ハケンアニメ!のレビュー・感想・評価
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働き方改革しましょう
いい作品を観せてもらいました
泣けました
胃が痛くなるようなストレスの中、生み出されるアニメーション
これが世界のカルチャーの最前線
耐えられる者だけが得られる達成感を得る権利を与えられる
どれだけ過酷なのかは大人ならわかる
だから、そんな世界に飛び込むようなことはしない
映画では達成感に酔うけれど、現実はとても続ける精神力が無いだろうなと思う
細かいことを言うと、前野がなにかと吉岡里帆の肩をさわるのは、セクハラですね
それと、働き方改革
アニメーションは総合芸術です
多くの人がかかわるので、せめてストーリーくらいは固まってから作りましょう
連載小説なら作家一人と挿絵くらいですが、変更があったら多くの人がイレギュラーで動くことになる
リアルタイムでやるのは意味がわからないというか、これ犯罪じゃないですか
吉岡里帆が良かった
今回はコメディー要素もなく、ガチでがんばりましたね
胸熱でした
主役ではなかなか作品に恵まれなかったけど、今回は代表作になるかもしれない
もう、30歳を超えてしまったのか
まだまだポニーテールが良く似合う
10代の頃の自主制作映画の頃からのファンです
女性にはかなり不人気で、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いのか、この作品でも演技がどうのこうの言う人がいるのはあきれてしまうわ
彼女はしっかり女優しています
かなり良かった
「SHIROBAKO」実写版?まあまあ面白いですけど、平凡すぎます。
わかる。わかります。面白くないとはいいません。コメディとしてはいい部分はあったと思います。でも、視点もドラマも凡作です。あまりに普通です。アニメの制作現場は大変でしょう。プロデューサーや製作は理不尽なんでしょう。劇中劇のアニメはいい出来何でしょう。
でも、それは「SHIROBAKO」の亜流でしかないです。本作は「SHIROBAKO」実写版と言ってもいいくらいです。アニメ制作の苦労はあるある系の作品は同作で終わっています。それを超えるにはあるあるではない創作論が必要なんだと思います。
それと日本映画の演技演出のわざとらしさ、何とかならないですかね?ヒロイン吉岡里帆氏はそれでもギリ自然と言えなくはないですが、あの中村倫也氏、柄本佑氏、尾野真千子氏の主要な役柄の演技がいかにも日本映画の演技という感じなのがたまりません。
それに、尾野真千子氏がつるし上げられるシーンって何万回みたんだよという陳腐さでした。演技の陳腐さ演出の凡庸さは上げればキリがないですし、そこは本作だけではないですけどね。
無料でサブスクで見る分にはまあまあですけど、多分記憶から速やかに消去される類の作品でした。
現実は完全にハッピーエンドじゃない。っていう良さ。
この手のプロットはいくらでもあったような
最初の方は面白くて期待したが、話が進むにつれ、段々その平凡な内容に飽きてきた。視聴率争いで天才監督と新人監督が争うだとか、身内でいやな奴が実は一番の理解者で味方だと思ってた奴が影で悪口言ってたりとか、理想に燃える一途な主人公だとか、内容も分からないアニメの感動っぽいシーンだけ見せてお茶を濁すとか、スタッフが一致団結して感動を呼ぶとか、最後は主人公が視聴率競争で負けることが読めてしまうとか、などなど、見たことあるような話のてんこ盛りで、なんのひねりも新鮮味もないまま終わってしまった。吉岡里帆がよかったので甘めの星3つ。
苦悩と情熱
全然カワイソウじゃ無いっ!!!
ものづくりの執着を表した作品
吉岡里帆さんの新人監督役がピュア、不器用、でも徹底的なやり込み具合をうまく表していてとても良かった。
何かを創造すること、それは完璧を目指すほど自分の中での産みの苦しさや周囲の批判とのぶつかり、様々な戦いになるんだろうな。
新人監督が目指したものは「子供の頃の自分のような子供(不器用でちょっと世の中を斜めに見てる子)に伝えること」だった。ラストのシーンで、視聴率だけではない大事なものがあることを感じさせた物語だった。これからも斎藤監督は成長し、アニメを生み出していくのだろう。
王子監督も最初はいい加減な奴に見えたが、天才ゆえの孤独や不安との闘いの中にいた。そして作品のためにはどんな妥協も許さない。
そんな2人の作品を仕上げるための素晴らしい仲間たち。
誰かの心に響き、残る作品を作れる全ての方々に敬意を表したい。
ワガママを通す胸にあるものを思い知れ
原作未読。
12話完結アニメ製作の、死闘を思わせる群像劇。
その過程で他人を己の手足と使うという監督が、わがままを通すための根拠と責任。説明し、負い続ける胆力のチキンレース。
モノづくりは一人でも大変だが団体戦はさらに濃い。
その濃さと濃いからこその熱さを、
根性論かとうわ滑ることなく大人目線で描き切った1本。
スタンプラリーの取材シーン「リアル以外を豊かにする仕事」のくだりが、これまでとは違う角度で作り手へのリスペクトを表しているように感じ取れ、とても刺さった。
(安直に褒めるのではなく、自分にはよく分からない世界だが、自分には分からないくらいスゴイ世界なんだ、という謙虚さ込みのやり取りが斬新だった)
誰かの心に刺され。
会ってもいない人に数時間で一生の記憶を植え付けるなど、
仕事としてはとんでもない見返りだろう。
だけに負荷も相当。
挑み続ける人の胸にあるものを思い知れ。
そんなメッセージを感じ取る。
白組にproductionIGもいっちょカミだった。(きっとアニメパート)
ポンポさんも、バクマンも、大詰めで一度は倒れる。
劇中アニメ、物語を理解していないにもかかわらず、ラストは見入ってしまった。
そう、なぜか見ながら「愛にイナズマ」が脳裏をよぎった。
みんな必死で作品を作ってとっても大変なのは伝わってきた。が、監督の...
みんな必死で作品を作ってとっても大変なのは伝わってきた。が、監督の頭の中を形にするのがスタッフの仕事ならば、文句は出ないはずだし、監督もバタバタしないように先にしっかり完成形を用意しておけよと思う。それでも大変なことなんでしょうし、よりよいアイデアが締め切り直前に出てくることもあるのでしょう。でもバタバタしすぎ、そんな様子ばかりの映画だった。
しかし他にもいろいろな人間模様が描かれていた。見えてる人見えてない人てきとーな人頑張ってる人。そりゃみんなで作る仕事ならいろんな人間がいるわけだ。
そんな人達との和解のドラマのシーンもあった。
しかしまあなんというか、仕事現場のバタバタ感、テンパる女監督、チラ見せのアニメが散りばめられていたがこのチラ見せのアニメが気になってそっちをメインで見たいと思い始めた。
このアニメの両作品は実はちゃんとアニメ化されたりしてますか?
☆☆☆★★★ 原作読了済み。 原作を読んでいたからこそ、予告編及び...
☆☆☆★★★
原作読了済み。
原作を読んでいたからこそ、予告編及びキャストを知った時には不安しか抱かなかったのですが。出来上がった作品は、思いのほか良作だったのは嬉しい悲鳴。
だからと言って、大絶賛するところまでは行かないのですが。原作の奥底に潜む…
《アニメーションは、出来上がるまでは製作側のモノではあるが。世に放たれてからは、それを受け取ったフアン1人1人のモノ》
との想いで書かれている…のでは?と、読みながら感じたのでした。
しかしながら、映画本編は結果的に…
《例え1人だけでも、その人の人生にとって欠かせないモノで有れば作り手としてこの上なく嬉しい》
とゆう想いを、作品本編から受け取りました。
原作は4章構造ではあるものの、実質的には3章構造と言ってよいか。
第1章 王子と猛獣使い (香屋子−アニメプロデューサー)
第2章 女王様と風見鶏 (瞳−監督2作目のアニメ監督)
第3章 軍隊アリと公務員 (和奈−作画女子)
それぞれの章には主人公となるアニメ女子がおり。その横には【天才アニメ監督】【辣腕プロデューサー】【聖地巡礼を成功させたい公務員】が3人のアニメ女子を支え・頼り・一緒になって作品の成功を喜ぶ《バディ物》でもある。
この3組に共通していたのは。それぞれに反目し合いながらも、結果支え合いながら作品の完成に向かって突きすすんで行く。
実は、原作を読んでいて個人的に1番面白くてページをめくる勢いが止まらなくなって行ったのは、第3章での《聖地巡礼》を巡っての話でした。
映画本編は、この第3章を8割くらいカットしていたのですが。この章によって小説の全体像は、聖地巡礼等によるフアンの盛り上がりから、新たな命が吹き込まれる…とゆうフアン目線に立っていた内容に思えました。
それを映画化では。基本的に、第2章の新人監督の瞳を中心に据えて進み。合間合間に、第1章の天才アニメ監督を支える香屋子の話が入り込んでいた。
原作読了組とすると、一見して「?アレ!」って感じるところは確かに有りました。
原作自体が、(最終的には)第3章に1番力が入っている気がしたのもその1つでした。
しかしながら、タイトル自体が〝 覇権を争う 〟とゆう意味合いでもあり。〝 天才監督と新人監督 〟の対決姿勢を通し、アニメ業界のあるあるを描きながら、アニメの魅力を観客に伝える…とゆう演出。だからこそ、原作を大幅に改訂した脚色だったのでしょう。
結果的にこの新人監督である瞳を中心とした脚色により。《聖地巡礼=オタク》の人達の、より深く作品を愛するフアンによる〝 アニメ愛 〟よりも。瞳本人が、過去に辛い時期を天才監督のアニメによって救われた過去があり。今それを男の子に自分を投影する映画オリジナルの巧みな脚色で…
〝 その人にとって欠かせない作品になりますように 〟
…との、原作とは違った【アニメ愛】に溢れていたところでした。
天才監督役の中村倫也は、予想以上に小生意気な役どころでありながらも、実はそこそこの小心者を好演。
でも最終的には、辣腕プロデューサー役の柄本佑が全てを持って行ってしまう。
登場して暫くは台詞を言う度に苛々させられる役なのに、少しずつ目が離せなくなって来る。
これぞまさに儲け役と言えるのだけど。これは見た目以上に難解な役だったと思う。
来年の賞レースに絡んで来るんじゃないでしょうか。
「◯○◯じゃない!」で笑う
2022年5月20日 TOHOシネマズ錦糸町オリナス/スクリーン7
※ 大幅にカットされていたのですが。原作での第3章で、和奈のバディとして登場する公務員宗森。
工藤阿須加も悪くはなかったのだけれど。原作を読みながら、ハナコ岡部をイメージして読んでいました。
ピッタリだと思うんだけどなあ〜(u_u)
瞳(吉岡里帆)はデビュー作で 天才アニメ監督、王子千晴(中村倫也)と視聴率をかけて争うことになった。 意外なことにスタッフや声優に恵まれた瞳の作品は天才の作品と互角の戦いをしていた。
動画配信で映画「ハケンアニメ!」を見た。
劇場公開日:2022年5月20日
吉岡里帆
中村倫也
柄本佑
尾野真千子
工藤阿須加
小野花梨
高野麻里佳
前野朋哉
古舘寛治
徳井優
直木賞作家・辻村深月の人気小説を実写映画化した。
日本中に最高のアニメを届けたいという新人女性監督の物語。
ほとんど予備知識なく鑑賞を始めた。
主演が吉岡里帆ということも知らなかった。
吉岡里帆は主演映画「見えない目撃者」(2019年)の好演が記憶に残る。
瞳(吉岡里帆)はデビュー作で
天才アニメ監督、王子千晴(中村倫也)と視聴率をかけて争うことになった。
意外なことにスタッフや声優に恵まれた瞳の作品は天才の作品と互角の戦いをしていた。
瞳を抜擢してくれたプロデューサー、行城(柄本佑)にいろいろなイベント(ラジオや雑誌など)に引っ張り出され、瞳はストレスを抱えていた。
しかし、瞳は行城の思惑を後に気付くことになる。
視聴者が何気なく見るアニメ作品には、クリエイターたちの苦悩、スタッフたちによる膨大な手間があり、優秀な声優たちによって画に命が吹き込まれる過程があることがよくわかった気がする。
出演者はすごく多いが、それぞれの演者にちゃんと見せ場があった。
エンドロールの最後にもまだ映像があるので最後まで見た方がいいと思う。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
アニメじゃない!
タイトルでなんとなく観てなかったけれど、こんなに感動するなんて…!
舞台はアニメ制作だけれど映画制作もそうだし漫画や音楽でも似たような実状だと思う。とにかくクリエイティビティと興業成績を両立させながらたくさんの人を巻き込んで突き進んでいくエンタメの世界。デジタル化された今でもこの映画のように回ってる現場はまだまだある。そういうリアリティがある。
そういうお仕事ドラマでもあると同時に、天才と言われた監督と新人監督の対立構造と名プロデューサーとのバディムービーとしての要素を持つ事で楽しめる視点満載。
それぞれのアニメを見てきた訳ではないのに、なぜか最後には涙してしまう…。
「自分を絶望させられるのは自分だけだ!」や「大事なものが、まだ大事だとちゃんと覚えてるうちに…!」などとにかく台詞が刺さる!
劇中アニメなのにしっかり作り込まれてるなぁと感心。やっぱり誰かの心に届けようと思ったら妥協しちゃいけないという姿勢をこの映画自体が表現してる。
その他、いろんな名作アニメのオマージュもあり、ニヤリとしるシーンがいくつもある。
こんな素晴らしいのに劇場公開時にヒットしなかったのは、作品の届け方に問題が…?
真剣に作品を作る
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不幸な家庭に育った里帆は、アニメなど興味のない冷めた子供だった。
でも天才監督・中村のアニメを偶然見て、その世界にハマる。
で過去の自分みたいな子供を勇気づける作品を作りたいと、転職。
何年かアニメーターとして働き、ついに新人監督となる。
そして中村の新作アニメの裏番組を手掛けることとなる。
取材など本業以外の仕事の多さに不満を持ち、色んな人ともぶつかる。
でもそんな中で色んな気付きを得て、成長して行く。
そして最終回直前にラストシーンを変更することを思いつく。
里帆の情熱を認めてくれてた面々は、賛同してくれる。
大変な仕事ではあったが、何とか間に合って放送された。
中村は中村で苦悩し、全身全霊でアニメを作ってた。
こうして視聴率競争は微差で中村勝利。
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アニメの制作にはあんまり興味ないけど、
大変な中、頑張って作られてるんやなあと改めて感じたわ。
で里帆や中村のみならず、尾野や柄本、声優陣・・・みんな大変。
みんな強い熱意を持って、納得できるものを本当に真剣に作ってた。
誰もが仕事に誇りを持ち、手を抜かない。そういうのに感動したわ。
視聴率競争とかは正直、どっちでも良かったな。
起こる色んな問題と向き合って行く、その過程が素晴らしい。
勝とうが負けようが悔いなどない。そんな映画やったな。
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