「結構好き」ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス Tamizoさんの映画レビュー(感想・評価)
結構好き
ハンガリー映画は多分観た事ないので、言葉も登場人物の風貌も村の雰囲気も全て新鮮だった。
内容はそんなに怖くはないけれど、いい不気味さがあってワクワクする。日本ホラーの影響かここしばらく欧米のホラーに於いても黒髪ロン毛の女幽霊がカート・コバーンの様に佇んでる映画が多くつまんないってば!と叫びたいところがあったので、この映画には独特の雰囲気があるのがとてもいい。
そして、所々ちょっとアートな雰囲気もあるなと思っていた中での終盤の臨死ワールド。見入ってしまった。
まあちょいちょい突っ込みたいところもある。後半特に坊やの特殊メイクが仮装のマスクみたいになっていたのとか。アナの手のひら返しが意味不明だったり。悪霊が瀕死の人に便乗して成仏されたいなら、もう何人も殺しているのだからそれらの人達と一緒に成仏されれば良かったじゃん。なぜトーマス待ち?水との関係は?トーマスのセクシーサービスショットの意味?などなど....
が、そのへん考慮したところでも全体的に好みだった。
コメントする