「言葉で蓋をした思いが溢れ出す時」シラノ lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉で蓋をした思いが溢れ出す時
古典中の古典という事以外では「愛しのロクサーヌ」の元ネタだと言う事位しか知りませんでしたが、「ピクセル」の彼が主演だと言うので、いそいそと劇場へ。いやぁ、良かった。駆け足は否めないが、シラノの抱えている哀しみや、クリスティンのちょっと残念で脳筋な感じや、絶妙なテイストのロクサーヌが織り成す物語。伯爵は途中まで最高だったが、少し後半で失速。それでも、ラストシーンの其々の台詞ひとつひとつが結末への光としてとても気持の良いものだった。
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