「パルクールアクションはよかったが、設定が消化不良っぽい」バブル トダー・オートマタさんの映画レビュー(感想・評価)
パルクールアクションはよかったが、設定が消化不良っぽい
本作は「バブル」によって重力が崩壊した東京で
外の社会で適合できなかった若者たちが
パルクールで物資を取り合って生計を立てているという
コミュニティを作って生活をしているという設定だが
チームのなかには動画配信をしてスポンサーがいるとか
細かいところが気になる部分が多い
バブルとはなんだったのか
ヒロインのウタが
なぜ人の形になることができて
そして、ヒビキだけに触れると泡になるということについても
よくわからないままストーリーが進んで終わっていった
ボーイミーツガール+パルクールアクション+ディストピア
を融合させようとして、うまく融合しきれなかったイメージが強い
今回の芸能人が声優をすることについては
ヒビキもウタも設定的にあまりセリフがなかったので
演技に問題があっても気にならなかったし
広瀬アリスの役も個人的にとくに問題はなかったと思う
主人公ヒビキも社会からはじき出された若者として描かれているが
ほかのパルクールのメンバーもそんな感じがするが
あまり細かいところはわからないまま終わっていく
もちろん、設定は考えられていると思うが
バブルについてもよくわからないまま
終わっていったので、そこに引っかかる人は評価は低めかもしれない
パルクールアクションはすごくよかったと思う
ちなみにウタになる前のバブルの動きが
なんかスライムっぽかったことが気になった
余談ですが、来場者特典のメッセージカードに
ウタ役の人がエンドロールを最後まで観るようにというメッセージがあって
「エンドロール後に何か、おまけ映像みたいなのがあるのかな?」
と勝手に勘違いして特になにもなくて驚いちゃったんですよね