「42の意味」スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース きーとろさんの映画レビュー(感想・評価)
42の意味
前作の視聴は必須と思います。前作でも映像表現の素晴らしさに感動したのをよく覚えています。
本作は前作以上に凄まじい映像がこれでもかと押し寄せてきました。アクションシーンは目まぐるしくてついていけないほど。いつかじっくり見直したい。
アート作品を次々と見ているような感覚になる時もありました。映像を見ているだけでとても楽しめます。
スパイダーバースは演出の仕方から見ても原作コミックの色が強いのでしょうか?私は原作は読んだことがないのですが、読んでいればより楽しめるのかなと思いました。
実写スパイダーマン関連作品ファンへのサプライズもいくつかありました。こういうの嬉しいですね。
アクションは激しく、マイルズとグウェンの会話や家族との交流の場面ではゆったり静かに、映像のメリハリがとても効いていました。
ただ、今回はマイルズとグウェンのダブル主人公で、2人とも同様に家族との確執と和解を描いているので、少しくどいような気もしました。この家族との関係性もスパイダーズのお約束ということですかね。
スパイダーソサエティに行くまでは物語の準備段階という感じで、展開スピードが遅いと感じる人もいるかも。
カノンイベント?が起こらなければその世界が崩壊する、というのは正直よくわかりませんでした。スパイダーの運命と世界の運命がリンクしている…?
みんなマスクしてる時でも表情が豊かでかわいい。今回初出のスパイダーもキャラが立っていておもしろい。特にスパイダーパンクことホービーはギャップもあって、いいキャラしてました。あとはヴィランのスポット。最初は軽くやられる奴かと思ってたらとんでもないことに…。見た目も言動も個性的で、憎めません。
前作の42にこんな意味があるとは…。
終盤は驚きの展開!しかもいいところで終わる〜!
楽しみだけどこのまま1年待つのか…という気持ちになりました笑
前作のキャラがほとんど登場しなかった点は残念でした。ノワールが好きなのです。次回作での活躍に期待したい!
映像はさることながら、それに合わさる音楽も素敵でした。今回は字幕で観ましたが、吹き替えも良さそうなので観てみたいです。