「アニメ好き今はあまり見ないエンタメ好きの感想。」ハケンアニメ! ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
アニメ好き今はあまり見ないエンタメ好きの感想。
原作があるし安心して見た。
読んでないけど表紙をずっと覚えてる。CLAMPはわかる人多いよね。
業界を垣間見る楽しさと話の面白さどちらもあった。
ドラマとかでもbehind the scenes 見るの好きだし、
こういう裏側がわかるモノは元々好きなジャンル。
Shirobakoや100カメや宮崎駿監督や庵野監督の密着とか見たことあるのでとくに驚きはなかったが、よくわかって見やすかった。
アニメは大人になっても見てるけど、今は映画やドラマを見ることが多い。
毎クール、ドラマはだいたい全部の一話見てる。二、三話見ることもあって、継続してみるのは二〜五作品くらい。
アニメは面白そうとか原作があるのものとかいくつか一話見て、最近は一作品見るか見ないか。
今はアニメそんなに新しく見てないけど、わかるアニメネタが散りばめられてた。
アニメライト層にもわかるようにネタセリフは有名なものだけだったと思う。セリフはたぶん全部わかった。
原作通りなのか分からないけど易しすぎると思った。
まぁ、でも私の母は一つもわからなかったので隣で出典の解説をしなければならなかった。
映像的オマージュは拾えてないところ多そう。
エヴァのセリフを出してたから考えすぎってことないと思うけど、尾野真千子さんが進行状況を報告して監督の不在を責められてるシーンはゼーレぽい。
中村倫也さんの方がバイクのアニメってわかった時からAKIRAのオマージュはあると思ってた。
吉岡里帆さんの方、サウンドバックはぼくらのとかあの花とかデジモンとか色々思い出した。
意図してるかどうか分からないけどなんとなく懐かしめて楽しかった。
柄本さんの役の言ってることがほんと体現されてる映画で、全体に現れてると思った。有名な人が出てればそれ目当てで見る人もいる。
アニメの絵柄は有名な人で声優も声を聞けばわかる人で、もちろん全く気づかなくてもいい。気づかなくても楽しめるくらいストーリーがちゃんとしてる。
原作がきっといいんだろう、でも映像化するならと映像化ならではのことをしてて遊びやアニメ好きへのアプローチもあって映像化の意味のある映像化。
あと、あのなんでも宣伝したり無関係なものとコラボするのとか嫌だったりするのわかるけど大事。
エヴァとか次の映画出るまでめちゃくちゃ長いからその間コラボだらけで、ジャンル問わず過ぎるくらいしてた。私はハンターハンターが大好きで、最近Xでリクルートとコラボした宣伝が流れてきて最悪だった。でも原作者の利益になるなら何でもいいと思ったりもする。
ハンターハンターも次出るまで長いから…。これを茶化す人も嫌いだけど、ネタとしてsnsで盛り上がることで常に話題に上がるのは大事だし…。つまり宣伝はいくらあってもいい。
声で新谷さんが出てたことに気付いた時は嬉しかった。
お顔も知ってるけど、声が特徴的だから声で気づいた。もしかしてちょいちょい映ってたのかな。映画見終わったあと、地上波のバラエティ見てたら、そのナレーションも新谷さんだった。
気付けたら嬉しいみたいなのがたくさんある映画だった。
しっかりとしたお仕事ドラマだけど邪魔しない程度に、でもたくさんネタがある映画。
吉岡里帆さん、斎藤監督サイドの話に共感した。
子供のとき見たアニメを大人になって見てもとても面白くて感動したことがある。思い出で面白いと言ってるんじゃなくて、当時はよく分からず見てたけど何か面白くて、今は理解できて面白いもの。
そういうのがずっと残る。
でもわかりやすくてただ楽しいものも大事。アンパンマンとか。
最近のアニメは絵にめっちゃ力入れてて絵が本当に綺麗だと思う。私は絵は綺麗じゃなくても気にしないんだけど、アニメーターは誇りを持ってやってるから手を抜くとかなくて大変で、過労を心配してる…。この作品でもちょっと触れてたけど無理しないでほしい。でもいいもの届けてほしい。
中村倫也が最後主人公を殺すことを望んでいて、それは今ではそんなに珍しくないしなぁと思ってたので、あのセリフは説明台詞過ぎるけどよかった。
最近は主人公を最初または途中に殺すことはよくある。
なんなら何度も死ぬ。最終回で死ぬのも昔から珍しくない。原作ものは気軽に殺しすぎ。
オリジナルだとチャレンジングだけどコードギアスとかある。
人が死なないようなもので死ぬとインパクトあるけど説得力ないとしらけるし難しそう。
この作品はどっちサイドもオリジナルアニメで、最後を途中で変えるなんてすごい。すごい大変だよね。
この映画のために作られたアニメもすごい。このためにたぶん大まかなストーリーも作られててリアルに大変だったろうな。オリジナルアニメを二つも。一つはバイクで一つはロボットで。
この映画のプロデューサーはこの映画を制作しながら自分の今だーって思ったかも。このスタッフ・キャストたちはアニメと映画は業界が違うけど、わかるわかるって作ったかも。
アニメ側の制作と映画側の制作二つあってほんと大変そう。
小野花梨さんが良い。
吉岡里帆さんがキレるシーン好き。
柄本さんのフォローも好き。
陰口言ってる二人も好き。ぐちぐち言ってるけどフォローしてくれてた。
事前に見たくないとこ予告で使いがち。宣伝が大事なのはよくわかってるんですが取っておいてください。