「ボーイミーツガール?な良作」バブル ヌッタマッタさんの映画レビュー(感想・評価)
ボーイミーツガール?な良作
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人魚姫をベースに、ナウシカとクトゥルーと青春を混ぜ混んだ怪作です。
地球外から泡のような生命なのか情報体なのかよく分からないものが、人間と出会って心というものを知るという話です。
主人公のヒビキは王子、ヒロインのウタは人魚姫、母体の泡は人魚の王という役割。
バトルパルクールのアクションがとてもカッコいいし、主人公とヒロインのシンクロも心が通じていて、作中にあったお互いに会ったから本当の自分になったという発言を上手く補強出来ていると思います。
ヒロインが泡を出して遊んでるシーンもクライマックスの母体の泡に心を伝えるシーンに繋がるし、泡の形も人との思い出が想起されてとてもいい。
サブキャラも中々キャラが立っていて、世界観を知るのに役に立ってます。
葬儀屋?のもつ謎の推進力ブーツも良いし、
何より見た目も良いですね。
ナウシカの漫画の土鬼皇みたいで、そのせいで母体泡も王蟲に見えて何となく言いたいことが分かりました。
そしてラストのあのシーン。
ヒロインが泡に還り、主人公が泡を集めるところは本当に哀れで、悲しい。
観て良かった作品だと思います。
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