ホリック xxxHOLiCのレビュー・感想・評価
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アニメでは百目木推しだった
アニメ版を観たのが、もう15年以上前になるのか。
蜷川作品は、クレジットを見なくても気づくくらい色使いが特徴的だけど、原作よりも監督の個性の方が前に出過ぎな印象。何故これをやろうと思ったのかちょっとだけ疑問に思ってしまった。
ホリックの設定から着想を得た別物として観た方が良いかも。
原作と役者がイメージが違うみたいな事は、あまり考えないようにしている。
たぶん知名度や役者さんのキャラクターなどから、四月一日は神木くんで異論はない。柴咲さんや吉岡さんも。
特にホリックは、そもそものキャラデザインがひょろっと華奢だから、現実にはあり得ないわけで、そんな中で悪くはないと思う。
稔さんこと松村北斗くんは、アニメの百目木のぶっきらぼうな感じに寄せすぎたのか、声低すぎで聞き取れないところも。
しかし弓のシーンは凛々しくカッコよかった。
さすが美しい男は魅せるなぁ。
疲れている時に観ると極彩色の映像に少々体力を持っていかれるかも。
絵作りのこだわり
いつもながら蜷川実花の絵作りがすごい。ファンタジーの世界を破綻なくひとつの作品に結実させている。いつもの赤の使い方で蜷川作品だとすぐにわかる。赤を基調にした黒・青・白の色の組み合わせのセンスにうなってしまう。
あまり話題にされないけど蜷川作品のもうひとつの特徴が音の使い方。映画館の音響で見るとすごく印象に残る。普通のサウンドトラックとは違う映像を演出する独特のサウンドデザインがすごい。
ワンシーン・ワンシーン、衣装や小道具、アングル、照明、メイク、配色、サウンドなど、かなり綿密に作りこまれていて、映画というよりある種のアートを鑑賞する経験に近い。
沢尻エリカ元気かな…
蜷川実花ワールド全開なので原作ファンにはお勧めできませんが、松村北斗が格好良すぎるので彼のファンにはお勧めです。
特別、蜷川ファンという訳ではありませんが、昨今の荒んだ日常の私にとっては、花と原色だらけの非日常は必要でした。
蝶々飛んでくるあたりで同監督の「ヘルタースケルター」を思い出し…というか区別つかないっていうか…。
蜷川監督の世界観に共感した!
蜷川監督の映画は、映像美だけだという酷評もあったので、スルーしてきましたが、観なければわからない部分もあるので、今回は挑戦しました。まず、この映画を見て最初に思ったのは、ハズレではなかったということです。そして神木が人生に行き詰まり死を選ぶという瞬間から、強靭な人間となり再生するまでのプロセスを、美しい映像で展開する楽しさにハマってしまいました。神木を諭すために精神世界の話が、柴咲コウの口から次々に語られます。その言葉が神木の心を刺激していくのです。私も、一部を除いてはほとんど共感することばかりでした。「人生に起きることに偶然はない。必然である」「君はこの世に存在するだけで良い」「君が見ることが現象となる。見なければ何も起こらない」「この世は全て縁で動いている」「人間は摩訶不思議な存在である」ーーこれらの言葉は、まるで釈尊?が説法しているような感触なのです。ですから、蜷川監督の頭脳の中には、女性的で美術的な美しさと、釈尊に似た直感の世界が混ざり合っているのではないかと想像します。評価がイマイチなのは、そういう世界を理解しようとすると、かなりスピリチュアルの世界を知らないと、判らないような気がしましたが、考えすぎでしょうか。あと、蜘蛛の役で吉岡の怪演は見応えあり。妖艶さと狂気が光っていました。いずれにしても、蜷川監督の世界観に、深い興味が湧いた作品でした。
原作ファンにはオススメしません…。
CLAMP先生の大ファンで、中でもxxxHOLiCは私の一番好きな作品です。前情報や予告を見た段階で、これは私の好きなxxxHOLiCではないとうっすら感じつつ、観ないことには何とも言えないと思い鑑賞しました。
一番最初の四月一日の行動から既に解釈違いを起こし、最後までキャラクターの性格や関係性に違和感が残ったまま終わってしまいました。蜷川監督の世界観がどうの、ということではなく、脚本やキャラクターの在り方がまず原作と全く違っていました。一番酷かったのは女郎蜘蛛の立ち位置です。あんなに薄っぺらい敵役にされてしまったことが悲しいです。原作のセリフを何となく使っていましたが、意味がまったく違います。
蜷川監督の世界観や俳優さん達が好きな方は楽しめる…のか正直分かりませんが、原作に愛着のある方は恐らくモヤモヤすると思います。正直お金が勿体ないので、どこかの媒体で配信開始したら観てやるか、くらいの方が良いかと。
ストーリーがかなり残念過ぎる
原作が大好きで、蜷川さんの世界観ではどんな方向にストーリーが広がってるのか楽しみと思ったら…
さっぱり広がってはいなくて、無理くりつなげた(無理矢理ぶっこんだ)?そんな印象しか持てなかったし、せっかく吉岡さんが頑張ってくれたのに下品にしか見えなかった。
叫び声がやたら耳につくのも嫌だった。
ゆうこさんの願いを叶えてくれる人は?って四月一日が気付くとこは私的には大事に思っていたシーンだったから、雑にされたのは許し難い。
そしてなにより 初めて見た人、ざっくり原作を知ってる人達にとってはちんぷんかんぷんなんだろうなぁって思った
2022年 77本目(今年 劇場9作目)
久しぶりに映画館へ。個人的には今年邦画ワースト5に入るくらいつまらなかったです。
原作は少し読んだ程度。
盛り上がりもそんなないし眠くなった。ほんの少し出た西野と セクシー全開の吉岡あと玉城だけを観る映画。
監督独特の映像美はあるがまだだ前作ダイナーの方がまし。久しぶりに途中退席する人もいました。
ざんねん
xxxHOLiC×蜷川実花さんの世界観
監督の持っている世界観とホリックの独特の世界はマッチングがとてもいいと思いますし、映像美は最高!色彩で登場人物達の心情を表現されていたり、衣装、小道具ひとつひとつに拘りがある様に感じられるし、パイプオルガンかな?(違っていたらすみません)の音も雰囲気があり見所がたくさんです。
原作を知ってる上で見れば、分かりやすくぎゅっと話が詰め込まれているという印象。全く知らない状態で観ると内容が分かりにくいかもなんて思いました。
申し訳ないですが
よく話がわからなかったです…。スミマセン。
でも、逆に原作を読んでみようと思いました。
柴咲コウさんが、とっても綺麗だったのと音楽が良かったです。
映像も勿論綺麗で、見飽きることはありませんでした。
綺麗なヴィジュアル
が萌えます。蜷川作品は期待を裏切りません。劇場で鑑賞するのに価値があります。
ただでさえ綺麗な画像なのに、四月一日くんと百目鬼くんのお姫様抱っこと弓を引くシーンはファンでなくても萌えたので、ファンは…言わずもがな
登場人物に対する感想+α
演出はすごかった。最近の「原作リスペクト」の風潮には合わせず、自身の世界観で作った映画って感じ。
以下、登場人物に対する感想+α
・店の前の居酒屋の看板「狐なんちゃら(忘れた) おでん」を発見できて嬉しい。※狐親子は出てこない
・橋本愛がまさに座敷童子で良かった(出演約10秒)。かわいい
・侑子さん︰ぴったりの配役
・四月一日くん︰彼は「さんかく窓の外側は夜」の住人かな。他が漫画のキャラっぽく、一人表情に人間味があるため暗さ倍増。最後の流し目がよかった
・百目鬼くん︰乳首。破魔矢ってすごい。百目鬼くんぽい。カレンダーで日付が分かるから、仲良くなって半月程度なのにいいやつだなぁと余所見
・ひまわりちゃん︰なんかかわいそうじゃない?原作の泣くシーンが見たかったけど、映画の四月一日じゃね…。猫娘から卵を貰っていないため小鳥は腕輪となった
・女郎蜘蛛︰吉岡里帆って分からなかった。見た目はともかく演技うまい。出番多すぎ
・女郎蜘蛛の下っ端︰いなくてよくない?別作品の人物感。なんと調べたら蜘蛛だった
色彩はよかった。色彩は。
色彩と、柴咲コウさんのお美しい姿は確かに素晴らしいとは思いました。イケメンと美女しか出てこないので、なんというか、目の保養的な作品だとは思います。
ただ、ストーリーはよくわかりません。
原作もそんななので、良いのかな。
お互いのつながりが出来るまでが希薄なので、まだ出会って日の浅いお友達を、命かけてまで、助けるか?と興醒めしました。
猫娘とか、座敷童とかは一瞬で片付けられましたね。(笑)
ティナさん、神木君、ずっと同じ服だったのが、コウさんと対象的でしたね。
美しい絵画の色彩の使い方が賞賛されるのならば、蜷川さんの色彩が極まったこの作品もまた、賞賛されるべきでしょうね。
ただ、映画として、残るかと言われたら.....
CLAMPと蜷川実花、相性の良さ
原作は未読だけど、非常にCLAMPらしいなぁ。ビジュアルの美しさ、そしてストーリーに力がないところ。
それらしい状況を説明するだけで、キャラクターに血が通わない。伝えたいメッセージは、そのまま台詞にのせるだけ。
今作も同じ。
ただ、映像においては、蜷川実花と非常に相性が良かった。魔女を演じる柴咲コウ。異国情緒たっぷりな贅沢な衣装を着こなす。
対して、敵役の魔女は、奮闘していたが、安っぽいギャルにしか見えず、クライマックスに緊張を欠いた。
神木隆之介が複雑な役柄、しかも高校生役を見事務めたのに、柴咲コウを除く他の役者は彼についていけず、映画でなく舞台のような白々しさが残ったのはとても残念。
映画館でなら、映像美に酔うことができたが、TVで楽しむのは難しいかもしれない。
しっかりと守られてる世界観に拍手
蜷川実花さんとCLAMP作品、元々xxxHOLiCは原作ファンだったし、蜷川さんの作品は綺麗で人間の内側が見られてすき、このコラボはいい!と思い楽しみにしておりました。
侑子さんの衣装は蜷川さんのセンスと合ってて良かった。洋館も世界観壊さず、マルモロコンビも可愛かった。
ただ原作読んでた私でも話が??な所も多くて、ちょっと1個の作品に詰め込むには無理があったなと思いました。なぁちゃんとか橋本愛ちゃんもっと観たかった…
菜々緒さんの方がいいんじゃないかとか、杏ちゃんのままで良かったとか色々周りの友達と話してましたが、画面にうつる柴咲コウさんは侑子さんにちゃんと見えたし、なにより神木くんはそのまま四月一日だった…予告では分からなかったけど、劇場でゾクッとした。あれは凄い、鳥肌もの。
ただ女郎蜘蛛が私はダメだった…あそこだけなんか現実にもどっちゃった…セクシー演出が合ってなさすぎて…吉岡里帆ちゃんのビジュアルは最高なのに…残念
あと、ラストのひまわりちゃんは髪の毛ツインテールは原作ファンとしてちょっと違うなとおもった。
ハーフツインにしてくれてたら…個人的に良かったなぁ。
でも世界観を守りつつ、四月一日の価値観や自己肯定感を変え、侑子さんの立ち位置も保ったままここまでの作品を世に出してくれた蜷川実花さんに感謝。
まだ完結にはいたってないので、原作の方もxxxHOLiCらしい終わり方になりますようにと1ファンとして願ってます。
世界観と雰囲気を楽しむ映画
原作未読、
深夜テレビで染谷将太と杏の実写版を観ているが内容はあまり覚えていない。
物語そのものが蜷川実花監督の大好きな世界観でセット、衣装などへの並々ならぬ意気込みとこだわりを感じることができる。
登場人物が極めて少ないため本来はそれぞれの印象が強く残るはずだが、全体の雰囲気作りが徹底されているため、顔のアップが多い割には主演の2人以外あまりという感じが残念だった。
主演の神木隆之介は「フォルトゥナの瞳」以来見えてしまう役で未だ高校生役がハマるが、あそこまでゴシカルで幻想的に作り込むなら顔の肌荒れくらい画像修正してあげれば良いのにと思った。
ストーリーは最後に君尋が引き継ぐくだりにはもう少し説明が欲しいと思った。
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