ゴーストブック おばけずかんのレビュー・感想・評価
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安心して見られる。小学生向け。
子供向け。小学生までで中学生には物足りないかも。
一人ずつ妖怪の仲間が増えていくのが王道だがいい。
大人にはつまらない、壮大さも足りない。
過去にも子供の冒険物語はあるけど、今の子に今の時代の子供向け映画を届けるのも大事だと思うのでこれはこれでいい。
ネバーエンディングストーリーとか今の子見るかな、私が見たときでさえあのドラゴンにびっくりした。
アニメ映画は多くあるが、子供向けで安心して見られるもの、また実写の子供向け映画は少ないのでもっと作ってほしいと思った。高校生の青春恋愛モノ並に定期的に。
友達と見に行ける映画が増えるといいね。
私はレーシング・ストライプス見に行った。
ハリポタやドラえもんも。
妖怪大戦争に出てた神木隆之介さんは、妖怪つながり?
アマプラで。
子役の演技力なのか脚本なのか、台詞の不自然さが気になる。仲良し4人にしたって映画を通してみてもなぜ仲良しなのか全く見えて来ない。オンラインゲームをやってたくらい?
しかも、自分たちのせいで事故に巻き込まれたって思っておきながらオンラインゲームするの?祠にお願いに行くときにあんなに楽しそうなの?
異世界に来て時間制限あるのに、時間のかかりそうな髪のセットもバッチリで危機感も感じられない。
主役?の男の子がどんどんハリー・ポッターにしか見えなくなっていくのも笑
ガッキー+子供達と妖怪とのわくわく感を求めて
序盤では男の子3人組と湊との関係性がどれほど深かったかを読み取る事が出来ないので、湊を助けたいとの気持ちについて行けなかった。
妖怪とのやり取りも見つけ方から倒し方まで単調で、最初に攻略法を知らされているので、どうやって倒すんだろうっていうハラハラわくわく感が無い。
開始から時間を遡るとこれまであった記憶が無くなるとなるまで、ただただガッキーの可愛さを楽しむだけになってしまっていました。
太一がもっとガッキーに対して悪戯やちょっかいをかけてたら、告白のシーンは好きやったんかーーーいってもっとなってた。
ラストはこれまでの協力しあってきた5人の関係性もあって、記憶が無くなるのは悲しいと思い涙しました。
現実世界に戻った5人は記憶が無くしたとはいえ、これまであった事が潜在意識の中にしっかり留まっているというのが垣間見えて良いシーンでした。
子供達+見習い先生の冒険譚
原作未読ですが、暑い夏に涼しい映画館でのお化け退治。冒険SFストーリーもお化け達の出来もキャスト達の演技も良く、大人でもたのしかった。
特に、ハリポタ風眼鏡がお似合いの小学生の主人公達が、どうしてこんなに必死で巨大お化け達と格闘していたのかが最後に分かって、おばちゃんもキュンとしたのでした。
ひと夏の大冒険(? 夏休み最終日付近の観るも良し
いやいや〜期待よりかなり外れすぎて驚きましたね〜
感想を出そうにもどう述べてよいのやら
夏休みに親御様達が子供達を連れて観に行く映画としては、100満点をあげるべく映画ですが、前作の化け物シリーズの「DESTINY鎌倉ものがたり」で期待して観に行くと失敗に終わる45点作品だったなと感じました。
ストーリーは、1つの夢を叶えたい一樹、太一、サニー
の3人は、町の離れにある噂の祠を探しに町を探検していた。そこに職を無くし教育実習生の経験があり都会から田舎に里帰り兼小学校の先生となった瑶子がその3人を側から見ていたそしてある日祠の場所がとある本屋になっており3人は、そこの家主にバレぬように本を盗んでしまった。そこに丁度出くわした瑶子先生もその本屋に入ってしまう。すると4人は本の中に吸い込まれ現実世界とは、違う別の世界へと行ってしまった...
そして3人のある夢は叶うのかって話です。
感想
ここに来て下った方々は、映画を見終えた方が大半だと思いますが、どうでしたか?1度で全てのお話このゴーストブックについて完読する事は出来ましたでしょうか?もちろんの事わたくしは、出来ませんでした。
後半になるにつれ(何だこれ?)(いやいやそうはならんでしょう)と疑問と呆れの連鎖でござりました。
もっと時間に余裕があるんだから学校のシーンを省いてゴーストブックについてだったり湊と他3人の関係性や妖怪を出す時間増やすのでも良かったんじゃないですかね、なんかVFXを使っている割には、雑な部分が数多く見受けられなんか残念だな〜と思う部分が数多くあり少し時間を気にしならがらの映画鑑賞となってしまいました、(残念)
ゴーストブックはあんな分厚いのに中に入る妖怪は、7体のみだし、百鬼夜行ぽいシーンもなんか短くもっと色んな妖怪観たいなと鎌倉ものがたりの時の量が来るのかなと期待していましたが、トホホでした。
ですが、悪いとこばかりでは、終わるわけもなく良いシーンもありました。私は、現在19歳となりました。大人でもなければ小学生の頃の若さもないどっちつかずの道をただただゆっくりと歩いています。
そんな私に刺さったシーンは多く、小学生だから感じる全てが楽しい毎日友達と会いバカが着くほど服を汚し友達と笑い合うもう自分たちが最強だと言わんばかりの我が物顔全てが愛おしくあの頃の夏休みに勝る物は今手元にも身近にも存在しないどろどろの日々を過ごしているなと感じ映画館で1人涙していました。笑
そして一樹の言葉であったはずですが、「僕達は何度失敗してもやり直す事が出来るだってまだ子供だもん」の言葉には、そうまだ僕もやり直す事は出来るんだ、しない、やらないではなく!まずは、挑戦する気持ちを忘れずに日々の生活を頑張ろうと思いました。
長くなりましたが、何気に考えさせられますよね、どの層にもささる
大人は1度子供に戻りたくなる、子供は、純粋に冒険ファンタジーとして楽しみつつラストの所で涙する
監督の粋な計らいが素晴らしいですよね。
ここまで見て下さりありがとうございます。
いつ、この映画の感想を出そうかなと思っていましたが、小中高はそろそろ夏休みが終わり大人は、お盆が明けてゆっくりも出来んかな出来るかな位のタイミングで出したかったので、この土日で出させていただきました。
ゆっくりお時間ある際にご覧下さい。←この文字は読んどいて!!
ではでは楽しい毎日を
世界観構築力
原作未読。
原作はその名の通り“図鑑”だそうで物語も何もあるわけではないそうだ。
これを知ったのは鑑賞した後の事で、これを知ってこの映画に対する見方がかなり変わった。
そんな“図鑑”原作を冒険譚として再構成した手腕はさることながら、世界観の構築が凄まじい。
主人公が異世界に迷い込んだ後、一見表の世界と同じ風景に主人公達はある時点まで異世界と気づかない・・・のだが、その主人公達の背景で少しずつ“変”で“歪”な建物があるのだ。
その変で歪なところを探すのがさながら間違い探しのようで楽しい。
この変で歪な世界観は、見ている時は原作にあるものだと思っていたが先述したように原作が図鑑である事を知り、山崎監督の世界観構築の手腕の見事さに舌を巻いた。
ストーリーもポケ○ンみたいではあるが、さまざまな妖怪達をいろいろ知恵を使って収集していく様は観ていて楽しい。
一反木綿を“釣る”場面なんかはなるほどと思ったと同時に笑ってしまった。
こんな感じで子供が好きなもののオマージュやお化け物からのオマージュも随所に盛り込まれてあってそういうのを探すだけでも楽しい。(最後に着るお揃いのTシャツはあれゴースト○スターズですよね?)
個人的には古本屋に入った後に、カメラが後ろに振られると未来の世界からさまざまな冒険を経た先生達が出てくるのが、「あ!これドラ○もんでよくあるやつだ!!」って感じで面白かった。
という事で、子供向けとしては楽しくて良質な作品に仕上がっている・・・
ーーーーー以下大人のつまらない感想ーーーーー
が、1人の大人としてこの作品を見た時、主人公って子供達よりむしろ先生じゃない?と思ってしまった。
このての冒険譚の鉄則としては主人公達は冒険を通して今まで悩んでた事等に答えを見つけて成長するというのがあると思う。
が、この映画だと主人公の子供達より先生の成長の方が印象的。
最初はなりゆきでついてきたのに、冒険を経てやがて子供達を守る大人としての自覚を感じるようになり、本格的に先生という職業になる事を決意する。
対して子供達、特に主人公とされてる坂本君は、途中「みんなの役に立ってるのか」と悩むシーンがあるが、これがなんかふわっと解決されてしまうように見えた。
これが、そもそもの脚本の問題なのか新垣結衣さんの演技が上手すぎてくわれてしまっただけなのかわからないし、作品を楽しむ分には正直先生が主人公でも全然良いのだが、制作側はこれで良かったのだろうかと思ってしまった。
そういう意味でいうと主人公の子供達の演技もthe子役演技という感じで、世界観がすごければすごいほど、新垣結衣さんの演技が中盤ぐらいからフルスロットルになればなるほど落差が激しくなって所々中弛みした。
もちろん天才子役が4人揃えるなんて出来るわけないし、かといって冒険メンバーを大人達にしてしまうと子供達のウケがどうなんだと怖くなる気持ちもわかるし・・・
結局は監督の演技指導力?の問題なんだろうか。
ただもし続編を作るなら思い切って主人公を大人にしてみても良いのではないだろうか。
というか続編を作らないとせっかく作り上げたこの世界観が勿体ない気がする。
あの日見たおばけの名前を僕達はまだ知らない。
王道なストーリーで面白かったです。
あの花感あった。
ガッキーの指綺麗。
ポケモン感あった。おばけゲッツだぜ!
おばけ7つ集めたら最後神龍みたいなのが願い叶えてくれる。
子供向け?とは知らずに行ったら、観客に子供おおくて気づく。
おまけがあるぞ
2022年映画館鑑賞36作品目
8月1日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
原作未読
監督と脚本は『リターナー』『ALWAYS 三丁目の夕日 』『BALLAD 名もなき恋のうた 』『永遠の0 』『STAND BY ME ドラえもん 』『寄生獣』『DESTINY 鎌倉ものがたり』『アルキメデスの大戦 』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 』『ルパン三世 THE FIRST』の山崎貴
ガッキーとガキんちょ
誕生日のサプライズで待ち伏せの最中にその肝心の女の子が工事現場の事故で瀕死の重傷を負う
湊を助けてほしいと祠に神頼みしたその夜3人の枕元にお化けが現れた
試練を乗り越えれば願いを叶えてくれるという
さっそく祠に行ってみるとそこには怪しげな建物があった
古本屋の店主におばけずかんを渡され店の外に出ると元の世界とはちょっと違ういやいやかなり違う別世界
次々に現れるお化けをお化け図鑑に七体封印すると願いが叶う
3人と先生と途中参加の湊の冒険が始まる
子供向けだが大人が見てもそこそこ楽しめる
封印する前は敵だが一度封印してしまえば忠実な子分として使えるお化けたち
アシスタントの図鑑坊の他に山彦一反木綿百目
最終ボスはジズリ
そのほかに鏡のお化けに雲梯のお化け
CGだろうけど別世界の建物や建物の内部が面白い
シュールレアリズムっぽくてわりと好き
先生を演じた新垣結衣はエンディングテーマを歌った星野源のバーターか
一樹の両親を演じた2人は山崎監督デビュー作品『ジュブナイル』で子役としてダブル主演している
セルフオマージュか
城くん以外の子役は演技経験はあまりないらしいのでなんかとても初々しい感じがしてなぜかこっちが恥ずかしい
CGはこの程度で充分
皆んなで雲梯の妖怪に掴まって空中を移動するシーンは間抜けな感じがしてシュール
肘に爆弾抱えているし僕なら途中で落ちるかも
全てクリアし念願は叶う
しかしそれがほんのちょっぴりタイムスリップして「走れ」って叫ぶだけってちょっとあっさりで拍子抜け
歴史は変わりヒロインははじめから怪我することなく助かりハッピーエンド
エンドロールのあとおまけあり
続編期待
男子トリオのメガネ坂本一樹に城桧吏
男子トリオの生意気な工藤太一に柴崎楓雅
男子トリオのポッチャリさんハーフ・飯田サニー宗佑にサニーマックレンドン
現実世界では瀕死の重症を負っている3人のクラスメートの女子・橘湊に吉村文香
一樹の母に鈴木杏
一樹の父に遠藤雄弥
クラスのみんなに葉山先生を紹介する教頭先生役に飯田基祐
校門で通学してくる児童を迎える校長先生に原作者の斉藤洋
怪しげな古本屋の店主に神木隆之介
3人に巻き込まれる育休代替教員の葉山瑤子に新垣結衣
店主の子分・図鑑坊の声に釘宮理恵
妖怪・山彦の声に杉田智和
妖怪・一反木綿の声に下野紘
妖怪・百目の声に大塚明夫
妖怪・ジズリの声に田中泯
期待はずれ
ちょい中途半端
子供向けには説得力小(楽しいと思うのは多分面白い?妖怪が出てくるからだけ
のっけから説明やら感情導入やら無視の突っ走り
あとは徐々に帳尻合わせって感じ
期待の神木くんメイクも満点期待度大なのに申し訳程度しか出てこない
ガッキーは好きだけどこの役は別の人でも良かったかなぁ
どうせラストをハッピーにするならき記憶も戻して大団円で良くね?
The夏休み映画
私はハリーポッターの舞台を見に行く予定でしたが、急遽当日に中止になってしまい映画でも見ようかなと思い、時間あったら見ようかなと思ってたゴーストブックを見ることにしました。
話の内容は夏休みの小学生向け映画って感じです。出てくるセリフとかも小学生らしいセリフが多く、小学生なら笑いそうでした。公開されて日が経っていたので、映画館内に私含め3人しかいなくて、しかも小学生はひとりもいませんでした。出てくるお化けたちも可愛くて良かったです。
新垣結衣さんは普通に可愛かったです。先生にいてもおかしくない感じでした。神木隆之介くんは厨二心をくすぐられる感じの見た目で、白髪も似合ってました。
星野源さんの主題歌は映画にあっているいい歌でした。
妖怪スタンプラリー
少年少女たちの冒険物語。
子供たちの「願い」を叶える為の試練として妖怪捕獲に挑む。
全ての妖怪が可愛くまたはカッコよく表現されてて悪くはないんだけど、子供たちがやろうとすることが必ず成功する(間違ってない)レールに乗ってる感じが、なんとも言えない感覚を覚えた。
やはり何処かおどろおどろしい感じややってはいけないこと、その怖さや対価、また決して触れてはいけないものがあることが、観てる側が共感を感じ得るんことなんじゃないかと。その部分が欠如してる様に感じられた。
なので制作側が観る対象を登場人物たちよりかなり低めに設定してるのであれば問題ないのだが。
新垣結衣さんである必要性
新垣結衣さんである必要性がどこにあったんだろう。
新垣結衣さんを活かしきれてない印象です。
ストーリーも唐突に展開していくので??がいっぱいです。
おばけが全然おばけらしくない
※ウンテイが妖怪ってしかも空飛べるの?!
妖怪と突然絆が生まれてる
※どこでそんな流れになってたの。
おばけに魅力を感じない
幼稚園児の子どもも、面白かった!と言いつつ、前週に観たミニオンの方が笑って楽しそうでした。
ワンピースやジュラシックワールド、ソニックなどがひしめき合上夏の映画戦を考えると、興行収入はかなり厳しいと思います。
大人でも楽しめました
面白かったです。
十分に楽しめました。
落としどころもしっかりしていたし。
おぉー、そうなるのか。。。的な。
そしてガッキーは人妻になってもガッキーのままで嬉しかったです。
『逃げ恥』テイスト満載のキャラで、それも物語のスパイスになっていたと思います。
エンドロールまでしっかり見た方が良いですよ♪(^^)
少年たちの友情と恋の物語
子ども向けかなと思いつつ、ここのレビュー見てたら賛否分かれてたので、これは自分の目で観ないとと思い観てきました。
結果、個人的には結構面白かった。
慣れた子役というより本当に今時の小学生かっていうくらいに初々しい感じが逆に良かった。
祠にお祈りに行ったのも、なんの迷いもなく命を賭けゴーストブックを手にして試練に挑戦したのも、全て湊を助けたいがための真っ直ぐな行動をする3人のブレない意思と決意には、忘れていたことを思い出させるというか、今更ながらに学ぶべきものがあった。
それを重く感じさせないガッキーの存在と子ども達のやり取りにほっこりしたり、大人が1人いることで、物語が締まる感じの絶妙さも良かったのかも。一瞬しか出てこない家族や悪態つく妹も兄の状況を察しての言動だとわかると、一気に存在価値が出てきたし、妖怪達の契約なんだけど、それを超えた感じの頑張りと立ち回りも頼もしくもあった。
子ども向けだとあまり期待してなかったが、クスッとした笑いあり、うるっとした涙ありの展開でスッキリした気持ちで映画館を出ることができた。
監督が酷いラストのドラクエの監督だと後から知ったので、☆マイナス1ということで。
止められない世界の崩壊が怖い
原作の斉藤洋さんの大ヒットシリーズは読んでいません。「お化け図鑑」でなく、全部平がな表記であるのは良いですね。子ども向けだから当然かも知れませんが、子どもの世界を支配する言霊のイメージ。
古書店に紛れ込んだ子どもたちは外に放り出されるが、同じメンバーが細長い古書店の中を走り抜けて行く。これは幽体離脱して、戻って来られなくなるやつ。
◉過去を清算する?
子どもたちが飛び込んだ異世界では、世界の仕組みが根底から崩壊して、家の骨組みや看板・のぼりの文字が歪んで、再構築へ向かっているところだった。最恐の妖怪ジズリの仕業だった訳ですが、そうやって現在は過去になって消えて、次の現在が出現する時の流れを作り出している……と言うことか。スティーブン・キングの過去を喰らう妖怪・ランゴリアーズをちらっと思い浮かべたりしたのですが、厳然たる時制の移行。
私としてはこの崩れゆく世界の眺めに、ファンタジーの醍醐味を感じました。校庭から眺める校舎は回転・変形を続けて、とてもシュール。波打って二つに分かれた道路や、天からぶら下がる森とか、もっとやってくれても良かった。
◉優しい妖怪たち
仲良し3人組が直ちに異世界に馴染んでしまったり、妖怪たちがハナから人間臭かったり、緊迫感はちょっと希薄でした。ジズリを別にすれば、何かとんでもない業を仕掛けてきそうな怖さがあったのは雲梯のみ。際限なく空に上って行ったのは、結構恐ろしかった。しかし山彦も百目も、最初はなあなあ感ナシの危険な怪物として暴れてくれないと、物足りない。夏休みの冒険譚だからハラハラとホッとを、思いっ切り繰り返して欲しかった。
◉全てが忘れ去られる
町外れの祠の裏側で繰り広げられた冒険は、湊の命が救われるとともに消え失せる。忘却でケリをつけるのはファンタジーの一つの定番ながら、「俺ら3人だけの秘密」にさえならない。この儚さも良かったです。まぁ、共に戦った友情は何処かに残るのだと言う含みを持たせて、少年たちは季節を越えていく訳です。
子どもたちにすっかり忘れられてしまう、新教師新垣結衣さんは、今回のような、子どもに揶揄されたりしながらも全力で頑張り、やっぱり外してしまう役向きが似合っていると思いました。私は前からそんな印象を受けていたのですが、情けなさがかなり可愛い。
ひとことReview!
遂に出た、子供向けの異世界系作品。ストーリーやVFXに子供達の演技など、ただただ無難に作られただけで、あまり心に残らなかった。城桧吏の演技力が上がった事だけは収獲。
異世界混合大舞踏会
内容的に子供向けな感じがして、自分がターゲット層では無いことを承知で鑑賞。
案の定、どうしても気になるところが多くて楽しめるまではいけませんでした。劇場内ではちらほらお子さんのキャッキャっと笑い声が聞こえてきたので、ターゲット層には刺さってるなぁと思いました。
まず妖怪に魅力という魅力が無いのが残念ポイントです。白組要するVFXチームのCGは凄いと思いましたが、それがキャラクターに活きてはいなかったです。知っている妖怪も出ては来ますが、その場を繋ぐための梯子的役割だったり、最終戦にまとめて登場させるための雑さが目についてしまいました。声優陣も豪華なだけに…。うーん…。
次に子供たちがあまり成長していないのも残念ポイントです。子供は大きな冒険を得て成長するのがこういう作品の醍醐味だと思っているのですが、主役3人は最初から最後まで特に何も変わらず、というか中盤あたりまでの悪態のつき方に目がいってしまい、コイツら成長しねぇなぁとちょいちょいイラついてしまいました。最後の好きな子への告白が成長として捉えさせるなら、あまりにも幼稚に見えてしまいました。どちらかと言うと先生の方が人としての成長をしているんかいというツッコミを1発。というか命の危機が迫っているのに昼食夕食をちゃんと食っている危機感の無さも…。
背景での壮大なCGは素晴らしいんですが、いかんせん出番が少なく、予告での派手な動きを期待していただけに残念です。ぜひ山崎監督にはサメ映画を撮っていただきたいです(無茶振り)。
子役3人は悪いわけでは無いんですが、どうもセリフが聞き取りづらかったり、やらされている感が丸見えなのが惜しかったです。それ以上を求めるのは酷だとは思いますが、劇場でやるからにはもう一つ上の演技が欲しかったです。あと撮影したのがいつかは分かりませんが、城君のランドセル姿は流石に違和感がありました。制作チームも何で分からないかなぁと。
日曜日にも関わらず劇場はガラガラ、興行的にも伸び悩み、続編を作るのは相当難しいだろうなと思いました。ファミリー映画がキツい時代にはなってますね。
鑑賞日 7/24
鑑賞時間 11:00〜13:05
座席 P-18
こどもずかん
去年は妖怪が現れたものの、日本の夏の映画からおばけがいなくなって久しい。
私がまだ小学生の頃は『学校の怪談』や『トイレの花子さん』があったもんだ。
別に怖い心霊ホラーでなくていい。それはJホラーがやってくれる。
見たいのは、ちょっぴりのハラハラドキドキと、冒険と、一夏の出会いと別れ、ノスタルジックな気分に浸らせてくれる、子供たちのジュブナイル・ゴースト・ファンタジー。
ある地方都市。仲良しの小学生男子3人組、一樹、太一、サニー。
祠に願い事をしたところ、“図鑑坊”と名乗るおばけが現れ、導かれるまま、奇妙な古本屋で“おばけずかん”を手に入れる。
外に出たら、そこは…
パッと見は同じ。
でも、よくよく見ると、違う。
不思議な異世界に迷い込んでしまった…。
この異世界のビジュアルが秀逸。
町並みなどほとんどは同じ。でも…
看板など見た事ない読めない文字。
家の外観に奇抜なデザインが。その中では、部屋が動いたり…!
三角コーンなどが勝手に動く。
山の形が違う。
その山の向こう。断崖絶壁…!
まるで、この異世界に閉じ込められたよう。
この世界は一体…?
謎はまだまだ。
自分たち以外誰もいない。子供も大人も。
どうやらこの世界にいるのは、自分たち3人と、“巻き込まれて”迷い込んでしまった臨時教師の遥子先生。唯一の大人だけど、頼り無さげ…。
“先客”が一人。3人と仲良しの女の子、湊。
が、湊を見て、3人は驚く。
何故なら、今湊は…。
異世界で出会った美少女に“秘密”は付き物。
夜になったら、“住人たち”が徘徊し始めた。
おばけ。
ここは、ほとんどは同じだけど、ちょっと違う、おばけが住む世界。
何故、こんな世界に来てしまった…?
やっとここで“おばけずかん”の出番。
白紙だったページに、突然何かが書き込まれる。
一体のおばけの絵と説明。あの図鑑坊だ。
召還して事情を聞くと…
ある“願い”の為にこの世界に送られた。3人、心当たりあり。先生は“巻き込まれ”だけど。
その願いを叶える為には、あるミッションをクリアしなければならない。それは…
おばけずかんに記されたおばけを捕まえる事。
ずかんの表紙に記された数字から、残るおばけは後6体。(すでに捕まえた図鑑坊を含め全7体)
表紙には数字の他に、何かの記号が。タイムミリットを示しているのか…?
尚、捕まえたおばけは困った時に“お助けキャラ”として呼び出せる。
何だかゲーム感覚。
異世界で繰り広げられる“リアルポケモンGO”…いや、おばけハントの開始!
出てくるおばけたちは…
見た目は可愛いけど、ちょっと生意気。度々手助けする“図鑑坊”。
“ヤッホー!”と言えば返ってくる。でも汚い言葉には、怒って本体が飛んで来る“山彦”。
その身体で相手を絞め、ちょっとキザで綺麗好き。空飛ぶおばけの代表、“一反木綿”。
死角ナシ! 時代劇な性格で、攻略するには目をしみらせろ! “百目”。
ぶら下がり禁止。つぶらな瞳であの世へ連れていく“雲梯”。
その鏡の前でボヤいたら面倒な事はやってくれるけど、その代わり…。分身も出来る“身代わりおばけ”。
コミカルだったり、なかなか厄介だったり。“お助けキャラ”としてもここぞという所で活躍。
豪華声優陣が担当しているのも注目。
アナログ感を残しつつ、おばけたちはフルCGで表現。
図鑑坊のモフモフ感、百目の質感など、非常にリアル。
CGで創造した世界観のビジュアルも見事。
山崎貴×白組のハイクオリティーVFXは安心安定。
CGを多用した今年の邦画は『シン・ウルトラマン』が話題だが、クオリティー的にはこちらの方が上。
本作のような作品は子供たちの魅力あってこそ。
真面目だけど役立たない自分を嘆く城桧吏、クールぶってる芝崎楓雅、いじられキャラだけどちょいちょいナイス活躍のサニーマックレンドンが各々好演。『万引き家族』の城桧吏クンの成長ぶりが話題だろうけど、人懐っこいサニーくんが良かった。
オーディションで選ばれたという吉村文香は拾い物。キュートで明るくて儚げで、こういう作品に必要な美少女ヒロインの魅力を発揮。
子供たちと並んでもキュートさ見劣りしないガッキー先生はやっぱりスゲェ。空回りでチームTシャツがダサイ?カワイイ?けど。(にしても、主題歌を旦那担当とは…)
神木クンも一緒に冒険するのかと思ったら出番少なくて違ったね。
3人の願いと、湊の秘密。
3人の願いは同じ。“湊が元気になって欲しい”。
実は、現実世界の“本物”の湊は今、事故にあって入院中。昏睡状態。
もし、湊が事故に遭う前に戻れたら…。
3人の純真で強い願いが、この試練に選ばれたのだ。
おばけハントは後一体。時間を戻せるおばけ。
“ジズリ”。ラスボスに相応しい強敵。見た目はおばけというより、もはや怪獣!
タイムミリットも僅か。そのタイムミリットはこの世界に居られる残り時間ではなく、現実世界の湊の命であった…。
オチについてはやはりな予定調和。
他のおばけとは比べ物にならないジズリの強さに、大ピンチ!
が、絶対に諦めない。絶対に湊を救う!
おばけずかんのおばけたちの力も借りて、子供たちが見せる知恵と勇気!
さすがに湊が…って展開にはならなかったけど、それとは違う切なさ。ある別れ。
まあおそらく、賛否分かれるだろう。
山崎貴監督の作品自体賛否になる事多いが、それとは別に、
子供向け、子供騙し、ちっとも怖くない。…
いいじゃないか、これで。
真面目な作品が見たいなら『ドライブ・マイ・カー』を見ればいい。
怖いホラーが見たいなら、Jホラーやハリウッド・ホラーを見ればいい。
そういう目的の為の作品じゃない。
子供たちが楽しめ、大人も童心に戻れる。
他愛ないけど、そんな作品だって大事だし、私たちの心を満たしてくれる。
冒険、出会いと別れ、ちょっぴりの切なさ…。
何故子供たちの一夏は、こんなにも胸ときめかさせられるのだろう。
そんないっぱいの思い出を、“こどもずかん”に残していこう。
ガッキーに恋する小学生の気持ちがわからない男は居ない説。
イヤー、だってガッキーですよ。女教師ガッキー。学校が無茶楽しそうだからw
コレがなんとも中途半端な映画だこと、ってのは正直言ってあります。しかしガッキーですよ。そこに久々のガッキー。もうそれだけで全失点を取り返せると言うw
VFX要素はさすがです。嘘っぽさは有りません。多少の安っぽさはオバケのデザインの問題かと。ストリーも演出も、子供向けクオリティです。怖さ無し、シリアス感ゼロ、ノホホーンとしてます。
が。
基本的なタッチが今風だし、コメディ的で、割と楽しいし、なんと言ってもキャラが魅力的。孫力最強のサニーとか最高だし、太一のニヒルさも笑かしてくれます。
などなどで、物語には引き摺り込まれるんですが。
クライマックスからラストまでのテンポの悪さは致命的です。盛り上がって来た気持ちが、徐々に萎れてしまいました。コレが勿体無いなと。
ガッキーの涙から、4人の下校シーンで締める流れは好きですが、個人的にはTシャツを小道具に使う事に期待してたので、チョッピリ肩透かし。
続編作る気マンマンな終わり方でしたが、続編行くならオバケのデザインは、どうにかした方が良いと思いました。
モンスターボールでポケモンゲットだぜ!なノリだったんで、古風な妖怪もどきにこだわらなくても良くないですか?
少年ジャンプ的な展開にほっこり
想像よりちびっ子向けでしたが
テンポ良く進むおばけとの緩めの頭脳戦が楽しい。
主人公三人組がおばけの世界に来た
(呼ばれた)理由に胸が熱くなりました。
作品の空気が変わる瞬間。
ラスボス戦ではちびっ子達以上に興奮しました🔥
少年ジャンプのように戦ったおばけが
(命令しているとは言え)
仲間になる展開が嬉しい。
建物などのCGは凄いのに
おばけのCGがいかにもCGで
リアルさを欠いているのはちびっ子向けだから?
それともラスボスとの差別化?
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