「まさしくMOZU×無間道」ヘルドッグス サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
まさしくMOZU×無間道
2022年劇場鑑賞72本目 秀作 69点
長らく主演岡田准一×坂口健太郎でノワールアクションとのことで、期待していた作品
結論、すごく評価が難しい作品で雰囲気はとても良い。これに尽きる気がします。
もうタイトル通りなんだけど間違いなく監督や製作陣はMOZUとインファナルアフェアを意識し参考にしたに違いありません。笑
当方上記の二作品が大好きなので、そういった意味ではすごく性癖に刺さりましたが、本家の真似事にすぎなく超えることはできませんでした。
予告でも謳っている愛称98%がなんでこれで売り込もうとしたのか、いまいち表現として弱い。
今作が出演者も語っていましたが、愛の物語と言っていて、そういった意味でタッグを組む二人の愛情を当回しにその謳い文句で打ち出したんだと思いますが、ならもう少しその数字に至る経緯を深掘りしてほしかった。
あとはセリフがもう台本を音読してただただ消化している風に聞こえる。余白が感じられなくて面白みに欠ける。これは作り手がわが昨今のニーズに応えてのやり方なんだろうけど、実に下品
MIYAVIの強者感の薄さや余計なシナリオやシーンの多さ、中途半端にユーモアを入れたあまりに輪郭がボヤけていたり、何もかもが微妙。
これに2時間半でインファナルアフェアが1時間半ですからいかに傑作は厳選しているかよくわかります。
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