「ものづくりの心意気」ハケンアニメ! やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
ものづくりの心意気
アニメ制作の話だけど、ものづくりをする人全般の、必要とする人達に届けたいという心意気を感じる事のできる良い作品だと思います。
ただ、そのやる気に依存した長時間労働は日本の問題点だとは思うのですが、この映画はそれがテーマでは無さそうなので、目を瞑っておきます。
それで、この映画を観て一番届いて欲しいと思ったのは、「この世の中は繊細さのない・・・」のシーンかな。
あのシーンは多く子供たちに、今は刺さらなかったとしても、心の片隅にでも届いて欲しいと思った。
まあ、この映画を子供が観る事は少ないかもしれないけど。
人って、誰かが見ていてくれると分かった時、分かろうとしてくれると気付けた時、前に進む原動力になりますよね。
そんな人と人とのつながりが、しっかり描かれている良い映画ですね。
【個人的メモ】
制作進行 久遠明日美さん
今晩は。
”人って、誰かが見ていてくれると分かった時、分かろうとしてくれると気付けた時、前に進む原動力になりますよね。”
この言葉、私が一見冷ややかな態度をとっていた行城(柄本佑)が、瞳(吉岡里帆)が何度も駄目だしをした声優さんへの対応を観て、さりげなく言った言葉”彼女のインスタとか見てる?”という言葉に触発され、声優さんのインスタを観て距離を縮めていくシーンに繋がりますよね。
私は、一緒に働く仲間や工場で毎日頑張る仲間の姿を日々みて、嫌らしいですが、叱責するのではなく、如何にやる気になるかを考え、声掛けする事を、自分に課していますよ。それが、彼ら、彼女らの少しでもやる気に繋がればという想いと共に。ですので、今作での行城(柄本佑)のさり気無い言動、行動は勉強になりました。
あと、やすこぶきさんのレビュータイトル”ものづくりの心意気”は、素敵な言葉で、実は早速使わせて頂いております。では。