「なかなか皆さん手厳しい。」百花 masayasamaさんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか皆さん手厳しい。
原作未読です。
まずは技術的な話から。
これだけの量の原田さんの若作り顔修正は気が遠くなる作業だったろう、どのカットもカメラか役者が動いてるし。関係者の皆様お疲れ様でした。
カメラは殆どハンディ?ステディカム?長回しで
回り込むカットが多くしかも合成絡みが多い。凄く綿密な撮影設計におどろきました。
地震のシーンのカメラワーク、合成、セットもシームレスで非常にリアル。あと認知症、アルツハイマーの映像表現が卓越していた。私の父もアルツだったが、グルグル同じ事繰り返す感じや、突然思考がジャンプする感じ違和感なかったです。おそらく頭の中こんな状況なんじゃないかな。
現場では監督と主役2人ぶつかったようだけど役者の皆さんも気合い入ってたって事だと思う、隙がなかった。
私は説明的じゃない映画が好きです。
出来るだけ映像で伝えようとする姿勢と技術に拍手したいと思いました。
ただその分、盛り上げる部分を明解にしてあげる必要性と、そのための助走の重要さを感じました。あのシーンがもう少し盛り上がれば、泣ければ、、星あと一個半付けたと思います。
コメントする