ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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期待してなかったのに
中盤まで
「派遣の人いつ出てくるんやろ…」
と心配してたら
「覇権かい!」
でした
感想は
泣くはずない映画なのにほんのり涙目に何度かなった!
それしかできない不器用な人だからこそ
ゆずれない、ゆずっちゃうと
それすらできない「可哀想な人」になっちゃう
だから
カッコ悪さや不器用さを出してでも譲らない
「私は可哀想なんかじゃない!」
なんか感動した
なんだかよくわかんないけど泣いちゃった!
(涙目嘘バレ)
いや、号泣とかじゃないケド
丁度いい
「観て良かった」
とちゃんと思える映画でした
そしてまた観にいっちゃったw
まるでポンポさんと対をなす映画。
結論からいうと
「観に行って損なし」の一言。
アニメ制作会社を舞台にした
素晴らしいワーキングムービー。
昨年、映画好きの間で
好評を博したアニメ映画
[映画大好きポンポさん]が
「映画を作るアニメ」だった事に対して
今作は「アニメを作る映画」。
ポンポさんは
作品を生み出す人間の「狂気」を描き、
ハケンアニメは
作品を生み出す人間の「作り続ける意味」を
描いていた気がする。
気になった点としては
今の時代にテレビ視聴率で争っていた所は違和感があること。
もうテレビ見ない人が多いから
局の人間が喜ぶほどの視聴率は叩き出せないかな、と。
これ以上は内容バレのはなしになるので抑えますが、
とりあえず観て良かったです。
個人的にはここ数ヶ月で見た作品のどれよりも満足出来たかと思います。
余談ですが
この映画を二子玉川の映画館で観賞した所、
本編が終わった瞬間に映画グッズキャンペーンの告知が入ってきました。
余韻もへったくれもないわ、
その画面が終わるまで館内明るくならないわでもう…
さらには「QRコードを読んでね」と言われても上映中はスマホの電源切っておりますが。。。
あの映画館だけだったのでしょうか。
せめて本編始まる前にやってくれ、と思いました。
これは面白かったー!
アニメの制作現場の裏側を見られた感じで社会勉強になった(笑)
天才の王子監督(中村倫也さん)&プロデューサーの有科(尾野真千子さん)
新人監督の斎藤(吉岡里帆さん)&プロデューサーの行城(柄本佑さん)
この2組のバディーが作るアニメ番組が同じ時間帯に放送され、どちらが視聴率を取れるのかを戦うストーリー。
アニメの制作現場が多目に登場。
実際の現場を覗いてる感じに引き込まれる。
2組の監督とプロデューサーのやり取りも面白かった。
クールで生意気な感じの行城なんだけど、斎藤の能力を評価している感じがとても良い。
吉岡里帆さん目当てだったけど、やっぱり良い。
終始メガネ姿が少し残念。
後半にベランダで涙するシーンがとても良い。
中村倫也さん。相変わらず良いな。
監督のプレッシャーを誰にも見せない感じがカッコ良い。
アニメ声の声優さんが可愛い。
調べたら高野麻里佳さんっていう本当の声優さんだった。
早速チャンネル登録済み(笑)
劇中のアニメも完成度が高い印象。
自分は「サンドバッグ」の方がお気に入り。
スピンオフの上映に期待したいところ。
エンドロールにも劇中アニメのロールが登場して長目だけど、最後まで観て満足度が更に上がった感じでした( ´∀`)
尾野真千子の圧巻の演技
原作を知らないので、タイトルをもろに勘違いしてしまった。「ハケン」は「派遣」ではなく「覇権」であった訳だ。
アニメは世界に誇れる日本の文化だが、徐々にその中心が外国に移りつつある。アニメーターの収入は低く、中には中国からの仕事を受けている人もいると聞く。少し前までは日本が中国に仕事を出していたのに、逆転してしまった訳だ。
アニメーターは長時間労働が当たり前で、業務委託の請負契約だから労働基準法は適用されない。それでもアニメが好きで、アニメの仕事に携わっていたい若者たちは、身を粉にして働く。
そのような状況を踏まえて本作品を観た。吉岡里帆が演じた主人公斎藤瞳はアニメ制作会社の正社員だから、時間外勤務手当などはきちんと支給されているものと信じるが、もしかしたら正社員という名の請負契約かもしれない。経団連会長を出したトヨタやキヤノンでも行なわれていた偽装請負だ。斉藤瞳はまさかそんなことはないと思うが。
さて本作品はひとことで言えば、青春お仕事ドラマである。周囲と衝突したり和解したりしながら主人公が成長し、それにともなって仕事の内容も充実していくという王道の物語だ。本作品には中村倫也演じる王子千晴というライバルが登場するが、それもお仕事ドラマにありがちである。
本作品がユニークなのは、それぞれのプロデューサーの奮闘が描かれていることだ。斎藤瞳の作品には柄本佑の行城、王子千晴の作品には尾野真千子の有科というプロデューサーがそれぞれいて、陰に陽に監督を支える。ふたりのプロデューサーぶりが対照的で、同じく対照的なふたりの監督とともに、四輪となって物語を進めていく。
監督ふたりの演技もよかったのだが、プロデューサーふたりの演技が更によかった。そのおかげで、単なるお仕事ドラマ以上の立体的な作品になっている。特に有科プロデューサーを演じた尾野真千子の演技は完全に主役を凌駕していて、実は有科プロデューサーが主人公だといってもおかしくないほど圧巻の演技だった。
本作品によって日本のアニメーターの実情が広く知られて、その立場が向上することを陰ながら願う。
チヨダコーキと黒木氏も出して欲しかった
完成されている
映画も本気、アニメも本気。
評判が高いので、ちょっとハードルが上がりますが、本当に良い映画。
ある意味定番の展開のはずだけど、かっこいいし感動する。日本のアニメを誇りに思える。
そして、中のアニメも観たい。
あらすじとラストシーンしな観てないのに涙。
一流の声優さんを使っているのもいい。
どれとは言わないけどら最近はアニメを俳優さんが声をやって台無しになることも多いので。アニメファンも嬉しい。
途中のAR演出も良い。
これは日本にしか作れない映画ですね。
五等分の花嫁が大人気で映画館が混み混みですが、、、こっちも観てね。
そしてアニメ愛がすごい。
原作があるようなので多分原作からそうなのかも知れませんが、名台詞が隠れていたり隠れていなかったり。私のような知識不足な人でもニヤニヤしてしまう。
アニメは日本の宝。
これでもアニメーターの給料は中国の1/3なのか、、、なんとかならないかね。
日本映画にしては珍しい「物量」で勝負しかける作品
面白かった。なかなかないタイプのエンタメを吉野監督は成立させたな、と。ひとことで言うと「情報戦」。日本の監督で情報を処理して伝えることに腐心できる監督はそうはいない。CGの使い方なども熟知していて、アニメスタジオというあまり映画的でないかもしれない舞台をあの手この手で見せている。
原作もアニメの職場ものというより、むしろ、再起をかけた天才監督と新人監督の視聴率をかけたデットヒートストーリーなのでよりエンタメ的つくり。おまけに熱いセリフ満載で、ものつくりに関わる人はたまらないだろう。偶然昨日みた「辻占恋慕」の浮き上がれるかどうかまったくわからない音楽業界の片隅の更に片隅の少数の人間模様に感動し、今日はまたえらい陽の当たり方の違う業界ものでまた感動。しっかり観客を楽しませることができてると思うのだけど、う〜ん、と思ったこともいくつか。
まず、視聴率競争。そこがポイントなのか?というところと、その情報を完全に本編と切り離したCGシークエンスで作り込んでいるところ。もっとドラマの中で観たかったが尺の問題か。そして、2つのアニメの何が視聴率を左右させてるか、それが最終回にどう繋がっているかがわからないところ。
途中半端に過去回想で少女時代に家に借金取りなど来ているが、そういのはいらないし、となりの少年も猫もそんなに効いてない。主人公が「興味もなかった」アニメの世界に入ったきっかけ(それがライバル監督の作)がとりわけ重要なモチーフなのにそれがブランクになっている。そしていま正に彼女とライバルが描いてるものの「何が」視聴者に刺さってSNSが盛り上がってるのかがノータッチ。ラストに「刺さる」前に、本当は視聴者に刺さっているはず。受け手側の変化を出す場所に電車、駅ビル前、ガチャポン売り場、校舎を改造したスタジオなど用意されてるけど、もう少し中身(つまりコンテ作業)を描いてないと、各スタッフ、声優へのアドバイスが活きてこない感じがする。
とは言え、見せる、という意味では面白かった。キャストも良かったけれど、キャストも「情報」の内であったのはもったいない、とは思いつつ、劇中のふたつのアニメの中身はとても興味をそそるものであって、「ミッドナイトスワン」が主軸でなく女の子のバレエで持っていったように、本作もアニメパートの見栄えがかなり良く、そこが高評価ポイントでもある。
派遣アニメではない
敵も味方も登場人物全員がそれぞれに熱い!
個人的に当たりが少ない邦画の中で、久々にオススメしたくなる良作!
アニメ派では無いのですが、良く行く映画館で何度も流れた予告編を観て、
「コレは良さげかも!」と興味を惹かれて、初日に観に行きました。
最近、たまたま邦画を観る機会が多く、ネットでのレビューは良かったりしても、自分にはそれほど響かない・・・というパターンでガッカリが続いていたところです。
久しぶりに、邦画で良い作品に出会えた!そんな事に安堵。
同時に俳優陣、監督、原作者、スタッフ、関係者全てにも感謝したくなるような良作でした。
辛口評価をしがちな私ですが、今回は久々の良作が嬉しく、ちょっと甘く最高評価です。
モノづくりをしていく上で、必ず立ちはだかる壁や葛藤が鋭く、深く描かれています。
現実の制作現場でも困難なテーマとして立ちはだかるであろう大問題にも目を背けない。
何を本当の理想としていくのが、作品や自分や視聴者達に対しての真摯な向き合い方なのか?
そんなクリエイターの苦悩にも、きちんと焦点を当てています。
こんなに素晴らしい映画なのに、初日は意外と客入りが多くなかったのが惜しいです。
アニメ好きな人は多数いるはずですが、こういう実写映画はそれほど惹かれないのでしょうか?
アニメ制作現場を描く以外に、作中に出てくるアニメ作品2作も、かなり力が入ってます。
それとも少し宣伝力が足りなかったとか、他にも色々な理由があるのかもしれません。
こういう真の良作こそ、多くの人に観ていただき、ヒットしてもらいたいものです。
メインの俳優さん達の魅力や、脚本の素晴らしさなど、まだまだ色々と書き足らないのですが、貧乏暇なしの私ゆえ時間が無く、今回はこの辺で書き終えたいと思います。
エンドロール後に、オマケ映像が出てくるので、最後までジックリとお楽しみ下さい。
多くの心ある映画ファンの人達に、この映画が届くのを心より祈っています。
クリエイターの抱えるストレス映画
タイトルや予告編から、アニメのコンペコメディかと思ってたんだけど違ってましたね。
そもそもハケンてカタカナで表現してるので、覇権、刃剣、派遣、歯犬、どれなのかなって想像してたんだけど普通に、覇権でした。
お話は、新人監督の斉藤が、憧れのカリスマ監督王子の裏番組を作る事になり、視聴率を争いながら制作を進めるというもの。主人公の新人監督斉藤を吉岡里帆。可愛いルックスも売りにされてるってのが、ちょっと不自然だけどマーケティング的には分かる気もする。そしてイケメン天才監督王子を中村倫也。ゆるいワガママな感じがはまってた。そして重要なプロデューサーを、柄本佑と尾野真知子。とても良かったです。制作スタッフや声優なども、凄く気持ちが分かってモヤモヤしっぱなし。話が面白くても売れるとは限らないので、王道ストーリーに持って行こうとするのも理解できる。
とにかく監督という仕事の大変さがズシズシ。劇中アニメの2点も、なかなかのクオリティで楽しめました。
ただ、アニメって放送が始まってるのに、制作中だったりするの?とか、放送回をスタッフ皆んなでテレビ観るの?とか、リアルが分からなかったわ。共感度MAXでとても楽しかった。
辻村深月ファンです
思い
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