百花のレビュー・感想・評価
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認知症を絵空事で文学的に幻想的に描いたら、こんな感じといった印象。...
認知症を絵空事で文学的に幻想的に描いたら、こんな感じといった印象。現実はこんなやわではない。悲しい事件がところどころに起きている。でも、これを母は私のことを決して忘れないよう祈りながら泣きながら見ていた。
ただ‼️ただ‼️菅田将暉に泣かされた‼️❓ただ‼️それだけ‼️❓
申し訳ないけど、脚本はとてもお粗末です。
何を伝えたいのか、伝えるものがあるのか。
震災を使いながら、それへの、被害者への畏敬の念もない。
あれですよ、琵琶湖の花火は綺麗ですよ。
シングルマザーですか、シングルマザーへのリスペクトもない。
ナイナイ尽くしです。
アルツハイマーに対する問題意識も希薄です。
でもね、この映画が成り立つのは、菅田将暉それだけです。
セリフを吐くのでは無く、その人として今話している、そのものとして、こんな感じがするのは、そう、高倉健以来でしょうか、彼は既にその域に到達しているのです。
長澤まさみも永瀬正敏も少しだけです。
ただ、今世紀最高の役者、菅田将暉の演技を観るためだけに、是非。
全体を通して浅い
多くを語らず映像と背景や叙述で表現しようという事なんでしょうけど、それぞれの心情描写が浅く劇的なエピソードにも欠けるので、それで?それから?だから?と問いかけたくなってしまう作品でした。
私的には合わない作品だったようです。アクターは好みなので残念です。
81
実際に介護に入ったら違うのでしょうが
どれだけショックか想像でしかないから?この母子の関係性が薄いから?感情移入してお涙までは無かったです。ただ何だか切ないですね。
原田美枝子さんが過去現在と頑張ってらした😄
シルエット描写の美しさと、認知機能の低下を表現した映像の恐ろしさが印象的な一作
本作の監督で、原作者でもある川村元気は、これが劇場公開長編映画とは思えない手腕を発揮しています。前半部では百合子(原田美枝子)の認知機能が低下していく過程を、後半では百合子が口にする「半分の花火」という言葉の意味を探る物語が展開していきますが、原作者の強みか、要所を的確に押さえていて、中だるみを感じさせることなく物語を引っ張っていきます。
本作では恐らく意図的に登場人物がシルエットになるように撮影されており、その表情は時としてうかがい知ることができません。それだけに、和泉(菅田将暉)が、特に母親に対してどのような感情を抱いているのか、百合子の意識が今どこにあるのかが一つの謎となっています。そして人物がシルエットとなることで、背後の情景の美しさが印象的に際立っており、「光と影の対比」が本作全体の映像的特徴となっています。
百合子の認知能力が低下していく過程を示す映像は、映像を観る側の感覚を利用した実に巧みな仕掛けが施されており、記憶の整合性がとれなくなるのはどういうことなのか、その一端を垣間見させてくれて、それほど派手な演出ではないものの、背筋が寒くなる感覚を覚えることは間違いありません。映し出された映像の信頼性が揺らぎ、それが自らの認識の不安定感に繋がる、という手法は、明らかに『ファーザー』(2020)などを踏まえていると思われますが、それらを見事に消化して、本作独自の映像世界として提示しています。
ポスターにも用いられている印象的な黄色は、文字通り本作のキーカラーとなっていて、どこに黄色が用いられているのかを意識しながら観ても面白い作品となっています。良質なドラマ、というだけでなく、映像技術、カラーコントロールの観点からも非常に見所の多い作品でした!
案外もどかしい映画でした
始まってから全てがもどかしい・・・・
全体的にカットが長すぎるし、重複している
3週回ったのはビックリした
映画でこの内容は薄すぎませんか
原田さんのシーンが多すぎて、菅田さんの演技らしい演技は終盤に少し合った程度
いい役者さんが沢山出ているのにもったいない感じ
ちょっと期待し過ぎたかな・・・・
「完璧な母親など居ない」だったかな長澤まさみのセリフ。 とても心...
「完璧な母親など居ない」だったかな長澤まさみのセリフ。 とても心に響いた。 母親に「どうして置いていった」と聞く優しいさ、2回目聞く時「どうして捨てた」と投げかける。俺は1回目からだった。一年間だが地震がなければもっと長かったはず。なんとも自分を見ているようだった。俺の母親は一度も謝らなかったなぁ〜
黒澤明だけでなく
田中絹代、杉村春子、音羽信子も笑っていると思う。まず、原田さんがよくこの映画にお付き合いされたと思う。大地の子守唄のおりんが素晴らしく、本日見に行ったが、なんの感情移入もできないできだった。「恍惚の人」「花いちもんめ」にほど遠く。なぜ山田洋次さんがこの作品を勧めたのか、とても疑問だった。監督は東宝のプロデューサーのようだが、20年、30年撮れない監督もいるわけで、その方たちにこのクオリティじゃ、とても失礼だと思った。東宝という名前の笠を着て自分のわがままを通すのはもうそろそろやめた方が良いと作品を見て感じた。
世代によって観た感想は全然違う作品だと思う
最初から最後まで静かな展開とたった一人の家族、かって捨てられたとは言え実母の認知症という重いテーマだから役者の演技力が重要な作品だったけど、それを原田美枝子さんの見事な演技力でつまらないかもと思った自分の気持ちをかき消してくれた。
辛いですね
若年性アルツハイマーは辛いですね。記憶は曖昧だけど、体は若いから色んな問題を引き起こしてしまいますからね。見ていて辛いですね。原田美枝子さんは恐らく20代後半から70代くらいまでの役をこなされて、各年代に違和感が無いのが凄いですね。びっくりです。
思わせぶりな映画だ。本当の感動はない。
全く観ようとも考えなかった映画だが、新聞の映画評を読んで見る気になった。いつものように、提灯記事だ。
いかにも、名作映画のような雰囲気を漂わせているが、中身はほとんどない。思わせぶりだけだ。観客にそうだろうと思わせるには、十分な情報を与えなくてはならない。例えば、シングルマザーならその理由はなにか。離婚、死亡、不倫が考えられるが、何の情報もない。何で唐突に神戸へ行ってしまうのか。神戸大震災で相手の男はどうなったのか。
過去と現在が入り交じり、おまけに痴呆による妄想も加わる。まぁ、映画製作で有名な人らしいけど、出来はなんとか合格点を貰えたってところだ。
原田美枝子は私が高校生の時にデビューした1、2歳年下の俳優さんだ。認知症になってもおかしくない歳になってしまったのかと、ちょっと首筋が青くなった。
「忘れる」とは、、、
「忘れる」って何か。考えさせるれる。
認知症の家族が身近にいるととても切ない。
認知症の表現が良かったと思います。単に忘れてしまうということではなく、何かを繰り返してしまう、誤認や勘違いと、認知症の人目線があった。
ネタバレになりそうなので曖昧な表現となりますが、忘れていく母親とにイライラしてしまう。自分は、忘れたいことは忘れられない。
しかし本当は、、、半分の花火とは、、、と、最後の方が染みる。
そういうことか、、、とうるっと来た。
この辺りの、感情のぶつかりみたいなものが良かった。さすが菅田将暉。長澤まさみの完全脇役も良かった。
ちなみに、「父親を知らない」ってことは子供の頃からシングルマザーってことですよね?母親として当たり前と思われるとはいえ、一人の人間なので、、、それでもあれだけの楽しい思い出があるのであれば、、不倫を全否定出来ない。
長回しやループが多く、また、過去と現在のクロスなどがとても上手い。混乱しないで物語を理解しやすかった。私の好きな映画っぽい映画。
万人受けしないかもしれないけど、良い映画でした。
認知症の症状って本当にこんな?
前半の母ちゃんの行動。アルツハイマーってこんなにぐちゃぐちゃになるの?2階から階段で上に登るとまた2階、同じ行動をして上に登るとまた2階。スーパーでも同じ行動を繰り返すので、カゴの中は玉子だらけ。さらに幻の人を見つけて追いかける。マジ?
息子の泉は、子供の頃、一年程、母ちゃんに捨てられていた。その事をずっと忘れられないでいた。そりゃ分かる。母ちゃんは彼氏が神戸の大震災で亡くなって(多分)帰ってきたんだけど、その間、泉はどうやって暮らしていたんだろう?そもそも父親の話は一切なく謎のまま。
そして半分の花火。これは観る前に想像していたのと違う花火かと思ったら、正解だった。それにしても母ちゃん、全ての記憶が半分なのね。だから、観てる俺には全部中途半端にしか見えなかった。泉の妻の香織は長澤まさみが演じていたけど、なんだか菅田将暉との夫婦役はハマってなかったな。やっぱり彼女は主役級の役でないと強すぎる気がした。
あまり好きではない、過去と現在の行ったり来たりの繰り返し。ずっとモヤモヤしっぱなしで、とても残念でした。
泣けないんだー
ピアノ曲とかカメラ割とか
いろいろな暗示が
隠れてんだろうなと
面白さを感じました。
でもストーリーが
想像と違ったので、
途中からは気持ち入って来ず
鑑賞後感としては
なんかモヤモヤ
その割り切れない感覚が
狙いなのかもですが
「記憶」
私はこの映画を見る前は最後に綺麗なラストがあり、号泣出来ると思っていた。しかし、人間模様、記憶のとてつもないリアルさがあり泣けるというより勉強させられた。
記憶は時に忘れられないものになり、ある時は直ぐに忘れてしまう。自分にとっては大切な記憶でも相手にとっては何でもない薄れた記憶かもしれない。そんな二人の記憶の対比がリアルに描かれていた。
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