「原田眞人という監督について、あくまで個人的な意見。」ヘルドッグス Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
原田眞人という監督について、あくまで個人的な意見。
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ヤクザ映画は高校生の頃から好きで大抵の作品は見ている。映画通ではないし、少なくとも邦画に関しては監督の名前で映画を見るかどうか決めることはない。が、原田眞人という監督に関しては良い経験がない。魍魎の匣(2007)は原作は素晴らしかったのに映画は最悪(勿論全て監督のせいではない)、関ヶ原(2017)は題材もキャストも申し分なかったのに無駄に長い時代劇になってしまった)、検察側の罪人(2018)は近年稀に見るひどい映画でやたらとセリフが聞き取りずらかったのを覚えている。そもそも初めて彼の名前を知ったのは2003年にラストサムライを観た時で俳優としてだった。下手な英語を話す性格の悪そうな役柄で目立っていたので映画を見た後ですぐ名前を調べた。そもそも原田眞人も阿部寛(魍魎の匣)も極めて滑舌が悪い。検察側の罪人でも今回のヘルドッグでも役者の一部が明らかに意図的に聞き取りにくいようにセリフを言っているのは恐らく監督の指示だろう。この監督はこういう喋り方が良いと思っているとしか思えない。そしてそれは観ている側には大変辛い。にも関わらずこの映画は楽しめた。主因は恐らく岡田准一の演技だが、クラブでのシーン(吉原光夫の歌を含めて)が実に良かった。坂口健太郎のキャステイングに関しては未だ評価が難しい。最後に大きな疑問。。。日本の警察はこんなに有能なのか?そして大きなヤクザ組織はここまで間抜け(エージェントだらけ)なのか?
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