「だけど私は後悔してない」百花 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
だけど私は後悔してない
本編からは離れた位置に置かれてたが、KOEの存在がこの作品に(もしくは、生き方に?)一つの波紋を投じてるかのように感じた。
忘れる機能を付ければよかったのかなあ?……
どんなに詰め込んでも忘れる事の無いAI。
忘れる事、または忘れたフリをする事、そんな合理性に欠ける事象をAIは持ち得るだろうか?
許す、と云う事も出来るだろうか?
人間ならではの、感情に突き動かされた上での行為に感じられた。
捨てられたと感じる悲しみ。忘れられてしまった諦め。忘れていた事を思い出した憤り。
負の感情ばかりの様だけど、一緒に居る事で包括する温かさも在る。
スッキリとしない切なさが募っていくけど、どこか温かみも感じる作品。
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