「ちょっとフランス映画のような艶っぽさがある」百花 mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとフランス映画のような艶っぽさがある
原田美枝子ってやっぱりいいな~って思う。
今回の映画は、認知症をテーマにしたものだったが、ちょっとフランス映画のような艶っぽさもあり、品のいい映画だった。
監督は、初らしいけど、ちょうど「ゆれる」(西川美和監督)を見た衝撃に似ている。上質ないい映画でした。
内容的には、母親に対する思いっていうのが個人的に完了していない部分を思い出させてくれました。自分にはどこか母親を遠ざけているところがあったのかも、と。
そんなこんなを見ながら感じながらラストは映画的なスペクタクルを迎える。ちょっとご都合主義的な気もするけど、しっかり腑に落ちて泣いてしまった。
母ものは、やばいね。
うまい監督で、次回作はどんなのを作るか楽しみ。
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