「受け取ってもらえなければ意味がない」ハケンアニメ! @花/王様のねこさんの映画レビュー(感想・評価)
受け取ってもらえなければ意味がない
クリエイティブを視覚化して伝えるために、演出過多だったけど観ている層に届けようとする意志が伝わった!
クリエイターの中でもこだわりや熱量の違いが確かにあって、だけど燃える一人の情熱が他の人を引っ張っていく。
監督が本気を出して吹っ切れてから開花する様がスカッとする。
クリエイターは自分の作品が誰かに届くことを実感することで、今日を生きられる。自分の存在をこの世に肯定される気持ちになる。
だからこそ、寝食削ってまで思いを形に昇華させようともがく。
誰かのために頑張りたい!ではなくて、自分が生きていくために、この世界に生きていていいって、自分を肯定するために作品を作り続けるんだって言う純粋な思いが伝わる作品でした。
映画を観た後に
私も書きたい!と思えるのはこの作品の魅力だと思う。
ストーリーや設定、演出は無理があって過剰だけど、映画を観る層には視覚的に分かりやすく、親切な作りだったと思う。
だって、専門的な言葉を言われても分からないもの!
絵を描くんだなーって時にタブキーがなきゃiPadでお絵描きを効率よくできないよ!
クラウドにバックアップくらい取ってるよ!
って言っても分からないって。
視聴者に分かりやすく、視聴者の観たい根幹の部分だけしっかりと描いているので、気持ちがブレずに最後まで楽しんで視聴することができました。
明日、仕事頑張らなきゃな。
明日も私は生きていかなきゃな。
と思える良作でした。
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