「上映館の少なさにギモン」ハケンアニメ! バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
上映館の少なさにギモン
東映系だから少ないのか?他に理由があるのか?よくわかりませんが、こんなに面白い作品はもっともっと多くの映画館で上映されるべきです!
逆転物の(ビジネス)ドラマがもてはやされて早何年ではありますが、そんな時代に「組織の中で、組織を率いて仕事をする」と言うごく当たり前の「お仕事」にスポットライトを当て、ストロングスタイルかつスポ根テイストで描かれるビジネスストーリーはまぁ珍しいです。つまりは「地味な」お話ですよね。ドラマティックさが足りない気がしますものね。絶対に某T◯Sさんでは取り上げないだろうなぁ・・・そんなドラマ。しかし、本作はそんな先入観をぶっ飛ばしてくれます。
仕事がアニメ制作。
この着眼点が素晴らしいです!仕事としてたくさんの人が絡み、会社都合がかなり発生し、そして統べるためのリーダーシップ(才能なのか?強い想いなのか?)が左右する。さらに仕事の成果が目に見えるし、結果もわかりやすい、そして・・・・日本はアニメ大国!!!わおーー!です。ピースがはまってるじゃないですか!
騙し騙されとか、足を引っ張り引っ張られとか、そー言う腹芸の政治職が強いビジネスストーリーではなくまさに「お仕事そのもの」にスポットライトを当ててるから面白いんです!そこで働く人々のインサイドワークを描いているからどっぷりハマれます。だって、仕事内容違ったって組織で仕事している人には心当たりがあることばかり出てきます。
覇権(ハケン)を取る取らないから始まりますが、それって何をすることなの?何を達成することなの?多彩な登場人物に囲まれた主人公がリーダーとして成長していくお仕事ストーリーにちょっぴりかもしれませんが元気もらえます。地道に愚直に仕事をし、想いを遂げると信じ続ける尊さよ!!!面白いですよーーー!