「映画館で見ると悪くない(と思う)」バブル ひろちゃん千葉さんの映画レビュー（感想・評価）
映画館で見ると悪くない(と思う)
先行配信のネトフリ視聴組の評価が悪い。
だが予想通り映画館で見たら映像も音響も最高だった。TVやパソコンで見たらダメな奴だなこの映画は。
今期これほど映像も動きも素晴らしい映画は無かった。圧倒的と言っていい。
内容的にはボーイミーツガールの恋愛物。
そして内向的な主人公が彼女と出会う事で徐々に心を開き、チームに溶け込み事を成す成長と友情物語。
全体として悪くはないが良くもない。言ってしまえばそれまでって作品。あと設定の作り込みが良くない。だからどうでも良いレベルの謎が多い。何故彼らは命懸けで危険なパルクールの勝負にハマるのか、とか。
それともうちょっと主人公二人の深掘りや関係性が深くなるエピソードもあった方が良かった。
それと謎のバブルとその目的は何なのか。
疑問やネタを全部回収しろとは言わないが
もっと分かりやすくないと視聴者が置いていかれる。設定は設定だから無条件に受け入れろは
あまり良くない方法。
重力の弱い所でのパルクールの素晴らしい動き
が良すぎてストーリーが二の次になっている印象すらある。
映像と音響、音楽も良いだけに少し惜しい作品。
見て損は無いがストーリーに大きな期待は持たない事。
ほー、映画館で観ると印象が変わるのですね。…惜しい事した。
数多の疑問がスルー出来ずに難儀しました。レビューにほぼ同感です。
小説が取説のようなコメントもあって、昨今はそんな手法もまかり通るのかと驚いております。
コメントありがとうございます。 コメントへの返信はできないようだったので、こちらにコメントしますね。
この作品は、原作モノの映画化ではなくて、映画製作が先で、公開に間に合うように小説化もされたパターンの作品です。 映画製作者たちの思いや意図をしっかりと受け止めて、また映画で描き切れていない設定の部分もフォローして描かれているので、これ以上ない映画の解説文になっているわけです。
なので、素晴らしい原作モノが映画になってがっかりさせられることがよくありますが、この作品は、小説を先に読むことで、映像の美しさや、スピード感、根底にある設定の素晴らしさなどを余すところなく楽しめたように感じました。
もちろん、映画オリジナル作品なので、映画だけで楽しめないのはどうかなぁ、とは思いますけど、作品を低評価で終わらせるにはもったいない気がします。
映画→小説の順番でも楽しめるかもしれませんよ。
