ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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バイオレンス・任侠・アクション
岡田准一と原田眞人監督が、これまでの時代劇から、ヤクザの世界を舞台にして、3度目のタッグを組んだバイオレンス・アクション。刀から拳銃に持ち換えて、血しぶき飛び散る激しいアクションは、岡田自身が演出しただけあり、彼自身の良さを存分に映し出している。
警官だった時に大切な人が殺され、自分の非力さに絶望しながらも、その復讐を果たすことだけに生きてきた兼高。その凶暴さから、警察の潜入捜査官としてヤクザの組員となることを強いられる。そして、警察内部の極秘資料を持つ、ヤクザ組織のトップ・十朱から、それを奪う命を受ける。
十朱からの信頼を勝ち得る為に、組織のサイコパスな若きヤクザ・室岡とバディを組んで、立ちはだかるヤクザを次々に蹴散らし、時に命をはって十朱を守ることで、組織のトップに伸し上がっていく。そして、とうとう十朱の秘書を任されるのだが、そこで潜入捜査官としての素性がほころび始める。
主演の岡田准一のアクションはもう一級品。小さな体ながら、スタント無しで、自分自身で演じる姿は、日本のトム・クルーズ。英語を学んで、真田広之の後を継いで、ハリウッドに進出して欲しい俳優だ。そして今回、岡田のバディー役となった坂口健太郎も、これまでの優しく、草食系的な役柄を払拭し、狂気を内に秘めたサイコパスなヤクザを演じている。そんな彼の新たな魅力を引き出したのも、岡田なのだろうと思う。
実は昨日『沈黙のパレード』も劇場鑑賞したのだが、北村一輝、酒向芳、村上淳の3人の役者が被って出演していた。面白いのが、一方は刑事だったのが、本作では体中に入れ墨したヤクザ、一方はうだつの上がらない被害者のオヤジだったのが、闇を相手にする警察幹部と全く正反対の役柄を演じていた。しかし、どちらもその役柄に、違和感を感じさせない演技をしていたのは、流石である。
また、ヤクザのトップ・十朱役をギタリストのMIYAVIが演じていたが、ヤクザのトップらしい堂々とした凄味と立ち居振る舞いは、なかなかの演技力だと感心した。女優陣としては、松岡美優や大竹しのぶが、こちらもヤクザを相手にする肝の据わった女を演じている。
同じく岡田主演の『ファブル』とは、ひと味もふた味も違い、おふざけは一切なし。終始、痛く、苦しく、不穏な空気観が漂うシリアスな内容が続く作品。やや、抗争している組織の関係性が、説明的になっており、全てを理解するには難しく、そこが今ひとつ入り込めなかったが、現代的な任侠作品と言えるだろう。
やはり、岡田くんのアクションは鉄板!
マジか‼️❓ガチ凄いやつ‼️❓人間ドツク‼️❓ホツトドツグ‼️❓悪夢見そう‼️❓
岡田准一のアクションのみ期待してたら、とんでもないシリアス路線。
スケールがゴツトファーザーとFBIの対決レベル、韓国の戦争レベル、無惨、残忍、悲惨、凄惨、残酷、筆舌尽くしがたい、怒涛の場面ばかり、とても正視できない吐きそうになるほどのリアルガチ。
復讐とか、皆殺しとか、案外と、腑に落ちる面も、多々ある。
被害者遺族だけで無く、加害者家族の視点も斬新だ。
松岡茉優は、ヤクザの女としては、最初は違和感でしたが、どんでん返しから、なるほどと感じました。
坂口健太郎も、爽やかすぎて、最初は、これも違和感でしたが、死刑囚の遺族なら、アリなのかなとも思う。
日本が舞台なら、現時点ではあり得ないけど、いずれ移民を受け入れて、中国とか東南アジアとか国際的になるとこんなになる恐怖もあるのかしら。
ところで、女の殺し屋が超怖いです。
無茶苦茶えげつない映画が好きなら🎞🎬是非。
中盤まで話が分かりづらい
白の背景に白の字幕じゃ読めないよー(>_<)
たいしたもんだ
期待をしてなかった分、想像以上に楽しめました
2時間18分の作品ですが、中だるみすることなく、最後まで楽しく見ることができました。
特にラスト30分は様々な人間ドラマが着地点に向けて動き出し、ドキドキの連続でした!(◎_◎;)
大竹しのぶさんを筆頭に、まさに「現代の必殺仕事人」の風情です
ヤクザ映画の痛いシーンはあるのですが、比較的ライトに抑えられてるので、この手の映画が苦手な方でも大丈夫かなと思います
警察のヤクザ潜入もの、これまでに多くの名作がありましたが、この作品も私の中では仲間入りをしました
ただ、この映画、二つ残念だったことが…
一つ目
セリフが聞きにくかったこと
ヤクザ映画特有のドスの効かせて、独特の単語を使っているせいか、序盤特に何を言ってるのか、分からないところがありました。
良い映画であったので、もう少しなんとかできなかったかなあと、少し残念に思いました
二つ目
字幕が白背景に白地で分からなかったこと
これはだいぶ残念でした
よって星一つ減らしました…
岡田准一にはB級でないアクションの場を
ザ・レイド日本版的な
セリフが聞きとれない!(酷すぎ)
予告のセンスの悪さに相反して、観てみたら全体的なテイストは意外と好きでした。
舞台(ロケハン)も旧来のヤクザ物と違い、独特なものがあり良いと思う。
でも他の方も指摘してますが、演者のセリフがくぐもっていてさっぱり聞きとれない。警察側のボスの滑舌の悪さ(酷すぎる)に始まり、観ていて腹が立つほど。円盤かサブスクの字幕ありでないと無理だわこれ。映画会社も監督もなんでOKしたのか、神経を疑う。
岡田はこの監督としょっちゅう組むけど、「関ヶ原」「燃えよ剣」はつまらなかったし、もうやめたほうがいいと思う。
あと「ファブル」の時も思ったけど、体のバキバキ度が足りないんだよなぁ。身長が足りない分、もう少しね、ヤバいくらい絞ってバキバキしてほしい。
スピード感がたまらない
サイコパス室岡は寂しがり屋さん
岡田准一氏のバトルセンス又はアクションデザインは文句の付け所なく大胆且つ勇ましかったし艶やかだ。坂口さんも素晴らしかったです。
ただ、初見で楽しもうと前情報を持たず鑑賞したが失敗、一先ず人物相関図だけでも確認すれば良かった。縦横軸のパワーバランスや名前さえ把握するのに一苦労。早送りのような台詞まわしで日本語字幕が欲しかったくらい置いてけぼりを食らった。
それでも物語の中で好感が持てたのは、
吉原さんの熊沢、抜群な歌唱力で配役が決まったと言うようなカラオケシーンと頼れるガタイを活かした戦闘力。
中島さんのルカ、可愛らしい女性から一変アクロバットな身のこなしの殺し屋、彼女の裏設定を知りたい。
金田さんの三神、今時のヤクザらしいインテリチキンの演技は違和感もなく世界観に溶け込んでいた。
兼高と室岡の相性98%に実感を持てず、様々なシチュエーションで二人のバディ感を見たかったので、馴初めが浅いことで全体的に物語が薄くなり感情移入が出来なかったことが残念。
私は原田監督作品にハマれない側のタイプでした。
待ってましたよ、こういう映画
めちゃくちゃ興奮した。待ってましたよ、こういうジャパニーズアクション。世界観もいいし、キャラもキレキレにたっているのにおちゃらけ感なしのハードボイルド。
マフィア化した日本のヤクザ組織、非合法の潜入捜査官(undercover agent)で対抗する日本警察。私的復讐をやり遂げて警察の犬としてうってつけの兼高昭吾が、東鞘会に送り込まれる。
誰から褒めていいのか迷うんだけど、まずは、岡田准一。格闘技を極めているから、たたずまいにスキがない。体技だけで相手を仕留めるシーンは惚れ惚れしてしまう。
松岡茉優は、堂に入った姐さんぶりで驚かせてくれたかと思ったら、艶のある演技で私めをノックアウト。かと思えば、大竹しのぶは貫禄の演技。連絡係の整体師なんだけど、ヤクザたちを油断させるのはお手のもの。
ビックリしたのは、女殺し屋役の中島亜梨沙。相手と組み合うアクションのスピードとキレがいい。宝塚出身とは思えない。
マンガにしか出てこなそうな鼻筋が通って眼光鋭いボス役のMIYAVI。アリアを歌うオペラが趣味の側近を従えて、現代美術館のようなオフィスで組織を指揮する。インテリアもファッションもソフィストケイトされた東鞘会本部でのシーンもあり、昔ながらの純和風屋敷で繰り広げられる昭和ヤクザ映画風の場面もあったりと、バラエティに富んで飽きることがない。
村上淳、酒向芳、赤間麻里子といった個性派俳優は強烈に印象を残し、メインキャストはさらに華のある演技やアクションで観客を魅了する大満足の作品でございました。
大枠は誰でもわかる。でも細かい筋はサッパリわからない早口クライム・エンタメ。もっとわかりやすくしようよ❗️
コレよくあるパターンで、警察がヤクザに潜入
警官時代のトラウマ【八王子スーパーナンペイ事件がモチーフと思われる】
引きずり、復讐も果たして
やぶれかぶれの潜入捜査は分かった
でもね、とっとと貧乏な警察なんて裏切って、
ヤクザで上り詰めた方が明らかに【勝ち組=お得】だよなぁ
そもそも潜入捜査させる予算が警察官僚ごときチンピラにあるわけないよ
悪いことは言わない、ヤクザのボス会長に従って、ヤクザで出世した方がいいってば・・・
と岡田准一演ずる主役に説教垂れたい。
エンタメ=娯楽作なんだから、クソ警察官僚なんかぶちのめしちゃう
爽快な描写が欲しい。正直なところ
ヤクザ同士でやり合っても面白くないですね。
フィクションなんだから、割り切って警察やっつけてもいいと思うよ。所詮は物語。
しかしそれ以上にこの作品の特徴は
・早口で何言ってんだかわからない
・MIYAVI演ずる会長はわかったけど、それ以外のヤクザの構図が全然ぐちゃぐちゃになっていて
意味がサッパリわからない
・乱闘に次ぐ乱闘で銃撃に次ぐ銃撃でごちゃ混ぜ、敵か味方かさえよくわからない
・北村一輝はマイルドすぎて戦国武将は演じられても、ヤクザは厳しいよ
・若き暴力団会長のMIYAVI さんがルックスは不気味で良いのだけれど「声が善良な一般人」
で「悪の魅力」オーラがイマイチ
・岡田准一は名優だけど・・タンクトップで腕を出すと、筋肉が無いから、暴力性の迫力が無い
ブルース・リーほどの細マッチョでなくていいけど、若干筋肉チカラコブ💪こぶないと・・
坂口健太郎もそうだけど、なんだかなぁ。せめて腕のあらわになるタンクトップはやめた方が良い。
なんだかんだで大竹しのぶの復讐がわかりやすくて一番良かった。
あと映倫遵守事項かもしれないが、外敵の女性に、何にも性的なことしない
「行儀の良い、法令遵守、セクハラ委員会も太鼓判」の品の良い痛ぶり方は、なんだかなぁ
ヤクザなのに潜入してきた女性に最大限の配慮、パンツは脱がさない・・って
全然、クライムでもバイオレンスでも無い・・暴力団なんだから、気合を入れて「憎たらしい凶悪」
演じないとなぁ。「女性蔑視」だとかいう団体は無視すればよろし。
まあ「レディーファースト」で紳士的なのは良いとして
もう少し、人物関係アクセント入れようよ
岡田准一が主役なのだから、もう少し過去のトラウマ事件に重きを置くとか
他の神戸だか名古屋の暴力団は除いて
内部抗争だけにするとかさぁ
北村一輝の役とMIYAVIの役の上下関係分かりにくいし・・
それから通夜だか葬式の後の「精進落とし」の懐石弁当🍱美味そうなのだから
きちんと食してから、「イザ出陣」の手順は守ろうよ
早口で聞き取りにくく、暴力団内部の人間関係がサッパリわからない。
故に、暴行アクションも、脳が受け付けなかった。
この映画見ると「仁義なき戦い」のわかりやすさ、良さがよくわかるねぇ。
本作は銃撃&刃物&拳 の出血大サービスバーゲンセール。
ただ、動体視力どころか聴力も衰えつつある初老のジジイには厳しかった。
なんか突き刺さるものが・・・無かった。【あくまで個人的感想ね!面白いと捉える人もいるのは当然です】
シビれますねー
ヤクザの殺し屋部隊で成り上がった潜入捜査官の話。
新人で配属された交番の管轄のスーパーで懇意にしていたJKを含む4人の従業員が殺された事件が切っ掛けで退職し闇に堕ちた元警察官が、潜入捜査官としてオファーを受けて関東最大のヤクザ組織で殺し屋をしながら暗躍するストーリー。
背景に警察の犬という設定があるからこそのスリリングさはありつつも、潜って1年後の件からガッツリ武闘派ヤクザな状況が展開していき、ヤクザ映画としても愉しめるつくり。
そんな中あらすじ紹介にも記されている会長の持つ極秘ファイルがなんちゃらとか、がっつり殺りまくってKを沢山刻んでいるのにちょっと塩っぱいな~なんて思っていたけれど、 結局そんなのどうでも良かったのねw
日本を舞台にした邦画にしては、かなり現実離れがある警察の設定ではあるし、サイコ君が大してサイコじゃなくてただのヤンチャ坊主だったり、終盤の彼のブチキレからの流れはちょっとズレた感覚はあったけれど、その世界では最後まで潔い程の冷淡な主人公をみせてくれて、とても面白いヴァイオレンス作品だった。
ただ、本当にヤクザ映画としてみちゃうとヴァイオレンスに振りすぎて淡白かな。
予定通り良かった。
正義と狂気の物語
この監督の作風が苦手です
岡田准一主演のヤクザ潜入捜査官を題材にしたバイオレンス・アクション映画。
原田眞人作品はどの作品も自分に全然合わない作品ばかりなので、正直嫌いな映画監督です。
ただ、岡田准一のアクションが凄く好きだったのでそれに期待を込めて観賞したのですが、やっぱりダメでした...
確かに岡田准一がアクションしてる時は良かったし、運動神経が良い彼の動きは爽快感はありました。
ただ、今までの岡田准一主演作品に観られなかったバイオレンスシーンに期待してしまった自分としては暴力シーンの流血が思った以上に少なくて物足りなかったです。
裏社会を舞台にアクションするなら、もっと振りきるべきだったのでは?
演技は殆どのキャストが良かったです。
岡田准一はダークサイドに落ちた感じが上手く表現されてたし、松岡茉優の妖艶で掴み所の無い女も凄く良かったです。
特に会長を演じたMIVAVIは日本人離れした顔立ちから出る異様さと狂気的な演技が様になっていました。
ただ、今までの原田眞人作品で観られた「異様に速い台詞回し」や「音声の悪さ」、そして「説明口調の多さ」によって、登場人物がどのような動機で行動をしているのかが解りにくいです。
その結果、登場人物に感情移入する余裕すら与えられなくて「どうでもいい」と感じてしまいました。
もしかしたら、原田眞人作品の作風が全然受け入れられる人はこの映画は好きになれると思います。
ただ、それが苦手な自分は好きになれませんでした。総じて微妙です。
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