと思いますね笑
まず物資が数少ないくせしてあんな危ない競技を国の規定を破ってまでやってる極悪人達が多すぎっておもいましたし、何故この人らはこの泡の中に簡単に入れちゃうんってツッコミが多数ありましたね笑しかも何故大量に泡が世界全体に落ちて東京だけあんな浸水するん、ウタとヒビキの接触だけで泡の神様(?)ウタのお姉ちゃんらしき人も、怒りすぎやろって思いましたね。
けど!!やはりそれだけに歌と映像に圧巻されて涙まで出る最高な映画でした。是非Netflixやスマホやタブレットの映像ではなく映画館の画面で見ることおすすめします!!さらに明日は映画の日なので是非!!
なんだ、いざ観てみたらすげえ面白いじゃん。疾走感ある王道のボーイ・ミーツ・ガール譚!
調布では来週からモーニングショーのみになってしまうようなので(涙)、
慌てて最後のレイトショーに駆け込み。ううう、もう終わっちゃうんだね……。
僕個人は、結構期待してたんすよ。
荒木監督の『甲鉄城のカバネリ』映画版は、エンタメに徹したB級アクションとしては最高の出来で、BD買うくらい気に入っていたし。
監督・荒木哲郎、脚本・虚淵玄で、期待するなってほうがおかしい。
でも、なんか世間では、大爆死だの、圧倒的駄作だの、それこそけちょんけちょんに言われてるから、どんだけひどい出来なのかと思ったら……
全然そんなことないじゃん(笑)。
ちゃんと、すっげー面白いじゃないすか。
極限のボーイ・ミーツ・ガール&圧倒的な疾走感。
別に、なんの問題もなく、きちんと仕上がった映画で、ふつうにエンタメとして楽しかった!
てか、100歩ゆずって、展開されるストーリーとキャラクターのすべてがまるで気に食わなかったとしても、全編で展開されるパルクールの超絶アクション作画を観るだけでも、映画料金一本分くらいの価値は充分にあると思うけどなあ。
まあ、さかのぼってクソミソいってるレビューとか確認すると、明らかに観ないで叩いてるような人もいるみたいだし、こういう溺れる犬を面白がって叩くような風潮は、ホントくだらないの一言。
とはいえ、一度こういった空気ができちゃうと、なかなか復活は難しいんだろうね。
少なくとも、オタクにもメイン層にも受け入れられず、客がちっともはいらなかったってのは厳然たる事実であり、製作陣にとって反省会は大いに必要でしょう。
でも、この完成度で「出来が悪い」とか言われちゃうと、さすがにスタッフも監督も可哀想……。
ー ー ー
『バブル』は、とある童話がベースになった、きわめてシンプルな物語だ。
というか、それがほぼすべてみたいな作品なので、そこをネタバレしないで作品を語るっていうのは、極めて難しい。
ただ、既存のアニメで何に一番近いかというと、多分『交響詩篇エウレカセブン』じゃないかと思う。
(映画でいうと、タルコフスキーの『惑星ソラリス』がそもそもの元ネタのような気もするが)
あとは、わが偏愛する傑作アニメ『プリンセスチュチュ』も、ネタ自体は大きくかぶっている感じ。
観ているときは、東京全体が「バブル」で包まれた世界って、コロナ禍のメタファーなんじゃないかというのも脳裏をよぎったのだが、パンフを見ると、企画自体はコロナより何年も前から進行していたらしい。
プロデューサーの川村元気は、「未知の泡が突然降ってきて、東京がロックダウンされ、立ち入りができなくなり……というストーリーに、現実がどんどん追いついてきてしまった。東京オリンピック時のコロナ対策が「バブル方式」と呼ばれた時には、本当に驚きました」と語っている。
そういう、作品が時代と奇跡的なリンクを果たすときって、往々にして大ヒットしたりするんだけど、今回はそうはならなかったんだろうなあ。……なんでだろう?
たしかに、『エウレカ』に限らず、全体的にどこか「既視感」が強めのアニメであることは確かで、
半分水に沈んだ東京の光景は、新海誠の『天気の子』を容易に想像させるし、
そこで船をベースに生活する集団同士が小競り合いしてるのは、本作の脚本家・虚淵による『翠星のガルガンティア』を彷彿させる。
パルクールの動きは、世の中でさんざん言われているとおり、『進撃の巨人』の立体機動装置のアクションをベースにしたものだろう。
主人公がヘッドホンしてたり、聴覚過敏だったりするのも、いくつも先例を思いつく。
でも、既視感が強いアニメなど、世間にはそれこそ山ほどあるわけで、ここまで叩かれる理由にはなり得ない。
少なくとも、「超絶作画パルクール・バトルをメインとする、とある童話を基にしたシンプルなボーイ・ミーツ・ガールSF」という個性は、ちゃんと確立してるわけで、そこはちゃんと評価してあげないといけないと思う。
でも、「パルクール」って題材は、果たして作り手が考えていたほど、キャッチーなものだったのかどうか。
パルクールを題材にしたアニメとしては、いしづかあつこ監督の女性向けアニメ『プリンス・オブ・ストライド』がパッと思いつくが(全話視聴済み。佳作)、どちらかというと、ノリはついこのあいだやってた、内海紘子監督のぶっ飛びスケボーアニメ『SK∞ エスケーエイト』(女性向けだけど、バリクソ面白かった)とか、今やってるアカツキ原作の変態野球アニメ『トライブナイン』のほうに近いかもしれない。まあ、僕らの世代にとってはそれ以前に、パルクールといえば、なんといってもリュック・ベッソン製作の『YAMAKASI』なんだけど(あれもずいぶん「スカした」映画だった)。
ひとつの「敗因」として、このパルクールの漂わせている圧倒的な「陽キャ」感と、「ストリート」感が、オタクをしり込みさせたことは想像に難くない(笑)。陰キャのオタクにとっては、むしろこいつらは間違いなく「仮想敵」だから。
荒木監督はオタ向けの題材じゃないのは十分わかったうえで、一般のもっとストリートに寛容な陽キャ層や、『ヒプノシスマイク』とかにハマってる女性ファン層に期待したんだろうけど、そのへんの層とは今度はジブリっぽいボーイ・ミーツ・ガール感や、俺様感の薄い主人公が噛みあわなかったのかも。いや、よくわかりませんが。
あと、メイン・ビジュアルで使用されてるヒロインのウタの絵が、なんとなく『無限のリヴァイアス』のネーヤっぽい(そういや、キャラ設定や作中での役回りもよく似てる)のが、新海誠っぽい背景の世界観と、多少食い合わせが悪かった気もしないではない。ちなみに、ウタのセーラー服って、「電車にラッピングされてるアイドルのパーツを無作為にコピーした」(パンフの門脇総作監インタビュー)からああなったんだそうだ。観ていても気づかなかった……。
主人公が「女性に免疫のない、変人扱いされてるが根は素直な、超動ける陰キャ」、
ヒロインのほうは「パッパラパーの世間知らずで、超強いが脆いところがある」ってのは、
監督のオリジナル作品である『ギルティクラウン』でも『甲鉄城のカバネリ』でもそうだったので(『進撃の巨人』もそのカテゴリーだし)、明らかに荒木監督の好みなのだろう。
僕個人は、どちらのキャラも嫌いじゃなかったし、そんなに抵抗なく楽しめたのだが、ヒロインがフェリーニの『道』に出てくるジェルソミーナを祖型とした(とはっきりパンフに書いてある)、「無垢なる障碍者」の系譜を敢えて狙って造形されていたのは、しょうじき失敗だったかもしれない。
ここまで「足りてなくて」言葉もしゃべれず、ほぼ動物みたいな行動しかとれないヒロインに感情移入するのは、やっぱりなかなか難しいし、ヒビキがウタを好きになるのも、「言葉を介したイベント」がないままなし崩しに展開していくので、あくまで体感的/感覚的、もしくは運命的なものとしかとらえられず、今一つ観客には共感しづらいところがある。
あと、この厳しい環境下でなお、ひたすらパルクールに現を抜かしてる登場人物全員にとても共感しづらいとか、描かれてるパルクールの動き自体があまりに非現実的すぎて逆に引いちゃったとか、ウタの一部が「ぶくぶく」してるのが見た目としてふつうに気持ち悪いとか、ラストの船外に出るのすら危険な状況で敢えて仲間全員を連れてゆく理由がわからないとか、そもそも川村元気がプロデューサーやってるのがとにかく気に食わないとか、いろいろ「客が食いつかなかったマイナス要因」については考えちゃうのだが、やはり一番ネックになってくるのは、「ウタはヒビキに●●されると●●しちゃうのに、そのヒビキがウタを助けにいくという展開自体が、どう考えてもしっくりこない」って部分じゃないかな、とは思う。
ある意味、出逢ったら死んでしまう天敵中の天敵が、味方づらして追いかけてくるようなものだからねえ(笑)。
しかも、ウタがどう見てもけっこう大変なことになってるのに、「好き」なはずのヒビキがウタの抱えている問題にまったく気づかないところか、敢えて見ないふりしてるようにか見えないのも、視聴していて結構ひっかかったところだ。
ウタはもともと●●なので、別にそうなったところで、言うほど可哀想ってこともないって考え方もあるのかもしれないけど。
なんにせよ、ラストシーンのあの一枚絵(ヒビキに●●が犬みたいに寄り添ってるやつ)は、個人的にはかなり限界突破でダッサイと思っちゃったんだけど、他の人はどうでしょうか?(笑)
後、最大の「がっかり要因」――観た人がこの作品に反発を覚えた理由が、たぶん終わり方なんじゃないかというのは、なんとなくわかる。
とくに、宮崎駿や新海誠を彷彿させる「ボーイ・ミーツ・ガール」の王道で話が始まるぶん、観客のなかにはきっと、「こうなるだろう」「こうなってほしい」というものがあると思うのだが、そこがおそらく満たされないまま、この物語は終わってしまう。
逆に、「あの童話」が祖型なのは途中からは思い切り強調されるようになるので、観客にとっては「オチが読めてしまう」うえに、「ホントに予測したまんまのオチでひねりなく終わってしまってがっかり」ってのもあるかもしれない。
コロナやらウクライナ戦争やらで、しんそこ心の疲れきった今の日本人にとって、この手のエンディングは必ずしも望んでいなかったものではなかった、っていうのも、きっとあるだろう。
そりゃ作り手としては、大地丙太郎が『ナースエンジェルりりかSOS』や『今、そこにいる僕』を最初から「●●」として企画していたのと同じで、最初から●●がやりたくてわざわざ撮ったんだから、ラストが●●だからといって何が悪いんだって話なんだろうけどね。
まあ、強いて言えば時期が悪い。時代が悪い。
みんなが「なろう」に安易な癒しを求めているような「1憶総おつかれ時代」に、この手のお話は必ずしも求められていなかった。そういうことではないか。
でも、僕はこの映画を観て、充分に楽しかった。
崩壊した東京という設定を逆手にとって、作り手はここに「永遠の遊び場」を作り出したのだ。
(パンフを読むと、作り手は、本作の東京を「廃墟にして楽園」と位置付けている。)
ここでパルクールに興じる若者たちは、「令洋」という「秘密基地」に籠城して、いつまでも続く遊びの時間にとどまることを選択した、永遠の子どもたちだ。
子どもたちは、日夜「戦利品」を賭けて、遊び続ける。
仕事もしないで遊んでいるのではない。仕事として真剣に遊んでいる。
「パルクール」は、崩壊した世界からのある種の逃避ではあるかもしれないが、彼らにとっては、この荒廃した世界を「遊び場」として、「遊び続ける」こと自体が、最大のレジスタンスなのだ。
それにこのラストだって、そう叩いたものじゃないと思う。
ある種のインターフェイズとして存在したウタが知った「人間の心」を、「バブル」全体が分かち合うことで、きっとこの世界は変わってゆく。『エウレカ』で、大地と人間が新たな共生の関係を築き上げたように。
ここで描かれているのは、分断した世界における、「和解」を探るひとつの在り方だ。
「相手の立場になって」「相手と同じ姿で」「一緒の時間を過ごす」こと。
そこを起点にすれば、きっと、破壊と大量死を伴った悲劇の当事者間であっても、「交流」は生まれ得るし、「和解」も導かれ得る。
作り手たちが呈示しているのは、そういう「希望」のかたちだ。
レイトショーが終わって帰ろうとしていたら、斜め前に座っていたいかにもチー牛然としたガリ眼鏡のオタク青年ふたり組が、「いやああ、凄いのきましたねえ」「映画ってやっぱりこうじゃなくっちゃ!」と、かなり熱量高めに感想戦を語りはじめて、ほっこりした。
なんだ、こういう客だって、ちゃんといるんだな、っていう。
届く人には、届く。 届かない人には、届かない。
創作ってのは、結局はそういうものだ。
荒木監督もここでへこたれず、捲土重来でまた次に向けてぜひ頑張ってほしい。
圧倒的な駄作
シナリオ、キャラデザ、感情移入できない世界的、演出、声優全てにおいて最高峰の駄作に感じた。
面白い部分を探す事もできなかった。
本当にお金をかけてこんな作品を作りたかったのか、担当者に聞いてみたい。
パルクール
映像はお金をかけた鋼鉄のカバネリって感じです。
パルクールを全面に出したアニメって記憶にないのでアクションやカットの見せ方が新鮮に感じました。
基本は普通のアニメなんですが、極たまに2Dの一枚絵のような高クオリティな作画になってるのは何なんでしょうね?
酷評される程悪くはなかった
ここでのレビューが散々だったので期待せずに見に行ったが前評判より悪くなく結構楽しめた。
唯家のテレビやスマホではなく映画館のスクリーンと音響でこそ魅力を発揮する作品だと思う。
終盤の締め方とかフワフワしていて謎が解けないとか不満はあるしとにかく王道ストーリーだから先が予測できちゃうんだけど、絵と音楽の良さで不思議と勢いに乗れてしまう感じ。
ネトフリで先に配信していたらしいけど映画公開後にした方が良かったんじゃないかな…。
現代版『人魚姫』を創った意図とは?
この作品を観て、イのイチに思い出したのが『プリンス・オブ・ストライド・オルタナティブ』というアニメ(メディアミックス作品)です。
通称〝プリスト〟は、パルクールというスポーツを駅伝とミックスした架空のスポーツで競い合うオリジナルアニメで、本作の絵面的にはこの作品とほとんど同じですw
違う点は、プリストは自然環境に何ら非現実的な部分はないのですが、この作品は無重力?或いは重力が弱い部分のある所?で、まるで月面上のソレみたいなアクロバットが可能な事でしょうか。
さて内容の方ですが、良かった点は何はさて置きまず『ビジュアルの鮮やかさ』に尽きるでしょう。
とにかく絵の色の綺麗さは抜群で、ビジュアルだけでも芸術的な域に達していると思います。
ソレは何となく『君の名は。』を彷彿とし、川村元気氏が企画し関わってるだけの事はあるんだなと思う次第です。
ただ、ナゼかキャラのクローズアップ・印象的なシーンで作画の気合の入り方が違ってて、まるで『オトメイト』的作画になっちゃったりしてます。
ソレはソレで綺麗なのですが、ナゼそうしたのかの意図は正直解りません。
ストーリーの方は、こりゃ一体何だ?と思わされる世界観の設定で、正直この世界が何なのかが自分にはあまり理解出来ませんでした。
ただ断片的には、割とウケの良さげな展開やギャグシーンなど話の捏ね繰り加減で、雰囲気だけは良いモノを出しています。
従ってストーリーを理解すると言うより、個別のシーン・場面を切り抜いて観て楽しむ、という視聴になってしまいました。
登場キャラに何だか『総北高校自転車競技部』のサイクルジャージ着てるのがいるなぁ、とか、障害物をヒラヒラとかわしながら、人間業とは思えない跳躍力や身体能力で空間を走破していく様を、立体機動装置ナシで飛び回る『調査兵団』みたいだなぁ、とか、そんな他所の作品のイメージがチラチラ脳裏に現れてきます。
無鉄砲にも高台から飛び降りる様は『ガルガンティア』のエイミーだったり、『未来少年コナン』にあった、あの印象的な名シーンが出てきたり、クライマックスのシーンは『Planetarian』のソレっぽかったりと、意図的ではないにしろ、コレまでの色んな作品のイイトコ取りした様な印象を受けました。
それにしても、世界設定があまりに強引すぎで、観ていて首都圏以外の自分の住む九州はどうなってるの? みたいな、その他どうでも良い筈の疑問が常にまとわりついたりと、ナカナカ集中できにくい内容です。
虚淵玄氏も川村氏の強引な企画にだいぶ苦労させられたのでは?と勘ぐる程ですが、実は言い出しっぺは監督の荒木哲郎氏の様ですね、川村氏は共犯w と言いますか‥‥
その辺『サカサマのパテマ』の方が自分的には解りやすかったし、ノイズも少なかったです。
そんな訳で、観た感じは最高のビジュアルだけど、内容は現代版『人魚姫』でありつつもイマイチ何だかよく解らない、ストーリー完成度が不足している様に思えました。
すかいらぶはりけーん!
失礼、
フザけたタイトルつけちゃいましたが、とても面白かったです。
久々に予告編で面白そうだと思って観に行った作品だが気懸かりな点も有った。
先ず絵柄がいまいち受け付けないのと、どうも評価が低い点だ。
まあ絵柄は観ているうちに慣れてくるのでそれ程問題じゃない。
そして評価が低い点だがそれも理解は出来る。
自分も鑑賞中疑問が幾つも浮かんだが、鑑賞後もそのモヤモヤは全く解消されない。
そこが気になる人はまず乗れないだろう。
しかし以前も似た様な事を書いたが、納得出来る事と面白いと思う事は全く別な事だ。そしてこの映画は確実に面白い。
この映画で描かれる謎の現象もヒロインの謎もこの作品では舞台装置でしかない。
この映画は「YAMAKASI!」や「アルティメット」、「ランナーゲーム」と同列の作品なのだ。
この映画でなぜパルクール?という疑問はカンフー映画でなぜカンフーで闘うの?と言うのと同じくらい野暮だ。
そうと割り切ってしまえばこの映画は最高に楽しめる。
この作品は青春物の王道であるBOY MEETS GIRLであり、崩壊した東京で繰り広げられるパルクールアクション映画なのだ。
それだけでワクワクするじゃないか。
もし自分が運動神経抜群で目の前に崩壊した東京が有ったら、パルクールで駆け抜けてみたいと思はないか?俺は思うぞ。おまけに水没してるので落ちても安心。
映画ではそんなワクワクを軽く超える映像体験をさせてくれる。
最近のアニメの主流は日常系や異世界物だと思うし、自分もそれらの作品が嫌いではない。
が、アニメは動いてナンボだろ!
と、云わんばかりにアニメという娯楽の原点を突き詰めた演出をこの作品は見せてくれる。中盤以降に至っては舞台の崩壊がどんどん進み背景までアクションしてる!
流石は「進撃の巨人」の荒木哲郎監督。
立体機動装置なんか無くてもボディアクションでここまで魅せるアニメは作れるのだ。
確かに現在のCG技術ならば映像化不可能なんて作品はまず無いだろう。
この作品だって実写で出来ない事は無いかも知れない。そういう意味ではアニメの存在意義はもはや限界まで薄れて来ているとも思う。
だが、じゃあ実写でこれが出来るか?!
と言わんばかりの、まさにアニメーターの心意気というものをこの作品は見せてくれたと思う。
荒木哲郎監督、信じていい漢だ。
この映画はNETFLIXでも観れるらしいが、是非劇場で観て貰いたい。
その価値は充分に有る。
オススメ。
想像力が掻き立てられる!
試写会で観て面白かったし、確認したい点もあったので、再度劇場で鑑賞♪
Netflixで観ても良かったかも…だけど、この作品はスクリーンの方が絶対イイ!!
やっぱり2度目も面白くて、改めてお金払って観る価値あった♡
なんなら、もぉ1回観ようかと思ってる。
確かに、説明足りないトコとかあるけど、そもそも全部説明必要かなぁ?
足りない部分は、妄想するのも楽しみだと思ってる。
なんだかなぁって感じ
ネット上での評判がよろしくないことを承知の上で、キャラデザやPVに惹かれ映画を見ることにした。かなりハードルを下げて行ったつもりだったが、まさかそのハードルを下回るとは……。
映像はとても綺麗で、音楽にも臨場感がある。「素人に声優をやらせてるから棒読みすぎる!」と言っている人もいるが、自分はそこまで気にならなかった。クライマックスのシーンでの主人公の演技にはかなりの迫力があった。
主人公はカッコよくてヒロインは可愛い、映像音楽共によし、演技もよし……ただストーリーが控えめに言ってめちゃくちゃつまらない。スポーツ系、バトル系、恋愛系、感動系と様々なジャンルを取り込もうとした結果その全てに失敗した感じ。
「ほら、ここが爽快なスポーツのシーンで、ここが胸アツシーンだぞ!ここが胸きゅんシーンだ!ラストはこうしておけば感動するんだろ?どうだ!どうだ!」みたいな感じでどんどんと詰め込まれるかのような感覚。その結果感動もしなければキュンとすることも無く、爽快感を味わうことも無いまま、ただ映像を眺めるだけ。一体何がどうなってこうなるのか、という話の流れや繋がりが全く分からないまま話が進んで言ってしまうため、ものすごいペラペラなストーリーとしか受け取ることが出来ない。物語の途中で、「それはなんでなの?そこはおかしくない?誰だこいつ。なんでこうなってんの?」と思う場面が多々あるのにも関わらず、それらが解決されないまま話が展開されていくため、全くと言っていいほど集中ができない。映画を見た直後にも関わらず、主人公とヒロイン以外のキャラクターの名前をもう覚えていないレベルで集中できなかった。
見ている側としては全然ストーリーに入り込めていないのに、キャラクター達が泣いたり叫んだり喜んだりしているのを見ても滑稽にしか見えない。どこかオーバーリアクションに見えて、恥ずかしささえ感じた。
映画を見終えて、考えれば考えるほどに意味がわからなくなり、矛盾や違和感に気がつくようになる。
可愛い(かっこいい)キャラクターや綺麗な映像を目当てに映画館に行くなら非常におすすめ。まじでウタは可愛かった。でも、それを全部なしにしてしまうくらいのペラペラストーリーであることには注意した方がいいと思う。
飛躍感に心躍る
評価の低さにあまり期待せずに見たけれど、
主人公二人の飛躍シーンに胸が熱くなり、込み上げてくる物がありました。
ちょっとギルティクラウンを思い出したり、既視感のある設定はありますが、良作だと思います。
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