「ベアリングは小さいけど大事だ❗️」アキラとあきら アローさんの映画レビュー(感想・評価)
ベアリングは小さいけど大事だ❗️
久々の池井戸映画。濃いキャラが定番だが、今作は竹内涼真と横浜流星という超爽やか主演。
しかし、私が思う池井戸作品の共通点、目的の為に芯を曲げない諦めない主人公というテーマはブレてない。瑛(竹内涼真)はひとを助ける銀行員として。彬(横浜流星)は沈みかけた会社と社員を守る為。最後はタッグを組んでお互いの目的に立ち向かっていく。
子供の頃に実家の工場を銀行に潰され夜逃げし
た生い立ちの竹内涼真のアキラ。父親が作ったベアリングを大人になっても身につけている姿が彼の芯の強さの象徴に見えた。融資企画を通す為に会社上部と戦う。横浜流星のあきらはばらばらになった家族と親戚たちを修正することに奮闘する。どんなパワーのあるエンジンもベアリングがあってこそ。角が立つ人間同士にも通じるものがある。そんな事を感じる作品でした。少しオタクっぽいキャラの上白石萌歌さんの真っ直ぐな姿良かったです。江口洋介の堅物上司役からの最後のカッコ良さ。児嶋一哉と塚地武雄はもはや完全に俳優さんですね。
少し難しいところもあるけど、骨太で泣ける部分もあって満足でした。
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