劇場公開日 2022年6月3日

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冬薔薇(ふゆそうび)のレビュー・感想・評価

全52件中、21~40件目を表示

3.5阪本監督の伊藤健太郎へのメッセージ

2022年6月12日
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阪本監督が伊藤さんとの話をして書いた脚本とのこと。 画面から映る伊藤さんへのイメージをそのまま表現したような作品だった。 人間的魅力のない人の周りにはどんどん人が離れていき、逆に利用しようとする人は近づいてくる。 しかし、それでも見捨てない人もいる。 このタイトルの花言葉って何だろう?と調べて見ると、この作品での伊藤さんへのメッセージかと想像する。 周りを固める俳優陣もこれでもか!!というくらい豪華。 この中で主演として帰れる場所があることに感謝して、頑張って欲しい。 阪本監督らしいメッセージ性の強い映画。 脚本が少し強引なのは時間の関係かな?

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ダルメシアン07

5.0見る人をかなり選びそうだけど、それでも見る人さえ間違わなければ良作。

2022年6月11日
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今年158本目(合計434本目/今月(2022年6月度)5本目)。  ※ 先だって「ガンダムの映画」「極主夫道 ザ・シネマ」も見ましたが(時間あわせのため)、これらの映画にレビューの需要はないと思うので飛ばします。 さて、こちらの映画。 究極論にいえば、職業選択の自由(憲法22)というところに全部しまうのかな…とい印象です。 どうもおひとりは弁護士の資格をお持ちの方らしいのですが(ストーリー上)、本当なんでしょうかねぇ…。 ストーリーの性質上、殴り合いだの何だの、あの時の恨みが何だといった話が大半というよりそればかりになってくるので、実質、どういう観点で見るのか…という点は難しいです。 法律枠としてみるなら、民法上の不法行為や不当利得、事務管理といった概念、さらには、相殺の概念などかなり高度な話がどんどん飛んできますが、「出るだけ」なので無視することも可能です(まぁどう解しても、あんな殴り合いワールドで民法で救済を求めること自体が「事実上」意味なし)。それよりも「冬薔薇」と書いて「ふゆそうび」と読ませるこの花が映画内で何を述べたかったのか…、この部分はいろいろ考えたのですがわからなかったところです(パンフレットも、その「ガンダムの映画」のおかげで入れない状況だった)。 難しいなぁ…と思う一方で、映画ののべたい趣旨自体は一応わかるし(全部はわからない)、仮に多少つらく採点しても4.5にしかならないと思います。 特に減点要素とすべき点もないので、フルスコアです。

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yukispica

2.0伊藤健太郎君の復帰映画ってだけだった。

2022年6月11日
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主人公の淳(じゅん)は家業を継ぎたいと思っていたのに、父親が言ってくれなかったので、諦めて、ファッションデザイナーになろうと学校に通っている。が?ほとんど授業に出ていない。授業なんて出なくても、独学でプレゼンすればいいだとさ。じゃ、なんで学校入った? こいつ全てが中途半端。美崎をリーダーとする不良仲間とつるんでいるけど、不良は向いてない。だから怪我させられちゃう。恋愛感情もないのに年上女とやりまくって最後は訴えられる。友人だと思っていた奴の所で働かせてもらおうと思っていたのに断られる。 最後まで何もやり遂げられない。監督、人生は思い通りにいかないよって言いたかったのか? とにかく個人的に嫌いなシーンだらけなのよ。やたら怒鳴ってすぐケンカ。年寄り騙して金儲け。タバコ吸ってリラックス。もう~っ!! 若者達と違ってオヤジの仲間達は楽しかったな。本筋と関係無かったのがちょっとね。 観終わっても終わった感じしなかった。残念。

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涼介

4.5人生訓

2022年6月11日
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88本目。 人生いろいろ、人それぞれ。 人生訓の様な映画。 心の隙間を埋めるのは、天使なのか、悪魔なのか。

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ひで

4.0不寛容な社会で不器用に生きる若者

2022年6月10日
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泣ける

悲しい

不寛容な社会で、居場所を探して苦悩しながら不器用に生きていく若者の姿を泥臭く丁寧に描いた作品である。不寛容な社会の構成員である我々の心に深く刺さる秀作である。 本作の主人公はある港町で暮らす渡口淳(伊藤健太郎)。彼は、デザイン関連の仕事をしたくて専門学校に入るが、学校には行かず、不良仲間とつるんで、友人や女性から金をせびり、自堕落な日々を過ごしていた。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)は、埋め立て用の土砂を船で運ぶ仕事をしていたが、年々売り上げは減り、ギリギリの生活をしていた。親子に会話は殆どなく、埋められない深い溝ができ、もどかしい関係が続いていた。ある日、淳の仲間が襲われ、意外な犯人像が浮かび上がってくる・・・。 主人公は、自分の人生に対して最初から最後まで何も自分から主体的に行動しない。否、できない。彼は、人と繋がることを強く望む。自分を必要としてくれる人を渇望する。過去を断ち切って未来に進んでいくために。しかし、彼の素行を知っている者は彼と繋がることを拒む。彼から離れていく。残るのは、彼が断ち切りたい不良グループだけ。だから、彼はいつまでも不良グループから離れられない悪循環に苦悩する。そこにしか彼の居場所はない。 唯一、彼を温かく見守っているのは、父親の船で働く乗組員達だけである。彼らは、過去を抱えて生きてきた。だから、主人公の苦悩が理解できる。芸達者な個性派俳優陣のなかで、機関長役・石橋蓮司が過去を抱えて生きる孤独を語るシーンには説得力があり、過去を抱えて生きる者の過酷さが胸を打つ。 傍観者として本作を鑑賞することはできない。本作の背景である不寛容な社会を構成しているのは我々である。不寛容な社会の構成員という自覚を持って観るべき作品である。 ラストはハッピーとは言えないが、本作の題名が本作のメッセージである。不寛容な社会という厳冬のような過酷な環境にあっても、人との繋がりを求めて粘り強く生きていけば、花咲く時は必ず来る。

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みかずき

4.0親と子への教訓 言葉にしないと分からない人もいる 人や自分と向き合うこと

2022年6月8日
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父と子の物語。古典的でシンプルなメッセージを持った映画の教科書的作品。解りにくい、つまらないと感じる人がいるとしたら、主人公が最初から最後まで何も分かっていない顔(もちろん演出、演技で)をしていて、一度も目の色変えて「本気」になる場面がなかったからだと思う。この作品では主人公の心中はよく分からない。というかこの主人公は本当に何も分かっていない(分かろうとしない)、見ていて苛立ちしか覚えない人物だ。 そしてその父親もまた息子と向き合おうとしない。面と向かっては言えず、最後に思い切って息子に電話をかけ「父親っていうのはそういうもんだ」と言うが、結局息子には何も伝わらなかった。 主人公は始めから最後まで「本気」で人や自分と向き合うことを一度もしなかった。 それは人も自分も大事にしてないこと。 向き合うべきものに向き合わず、本気にもならず、ヌルヌルと生きてきてしまった人たちは、ある時にふと、なぜこうなってしまったのかともう後戻り出来ないほどに過ぎた時間に気づき、愕然として背すじが凍る思いをするのだろう。 主人公はまだ若い。けれどぼんやりとしていたらあっという間に歳を取る。 まだ変わること、変えることは出来る。 監督の強いメッセージを感じる。 この何も分かっていない役を演じた伊藤健太郎さんは本当にいい役者だと思う。

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MIDORI

1.5なぜ、このタイトル??

2022年6月7日
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冬薔薇(ふゆそうび)、冬に咲くバラ。 冬枯れの風景の中の一輪のバラのごとく、恵まれない環境の中、懸命に生きる心美しい青年の物語・・・ではない。 イケメンだけが取り柄の、どうしようもなくグダグダな男の話。 話の構成に不自然なところがあり、どうにも気持ち悪さを感じる。 無理やり主人公を不幸にするように、監督が画策しているようにさえ思える。 なぜ学校にいかないの?(行けない理由なんてない) なぜ、チンピラの言うことは聞くのに、支援してくれてる金持ち美人の言うことを聞かないの? そして、最後がアレではね。感情移入なんてとても無理。 伊藤健太郎くんも頑張って、脇役陣の演技も良いのに、まあ残念な作品でした。

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Tetra 999

3.0どこにも居場所を見つけることができない男

2022年6月7日
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ドストエフスキーの「地下室の手記」の中で、主人公の独白にこんな部分があります。 『わたしは単に意地悪な人間ばかりでなく、結局なにものにもなれなかった。悪人にも、善人にも、卑劣漢にも、正直者にも、英雄にも、虫けらにもなれなかった。(青空文庫より引用)』 どこにも所属することができない人間はいつの時代にも一定数いると思います。 この映画の主人公もまさにそれで、どこかに行きたい、誰かに必要とされたい、成功して周りに認められたいという本心がありながらも、あまりにも自己中心的な性格のせいでどこにも所属できず、何者にもなれずにいます。 それどころか自分の言動のせいで、周りの人間を不幸にしたり、傷つけたりしてしまう。 こういう人、いるよねと思わせる主人公でした。 ただ単に生きているだけで、悪い意味で周りに波紋を与えてしまうような人間がよく描けていると思いました。 この映画が万人ウケするかと言われればそうは思えませんが、邦画の中では佳作に入ると僕は思います。 オリジナル脚本だということですが、もっと書き込んだ小説にならないかなぁ、とあり得ないことまで思ってしまいました。 それはそうと伊藤健太郎さんの復帰は個人的には歓迎です。彼には才能があると思います。 以前のような軽いノリの作品には出づらくなっただろうし、お茶の間で再度受け入れられるのにはもう少し時間がかかるかもしれない。 しかし、別の視点から見れば、本当に実力が問われているのは今だと思います。 もっと色々な映画に出て、演技の幅を見せることができれば、きっと今回の再起は成功するのではないかと思います。

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ナイトクローラー

5.0青汁映画

2022年6月6日
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なんか、張り紙貼るな、の張り紙の様な映画の感じが。主人公はじめ、出てる人物皆、どうしょうもない人間で、その人間達を淡々と画いた映画も、どうしょうもない映画の様な。それが、ラストシーンに現れてる様な。 しかし、観終わって、こんな作品感をもたらすのは、さすが、阪本順治。

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ホモサピエンス

5.0確固たる目標もなく、流されるまま生きている主人公淳。 その主人公と...

2022年6月6日
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確固たる目標もなく、流されるまま生きている主人公淳。 その主人公とは真逆ともいえる人生を歩んできた伊藤健太郎が、この役をどう演じるのか興味があった。 意思のない虚ろな表情に覇気のないその風貌、伊藤健太郎とは別人の淳であった。 演者は役になりきる時、愛情を持つほどにその人物を深く理解し、初めてその人物になれるのだと思う。 その演者の淳への愛情が、殺伐とした人物をも、愛おしく思わせるのだろうか。 淳が愛おしくてしょうがないのである。 淳の両親(父義一:小林薫、母道子:余貴美子)の思いが私に宿ったのも多分にありそうだ。 この淳という人物を救ってほしい、心をあたためてあげてほしいと強く思った。 しかし、まだまだ淳は彷徨わなければならないのか… 雪が降る中の三崎(永山絢人)と淳の二人のシーンは圧巻だった。 (敬称略) 全体的なことを言うと、 この映画、静かに内面に切り込んでくる。 自分の生きてきた過程を顧みずにはおれない。 いつもは、見ないようにしてきたことが、浮き彫りにされる。 ボディブローを喰らったようなダメージを受けた。

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ベムラー

5.0阪本監督でなければ成しえなかった、とんでもない傑作。

2022年6月6日
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阪本監督の前作「弟とアンドロイドと僕」が個人的に好みの映画だったので、その次回作に当たる本作も楽しみにしていました。前作は難解な作風ながら、何故か飽きる事無く引き込まれてしまうという、不思議な魅力に溢れた作品でしたが、今回はあのような難解要素は殆ど排除されて、一般向けに分かりやすい印象の作風になっています。 しかし、一見分かりやすいような映画ですが、しっかりと細部に目を凝らして鑑賞すると、実は一筋縄ではいかない、多くの深い意味が絶妙に彩られた凄い映画だという事が分かります。ちょうど最近リバイバル上映された名優ジェームズ・ディーンの青春映画を久々に鑑賞した後でもあり、伊藤健太郎とディーンを重ね合わせて、考察する楽しみ方も出来ました。本作での伊藤演じる主人公は、ディーンの役柄とはタイプが違いますが、根底で共通する要素が少なくありません。不器用で傷つきやすく、若くて未熟ゆえ、自分で自分をコントロール出来ず、愛に飢えていながら、欲しいものが手に入らない、苦々しくも若き時代。誰もが若い頃に経験して通過しながらも、大人になってしまうとすっかり忘れてしまう純粋過ぎる若者の青春像が、鋭い切り口で描かれています。 専門学校をサボりまくり、何かと言えば人から金をせびりたがり、周囲からは理解されず、自分の相手をしてくれるのは、ろくでもないゴミクズ不良集団だけという、どうしようもなく救いようが無いダメな若者が主人公です。そして、彼の周囲にいる親世代も、実は色々な事で傷つき、多くの悩みを抱えています。しかしながら、ここで描かれる主人公や大人達は、現実世界で生きていれば誰もが必ず背負う問題を抱えているに過ぎない、普通の人間の範疇であり、我々自身と全く変わりが無い存在なのだという事が分かります。私は金をせびる事も不良集団入りも無かったんですが、若い時期の私と似た苦しみや問題を抱えている部分が多く見られ、このダメな主人公は自分自身の若き頃と全く同じだと思いました。 彼は不良集団に属しても、悪に憧れているわけではない事が分かります。家族に迷惑をかけ続けるわけにもいかないので、独り立ちをして社会に出たい、と言う普通の若者らしい意志も持っています。しかし、そんな彼を覆っているのは、生き難く冷酷な現実社会だったりします。その現実世界を形作っているのは誰かと言えば、我々自身でもあります。この映画は主人公・渡口淳の物語を描いてるように見せかけて、実は我々の今の現実世界の歪みを映し出しているんだという事にも、だんだんと気づかされます。彼は象徴として描かれている部分もあり、「この主人公に共感出来るかどうか」みたいな見方に固執してしまうと、この映画の真の面白さを見落としてしまいます。そもそもダメな若者に共感は無意味です。 一般受けを狙った商業娯楽映画で多く見られる、ファンタジー的なハッピー要素などは、ここには描かれていません。そういうのを期待する人が観に行っても、この映画の本当の面白さは理解できないかもしれません。一時期マスメディアに叩きターゲットにされた伊藤健太郎を主役に抜擢して映画を作り上げた阪本監督ですが、その話題性を利用して一般受けする娯楽映画を作ろうなんて事は、全く1ミリも考えてない事が、この映画を観ると非常に良く分かります。ここに描かれているのは実のところ、今を生きる我々自身が投影されたリアルな姿なのだとも言えます。この映画が何を伝えようとしているのか、それは観る側の感性にもよりますが、鈍感で思考停止している人でなければ、作品に込められた多くのメッセージが必ず伝わる映画だと感じます。 私はこの作品から発せられる重要なメッセージの豊富さには、すっかり魅了されてしまいました。一見何てこと無さそうと思って通り過ぎてしまいそうなシーンでも、足を止めて、その瞬間を見逃さないようにしていると、面白い発見があったり、思いがけない気づきがあったりする。そんな絶妙な仕掛けも散りばめられている作品です。この映画は本当に面白かった。阪本監督で無ければ成し遂げられなかった傑作が誕生した!と感じます。文句無しの最高点です。

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beast69

3.0脇の役者さん達のキャスティングが絶妙

2022年6月6日
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ストーリーは何とも言えません。 どうしようもないクズだった息子が、何かのきっかけで再起に奮闘して、新たな道を切り開くみたいな内容だったら、今の伊藤健太郎の未来を予感させてくれてよかったかなと思ったけど、クズのまま、いろんなことあったのに何か心境の変化あったのか、成長したのか、ようわからんまま終わる。ただ、今の伊藤健太郎だからこそ、この八方塞がり感、手も足も出ない感じが表現できたのでしょう。 救われたのが、共演者のベテラン勢の役者さん達と成長株の若手の俳優さん達が見事に演じられてたこと。その中でも毎熊克哉さんと河合優実さんをカップリングさせたのは天才的だった。あの2人は雰囲気がぴったりだった。 健太郎くんもこのベテラン勢の俳優さん達に囲まれ、自分の役者人生をもう一度しっかりと見直し、これから誠実に真摯に感謝を忘れず芝居に取り組んでほしい。復帰作を作り上げた阪本順治監督にも拍手を送りたい。

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さくらん

3.5ベテラン俳優の演技に注目

2022年6月6日
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 タイトルからして重そうな映画だと思っていたのであまり期待せずに観に行きました。ここまで自己中心的な主人公を見たのは初めてで、「結末がいいほうに転がってくれたらいいなぁ」と願っていましたが、「あぁ、そうなっちゃうか」という感想を持ちました。  唯一ホッとしたのが淳の父である義一の仕事仲間、永原と沖島を演じる伊武さんと石橋さんの存在がとても大きかったです。船の中でまかないを食べているシーンや、義一と酒を飲みかわすシーンは不良や淳のことは忘れるくらい楽しい会話で安心できました。  全体的にどんよりした映画ですが、100分くらいで邦画では良作といっても良いくらいきれいにまとまった作品でした。

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keyton

0.5駄作

2022年6月6日
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見る価値なし これを面白いとか言う人は何を感じるんですかね 申し訳ないが時間の無駄

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少年

2.5尻切れトンボ

2022年6月6日
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悲しい

興奮

萌える

学校に行かず、不良仲間と一緒にケンカし、友人や女性に金をせびってダラダラしてる淳。彼の両親は、海運業を営んでいるが、淳の兄を事故で亡くし、減っていく仕事や後継者が居ない事に悩みながら、なんとか日々を過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味を示すこともなく、親子の会話もほとんどない状態だった。ある日、淳の仲間の妹が何者かに襲われる事件が起きた。ドラレコ投稿サイトで見つけた犯人は・・・てな話。 こんな尻切れトンボみたいな終わり方で、観客に何を見せたかったのだろう? あの事件以来なのかな?久々に伊藤健太郎を観たが、こんなグダグダの役とは・・・、似合ってたが、良かったとはコメントし難い。 小林薫と余貴美子の両親は良かったし、伊武雅刀や石橋蓮司らもさすがの演技だった。 河合優実は可愛かったし、出演者は良いのに、この脚本はなんかもったいない。

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りあの

5.0観終わった後もずっと考えてしまいます

2022年6月5日
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観ているうちにどんどん苦しくなってしまうようなストーリーでした。 フラフラして定まらない淳をはじめ、仕事も大変な中で親子関係も拗れている両親など、登場する人たちみんな何かがしんどい。 そんな彼らにも生活があって生きていかなければならないし、人生は続いていく。そこに希望は有るのか無いのか、観終わった後もずっと考えてしまいます。自分や周りの人にその一面を重ね合わせたりも。なんでそうなるんだろう、どうしたらいいんだろう。答えを求めて何回も観たくなります。

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びすけっと

3.0身から出た錆がハンパ無い映画。 本年度ベスト。

2022年6月5日
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伊藤健太郎さん復帰作。 最近のお気に入りの河合優実さんも登場。 お目当てはこの二人だったけどストーリーは救えない展開の連続。 観賞後の落ち込み度が心地悪い(笑) 伊藤健太郎さんの復帰作としては妥当な感じ。 これ以下のダメダメなキャラの作品は最近の映画では見当たらない感じ。 淳を演じる彼の演技が良かったけど、その両親お二人の演技も良かった。 この作品が彼の再スタート。 頑張って欲しい。 応援しています( ´∀`)

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イゲ

3.5ただひたすら

2022年6月5日
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ただひたすら無責任で自分勝手な主人公が、いろいろあって考え直して、それでも素行は改まらす、元いた場所に戻ってくる。さしたる反省もなく。 そして大人であるはずの両親だって、迷い、悩み、間違える。いやそんなもんだって… 現代日本の実像のような浦賀の日々は、それはまぁ糞で、涙ぐましく、ささやかで、愛おしい… これは伊藤健太郎の復帰作であり、伊藤とある意味重なるようなこの役は、製作の木下代表や阪本順治監督の愛情かとも思わせる。 阪本順治監督作としてはもひとつかとも思うが、伊藤にとっては良い機会だったかと。今後に期待。

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ぱんちょ

1.0つまらない作品です。

2022年6月5日
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親も子もひどいです。 玄と智花だけよかったかな。 ラストもヒドイです。

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かん

0.5雰囲気者の駄作

2022年6月5日
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監督が阪本順治ってだけで敬遠するのだが、あらすじは面白そうだけで観たがやはり駄作。各キャラクターが全く魅力がなく、ストーリーも全く面白味にかける。 褒めるシーンが全くない。 特に両親の設定が意味が分からない。小学生の時に長男が死んで、なぜ弟をほっとく話になるのか?そこが全く説明されてないので感情移入出来ないし、共感出来ない。主人公も過去の事や両親との確執で悩んでいるなどの描写もないのでただのバカにみえてしまう。 ラストシーンなどもダークサイドに落ちたのか?今までそんな話見せられてたのか? すべてが中途半端でよくこの物語に制作資金を出したなと、木下グループがアホではないかと思う。 伊藤健太郎復帰はまだ遠い。この映画が当って晴れて凱旋だと考えたが無理だ。

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ゆう