「代筆業は永遠に」シラノ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
代筆業は永遠に
一昨年に『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』を観てから、もっとシラノさんに会いたい!と思ってた。どうしてもジェラール・ドパルデューのイメージが強かったし、『愛しのロクサーヌ』のように鼻に特徴を持たせるのが普通だと思ってた。スティーブ・マーティンのデカ鼻は笑えます。
ジェームズ・マカヴォイの舞台版も観たいところですが、彼だと鼻に特徴があるわけでもないし、ある意味イケメン。そんなシラノさんに大胆なキャスティング。恋のライバル・クリスチャンも黒人という配役なのです。まぁ、キャスティングの奇抜さが全てなのかもしれませんが・・・
やっぱり透きとおった肌が美しいロクサーヌ役ヘイリー・ベネット。恋文の言葉が彼女の心に響いていく様子がまるで音楽!言語は何であれ、言葉の美しさは大切にしなければならないと教えられた気分になりました。
多分、舞台版では伝わらない広大な自然と悲惨な戦場。そして暗い洞窟内で死にゆく覚悟を決めた兵士たちが綴った手紙。愛しい人、大切な人に愛を伝えるシーンでウルウル。戦争が憎い。
外見至上主義(ルッキズム)についても理解しやすい内容でしたが、一目惚れはやはり外見から来るもの。love at first sightです。まぁ、俺はビジュアル系以外のロック至上主義(ロッキズム)かもしれませんが・・・
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