ヘルドッグスのレビュー・感想・評価
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いったい何を見せられているのだろうかと?思われる映画に
(完全ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
正直、この映画を見ていて「いったい自分は何を見せられているのだろうか?」と思われました。
主人公の兼高昭吾(岡田准一さん)が殺しを始める動機、新宿交番勤務の警察官時代に出会ったスーパーで働く女子高校生ら4人が殺された事件については、その犯人の復讐殺害については映画冒頭の早々にケリがつきます。
その後は殺害動機の良く分からないままに虫けら同然に暴力団の人間が兼高昭吾らによって殺害されて行きます。
観客の私としては、いったいなぜ彼らが虫けら同然に殺されて行っているのか良く分からないまま映画が進行して行ったように思われます。
そもそも(警察上層部から依頼されたとはいえ)兼高昭吾が彼らを殺害する個人的な動機は観客としてはあったとは思えず、なにより共感することは困難でした。
なぜなら兼高昭吾の殺害動機が深かった関係性あったスーパーでの女子高生を含めた従業員殺害の話はもう既に終わっているからです。
どんどん殺害されて行く暴力団員は、ただひたすら暴力団というカテゴリーの人間だから殺されても良いのだと言わんばかりの薄っぺらい理由での殺害の連続に、個人的には思われました。
警察上層部の阿内将(酒向芳さん)や、暴力団員の土岐勉(北村一輝さん)の愛人だった吉佐恵美裏(松岡茉優さん)の今回ストーリーでの動機は、最終盤でようやく明らかにされるのですが、その場面に行くまでに正直、精神的には疲れ果てる映画に残念ながらなっていると思われました。
やはりどんな人物であっても、なぜその人物が殺されなければならないのかは丁寧に描写する必要があるとは思われました。映画は人間を描く表現だと思われますので。
よって個人的には内容的には2点の評価の低い作品になってしまいました。
ただ、主人公の兼高昭吾役の岡田准一さんや室岡秀喜役の坂口健太郎さん、十朱義孝役のMIYAVIさんなどのアクションは素晴らしく、そこは見ごたえがあり、他の役者陣の質の高い演技含めて、プラス1点の3点の評価となりました。
役者の演技もアクションも素晴らしいのに、本当にもったいない作品だと個人的には思われました。
(あと関係ないですが、映画『沈黙のパレード』と重なっている役者が多くて続けて見たのもあってそこもどうなんだろうとは、勝手ながら個人的には思われました‥)
追いつけなくて当然のストーリー展開とアクションのスピード感が圧巻!
なんともなんとも
ここまで思考と視覚がついていかなかった作品も久しぶり!!
冒頭の導入シーンで大まかな人間関係と、分かりやすく言うトコロの、
敵と味方をある程度は把握したはずなのに∙∙∙
ただ、登場人物の多さと関係性が完全理解できないほどの情報量なのだが、
なんとなく∙∙∙なんて思っているのも束の間、、
気が付けばそれぞれのキャラクターと世界観の完成度があまりに高すぎて
目で見ている物事と流れるストーリーを追っていると、クラクラするくらいにカッコ良いものだから、ついつい関係性を置き去りにしてしまって熱くなってくるが、
時々「あ、そうだった」と、ふと我にかえって「あ、でも、確かコイツは∙∙∙」なんて思う余裕もないほどストーリーの中にどっぷりハマらせる全く落ちないスピード感はクライム&バイオレンス作品として素晴らしかった。
この作品に出てくる全キャラクター、
誰一人としてうっかり見てたらダメです(笑
全員が重要人物みたいなもので、最初の導入で粗いかなぁ∙∙∙なんて思った箇所も
最後にサクッと軽く回収してくれて満足の後味。
あっという間の2時間20分。
観終わった後に何気なく時間を確認して
「え?!」と、思わず時計を二度見するほど没頭してました(笑
新たなフィルムノワール
最高にカッコいい今年ぶっちぎりのNo.1❗️
どハマりして2回続けて見ちゃいました❗️
ヤクザ映画と思われてるフシもあるようだけど全然違う!
原作(深町秋生)も読んだけど無国籍感溢れる映像と相まって
原作とは全然違う空気感に仕上げた圧倒的センス!
日本映画の枠を突き破った傑作でした❗️
ヤクザ組織に潜り込んだ潜入捜査官 岡田准一、バディの坂口健太郎を始め、ラスボスMIYAVI、北村一輝に松岡茉優。登場人物がとにかくみんなカッコいい抜群のキャスティング!
これを他の監督が撮っていたら普通にヤクザ映画になってたんだろうなぁ。
原田真人監督 シビれました!
岡田准一は外さない
この俳優が出る映画は間違いない!というのが岡田准一。それは俳優が選んで出演しているから。映画の内容、他のキャスト、監督などまで良いのだ。今回も素晴らしい緊張感、恐ろしさ、狂気、人間味がふんだんに盛り込まれており大満足。岡田准一ファンです。
慕われて内心ウザい
警察にお願いされ、暴力団に潜入し壊滅を狙う男の話。
アクションもあるが、どちらかというと心情的な描写が多い印象。
良い点
・サイコキャラ
・まあまあの歌唱
悪い点
・登場人物が多く分かりづらい。もう少し絞っても良い。
・ショットガン戦は新しいがやや地味でくどい
・冗長ぎみ。他にもカットできるシーンも多そうだ
・効果音やらBGMがうるさくて一部の声が聞き取れない
信念を貫く犯罪者たち
犯罪組織に潜入する捜査官。
日本だけど日本色を出来るだけ排除し、狩るものと狩られるものの凌ぎ合いを緊迫感の中、描き切ってる。
日本映画のバイオレンスアクションとしては秀逸であった。
一つの組織を壊滅させる為に潜入することになる男。
彼がそこでのし上がって行く過程はしっかり描き切るのだが、彼がそこまでの格闘技術を有することについては一切触れられない。出来ればこの点も踏まえて描いて欲しかった。
その点が彼が潜入する上で必須のスキルであり、この物語のキモとなるのだから。
イケメンでも生理的に無理感の強い坂口健太郎が最高。
かつて警察時代に解決できなかった事件の復習を遂げた男が警察に雇われ、ヤクザ組織に潜入し、そこでブイブイ言わせてるサイコパス小僧とコンビを組む話。
もう最初の潜入捜査の説明から早口&まるで人に見せる気のないぐちゃぐちゃなホワイトボードからして、多分この映画真面目に話を理解してくれなんて1ミリも思ってなさそうな心意気に男気を感じた(笑)聞いてなくても面白いから!見て!っていう感じ。
実際韓国ノワール感とイカついアクションの匂いを嗅ぎ付けて見に行ったようなものなので、その姿勢はめっちゃ正しい(笑)確かにちゃんとノワールノワールしてたし、最初のタイトル英字の上に「ヘルドックス」のカタカナが何の美的センスも感じない明朝体赤文字で出てきて最高すぎた。そうそう、こういう雰囲気だけで良いのよ。
でも、やっぱり原田監督の泥臭い男の感じにグッと来ないんだよなぁ。確かに、悪を汚く泥臭く描くことで憧れさせないことには成功してると思う(今回も室岡の所々見せる生理的に無理感が最後の結末を十分納得させる要素)。でも私はガラも口もやってる行為も最悪でも、どこかに品を感じたい(笑)『孤狼の血』とか『アウトレイジ』にはそれがあるとめっちゃ個人的な感覚で思ってる。
そして、「男も女も平等に見てる」から最後室岡との絆を選ぶのではなく、恵美裏を助けたのだろうが、恵美裏と一応デキてるから単純に女を選んだように見えちゃうのがなぁ。決定的な殺しをほぼ女性が担当した様に、女性に華を持たせようとしてるんだけどなーんか中途半端な感じ?それなら振り切ってくれた方がいいんですが。
あと、最近ヤクザ映画ってあんま指詰めないけど今作しっかりやろうとしててなんだか嬉しくなった。割と今までのヤクザ映画の雰囲気とは違うけど伝統はちゃんとやるんだと思った(笑)
アクションは見応えあるのですが...
ファブルになってなくて安心しました。
さすがアクションと言えば岡田くんです。
キレのある身のこなしとあの肉体美は見事でした。
バディの坂口健太郎も岡田師匠からの指導の賜物でいい動きしてましたね。
ヤクザの裏世界を扱った作品を観るとフィクションとわかっていても、やっぱりそうやって警察とヤクザは潜入捜査とはいえ繋がっているのかと怖い世界だなと現実もそうなんだろうなと納得してしまう自分がいます。
実際にはどうなんだか知りませんが…
騙し騙されのスリル。誰が裏切者でもおかしくない世界。
何を信じたらいいのか、誰を信じられるのか…
観ている私達も予想しながら観るのは大変ワクワクしました。
MIYAVIさんの起用も大正解だったと思います。
鋭い眼光や何を考えているかわからない表情も恐怖を感じさせました。クマこと吉原光夫さんの唄声には痺れましたし、松岡さんのヤクザの女役も色気満々で妖艶でさすがだなと思いました。くせ強めなキャストも多く、おもしろかったですね。
ただ、あまり実際には登場していない名前が何人も出てくるは関係性が話を聞いていても理解できない。
皆さんも仰っているように早口すぎて
聞き取れない場面が何ヵ所かありました。
俳優岡田准一
映画なのでしかたないけど細々した事を説明口調、しかも早口で言うセリフが多くてなんだかわからないまま進む。
一途で正義感溢れた巡査はその一途さにより警察官にも極道にもなれなくなってしまった
いいねえ、岡田准一。最近こんな役ばかりだね。
令和のハードボイルドヤクザ映画
ファブルよりアクション少ないが、アンダーカヴァーの殺し屋って。新しいヤクザ映画。
相変わらずキレッキレの岡田君サイコーでした。シリーズ映画化希望。
それにしてもスパイ多すぎだろ!
岡田君目的で鑑賞
内容がほぼ分からないまま観ましたw
極道ものは嫌いじゃない(むしろ好き)だから面白かったです。
原作を読みたくなりました。
そのくらい面白かったけど、かなりはしょったのでは?
早口な説明が続いたりして、理解するのに少し頭を使いました。
なので星四つ。
でもよくできてたんだと思う。
(何様www)
岡田くんはどんどんジャニーズから離れていくなーwww
格闘技好きでアクション好きにはたまらん!
先に言いたいこと!
◎アクションシーン 圧巻!いうことなし
◎キャスティング ここにこの人持ってくるのぉー!
◎ロケ場所 どこも絶妙な、独特の雰囲気でスゴい!
↓
潜入捜査もの、アクション刑事もの…それなりにたくさん見てきたつもりですが、岡田准一さんのアクションはやはりひと味違う!
柔術の技がてんこ盛りで、坂口さんがなかなかできないで練習するシーンとか、格闘技の道場のようで…😅
やはり終始見応えあるのはアクションシーンで、微妙に全身が見えそうで見えない、こちらも不安になるアングルというか、暗さというか、撮り方で、そんな中に緩急もあって、ここは何度も見たくなりました☆
エンドロールに「格闘デザイン」という肩書きが岡田さんについてて、そこはすごく納得感がありました!
格闘技に明るい方で、尚且つ魅せ方を理解している方ならでは✨なんだと思います。
吉原光夫さん…思いっきり歌ってる♪
映画館でこんな形で聴けるなんて…ありがたいです。
そしてすごく納得のいく怖さ。。
他のキャスティングでいうとMIYAVIさんは「なるほど今どきのこのポジションの人はこんなルックスか…」と妙に納得感がありました!
坂口さんはサイコ野郎という設定ですが、もっともっと異常性が際立ったらいいなぁ…と思いました。
やはりとても優しいお顔なのでね…
あの表情でもっともっとクレイジーだったらマジで怖くなる…。
またロケ場所はどれも現実世界のようで、現実離れしているようで…
絶妙なバランスの画ばかり!
最初のトレーニングしてた場所も、廃墟も、会長の家も、すごく前のめりになってしまった…
どのシーンも現場に見に行きたくなりました!
また映画館に足を運んでしまうと思います😊
格闘技好きでアクション好き、そしてバイオレンス好き?の私は好物です!
原田眞人「ネットの映画評論は悪貨であり偽物」
2022年映画館鑑賞51作品目
10月9日(日)イオンシネマ北上
ACチケット1000円
監督と脚本は『おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ!』『ガンヘッド』『バウンス ko GALS』『突入せよ!あさま山荘事件』『魍魎の匣』『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日(2015年)』『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』の原田眞人
原作は『乾き。』の深町秋生
原作未読
例外に漏れず改変している
原作者は自由にやってくれという姿勢なんだろう
日本で強盗殺人を犯した中国マフィア全員を復讐のため皆殺しした元警官が警察組織の依頼で暴力団組織の一員になり警察のためにミッションを果たすアクション映画
岡田のアクションは芸術の域
アクションの経験がない中島も岡田の指導でサマになっていてまさに師範と言っても過言ではない
メインの暴力団に潜入する話より主人公のバックボーンにある惚れた女を殺した中国マフィアに復讐する話の方が面白そう
そっちで一本撮って続編として暴力団編を作れば良かった気もするが原作の存在が歯痒い
いまどきのヤクザはスーツ姿でシュッとしている
刺青も刺青というよりB'zっぽい洋風のタトゥー
『ダイナマイトどんどん』の菅原文太のような風体は存在しない
原田眞人だけに映像そのものはいいがセリフが聞きづらいシーンがあったし組織の詳細がきちんと入ってこなかった
とても不親切な映画だ
ネタバレ覚悟で事前に予備知識が必要不可欠でそうじゃないと対立構造とかまるでちんぷんかんぷん
ハードボイルドに拘らずコミカルになってもいいからわかりやすく説明してほしかった
女優数名がヌードになったが松岡茉優にはそれが全くなかった
配役としてあっても良かった気もするし岡田との激しい濡れ場があってもおかしくない展開
松岡は清純派じゃないし度重なる事務所移籍があったし女優としてのタイミングとして今だろうと思うが
宮崎あおいに気を使ったわけではなかろう
どうしても観たいわけではないが観たくないといえば嘘になる
脱がない女優の代表格吉永小百合はソープ嬢に扮しても脱がなかったがそれには彼女なりの事情があったわけで松岡茉優はそれに当てはまらない
寺島しのぶ曰く「脱ぎたくないなら女優やめちまえ」
自分はそこまで思わないが今回の彼女に物足りなさは残った
男の象さんよりアフリカの象が好き!ってか
警察の依頼で暴力団東鞘会神津組に潜入した元警官の兼高昭吾こと本名出月梧郎に岡田准一
兼高が元警官とは知らずコンビを組むヤクザの室岡秀喜に坂口健太郎
土岐の愛人だが兼高にも手を出す吉佐恵美裏に松岡茉優
神津組のインテリチキン三神國也に金田哲
室岡の幼馴染・勝所杏南に木竜麻生
ホステスに扮した殺し屋ルカに中島亜梨沙
中国マフィアに殺されたパートの娘・間宮比呂美に原菜乃華
東鞘会の反乱分子・ジョージ氏家に重松隆志
三神の部下お歯黒に吉田壮辰
東鞘会のリーゼント・佐代子に赤間麻里子
中国マフィアのミス・チャオに小柳アヤカ
抗争で鼻がないので隠している東鞘会の大前田忠治に大場泰正
若くして東消会の会長になった十朱義孝にMIYAVI
十朱の秘書・熊沢伸雄に吉原光夫
サロンの常連客に尾上右近
裏接待のクラブのママ・恭子に杏子
神戸のヤクザ俵谷一房に田中美央
番犬こと拷問場の管理人に村上淳
兼高に潜入捜査を依頼した警視庁の阿内将に酒向芳
東鞘会執行委員で神津組の組長・土岐勉に北村一輝
ヤクザ相手に商売しているマッサージ師で情報屋の衣笠典子に大竹しのぶ
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