劇場公開日 2022年8月26日

「やはりWOWOW films ドラマあっての映画」アキラとあきら foolさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やはりWOWOW films ドラマあっての映画

2023年1月24日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

長年のWOWOWドラマのファンであり
「アキラとあきら」も何度も繰り返し視聴
池井戸作品だけでなく、証券、建設、銀行などなど
骨太な、地上波では描けないであろう内容を
映画のような映像で見せてくれる所が本当に好きだ

地上波なら12話で、余計なエピソードも入る
ところを、5話程度で濃厚に作り込んでいる

ドラマのアキラとあきらは、向井理と斎藤工を
W主演とし、周囲の人間関係や家族との関わり
互いの繋がりを描き、心情も掘り下げている
それを何度も見た上での、映画視聴

2時間余りで、どう繋げるのかと半信半疑で
主演2人を眺める映画になるのではと訝っていたが
階堂彬をビジネスライクなキャラとして
山崎瑛を真逆のキャラとして、対立の位置を
作る事で映画としての成立を目指したのだろう

が、彬の非情さは面に出さず、彬が誠実さで
コツコツと積み上げるキャリアを全面に押し出す
事で爽やかに仕上がっていた

けれど、ドラマを見ていたから面白かったと
言える部分は大きい

キャストいいっすね
ドラマのキャストと比べながら見てた
けど、やっぱドラマの勝ち(笑)
向井理の、優しいのにビジネスに対して
決意を持って社長として方針をシフトする辺りは
身震いする

内容が凝縮されてる分、映画の方が泣けたけど

是非ともドラマも見て頂きたい

fool