ホリック xxxHOLiCのレビュー・感想・評価
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原作を読みたいと思った。美しさが溢れる作品。
松村北斗くんのファンなので、この作品を公開初日にライブビューイング付きで鑑賞。
四月一日が本当に大切なものをみつけるというのは現代の私たちには必要なものだとは思ったが、感動はほとんどなく、面白さは0だった。
俳優陣の圧倒的な顔面と知名度で補われてるいると感じた。
映像や衣装やセットが凄くこだわりがあるのが伝わった。2時間では伝わりきらない部分もあるので原作も読みたいとおもった。
これは家でみるものではなく、是非劇場で足を運ぶべき作品だと思う。大画面でみることにより迫力を感じられる。
新体感ファンタジー作品という感じで宣伝されていたが新体感ではなかった。
そして、わたしはTikTokや公式hpで宣伝を沢山見てきたからかもしれないが、ほとんどの場面が宣伝で使われていると感じた。宣伝しすぎなのでは?とすごく感じた。
「オシャレな映画にする事」の対価として「面白さ」を払ってしまった作品
原作は一通り、アニメも視聴済み。
蜷川実花さんの作品をちゃんとみるのは実は初めて。「ヘルタースケルター」も「ダイナー」もなんとなく見てこないで今まで来ました。
結論から言うと、題名の通り
「オシャレ映画に見せたい欲が強い映画」に感じました。
セットにこだわり、蜷川監督独特のシャレッシャレな世界観を作り出すのは別に良いのですが、
それこそ「対価」と言うべきか、
そのためにキャラの性格や物語も暗くしてしまい、ジメジメした作品になってしまった感があります。
なぜ原作での四月一日君尋は
底抜けと言ってもいい、
あんなに明るいツッコミキャラなのかが
よくわかりました。
シリアスな設定でも暗い展開でも
四月一日や百目鬼、侑子やレギュラー陣の明るさが世界観の根幹にある陰鬱さを中和してくれていたのです。
しかし今作ではソレがありません。
主人公の四月一日の性格がかなり暗くなり、ツッコミなんてもっての他。
勿論それに付き添う百目鬼は明るいやりとりをする事もほとんどなく、全体的に暗いです。
他にもマルモロがなぜ子供なのか、
なぜ屋敷の場所が(普通の人には見えないとはいえ)あんなにわかりやすいのか、
原作設定の出来の良さがよくわかります。
いちいち書きませんが上記のマルモロの年齢や屋敷の場所に関してもあまり良い印象は受けませんでした。
念のために釈明しておくと、
私はいわゆる「実写化を毛嫌いする人間」ではありません。
実写であろうがなかろうが
良い作品は生まれるものなので
そこは映画の評価に入っておりません。
しかしそれは「実写でやる事に意味がある場合」です。
この作品は実写でやる「意味」が感じられません。
佐藤信介監督のように
実写オリジナルの
大胆なアクションに力をいれたり、
吉田恵輔監督のように
生身の人間だからこそ
醸し出す人間臭さだったりと、
すでに十分な評価がされている原作を
実写にするからにはなにかしら
「実写ならではの魅力」が見たかったのですが
正直、原作やアニメに
何一つ勝てていない気がします。
おそらく制作費くらいでしょう。
演技に関しても同じことが言えます。
「嘘」に呑まれる女性、幼少期の四月一日、過去を語る時のひまわりは
映画ではなく、まるで演劇の
舞台を見てるかのような
演技の仕方でした。
一言で表すと映画の演技としては
「強い違和感」がありました。
唯一といってもいいオリジナルキャラである蜘蛛の側近(?)は要る意味がよくわかりません。
「ひまわりの件解決してなくね?」
「女郎蜘蛛って一人の人間が思い通りにならなかったからって自らを滅ぼしてまで嫌がらせするの?」
「原作読んでる人はわかるけどマルモロの説明一切ないの?」など
謎がいくつも頭に残りましたが
どう見ても二作目はなさそうなので
この謎は謎のままなのでしょう。
結末を原作のラストに合わせたい気持ちはわかりますが、二時間の単発映画では視聴者が侑子に感情移入する前にいなくなってしまうので、「壱原侑子が存在したこと」の有り難みが伝わってきません。
一瞬しか出番のない役のキャスティングに豪華な女優陣を起用するのもいいですが、他の面でも色々頑張って欲しかったです。
神木くんが好きなので少し足して星2つ。
彼女の映画は『動』より『静』
原作未読。蜷川実花氏の映画は現時点までほぼ全て網羅しています。ネトフリ限定の中谷美紀氏のドラマも見ています。
彼女の作品はどちらかと言えば動より静の方が映えるものが多く、写真家ゆえにかはわかりませんが、動かなければいいのに……と思ってしまうものがそこそこ、いやわりと結構あります。
もうストレートに言いますが、ビジュアル重視でキャストさんを選んでいることが多いような。や、だからダメってわけじゃないです。見栄えは大事。めっちゃ大事。
ただ、もうちょっと、もうちょっとキャストの選出がどうにかならなかったのか。
主人公の四月一日は高校生だった気がしますが、さすがに1993年生まれの神木氏に高校生役はそろそろ辛すぎる。年齢不詳の侑子さん。柴咲コウ氏が頑張って演じられていましたが、美しいのですが、西野七瀬氏や大原櫻子氏、橋本愛氏をちょい役で起用してしまうならもっと……誰かいらっしゃったはず……。
ファンタジーではありますが、ジャストその年齢は難しくとも、多分原作は学生感が漂っている作品な気がするため(あくまで特典でもらった非売品のイラストカードを見た印象ですが)、出来ればその年齢に近づけて頂きたかった感はあります。
ただ、場面場面を切り取ると、さすがは映える人材を集めているだけある、と言うか。
ラストの神木氏のあの場面については、これ恐らくスパチャだったらえれえことになってたろうな、彼のファンからの投げ銭が、なんてことを思ってしまった。
やっぱり私の中で父ちゃんは舞台の人で、娘さんは写真の人。それ以上のことが感じられずですみません。
難解
僕自身原作未読での視聴でした。正直なところ、最初から所々で何が起こっているのか理解できないシーンが多く、のめり込むことができませんでした。「あやかし」というものがどういうものであるのかもいまいちわからなかったですが、柴咲コウさんの美しさには終始見惚れていました。実写化にはあまり向いていなかったのではないかと思います。
CLAMPと蜷川実花の相性がいい
原作は読んでいない、はずです。
CLAMPの漫画はいくつか読んでいます。背景までこだわった絵で綺麗だけどどこに注目したら良いか、読みにくいと思ったことを覚えています。
CLAMPの漫画は実写化不可能だと思っていましたが、蜷川実花監督なら納得です。
蜷川実花監督は、写真家でもあるのでとても絵作りにこだわりがある方。過去の作品を観ても、とても綺麗で芸術的でした。そしてお花が大好き。
この2つはとても相性がよく、予告の段階で、とても綺麗な映画になると思っていました。
見た感想も、まさにそれです。
とても綺麗な映画です。VFXもとてもリアルで良かった。どこまでVFXなのか分からなかった。
そして、柴咲コウをの妖艶なことと、シーンごと変わる衣装の素晴らしさ。感嘆しました。
ただ、物語自体はちょっと物足りないかもしれません。感動したり涙したりというような所はちょっとあっさりに感じました。どのキャラにも感情移入しにくい感じです。
俗に言う「見るゲー」ならぬ「見る映画」。
それでも、CLAMPと蜷川実花のとても美しい映画でした。
眠い…
アニメも見ていて好きなのですが何故今頃実写化?
ただ予想していたとは言えかなり眠くなる。
暗い表現が多い上に幻想的な描写も多い。
話もゆっくり柔らかく進む。
見ているうちに自分が起きているのか微睡の中にいるのかわからなくなる。
恐らく全体の1/3の時間が微睡の中にいたと思う。全く話を思い出せない所が多いので。
演者もヒマワリちゃんがかなりケバくて引いた以外は良くあっていたし演技も良かったと思う。
映像表現自体も悪くない。しかし眠くなるのだ。
多分映画というコンテンツに物語が合ってないのかも知れない。
映画でこんなに眠くなったのは初めてだ。
シンプルに退屈に感じてしまった
原作を読んだことがないので、原作が悪いのか脚本が悪いのかはわからないけれどもとりあえずつまらなかった。
はじめのシーンで連想したのはSPEC(神木くんなのもあり)だったからか、もっと敵と戦うのかと思いきやあっさり勝つし、何を見せ場にしたかったのかが全くわからなかったな。全てが薄ーい感じだったから、一体何にもがき苦しんでいたの?感が否めない。友情により孤独から抜け出し、大切なものを見つけたからこそ臆病になり、ということならもっと友情の部分を見せて説得力を与えてほしかった。
女郎蜘蛛が暗闇で糸を張ってワタヌキと対峙するシーンの音楽と演出は、なんか「…35億」と言い出しそうな雰囲気を感じてしまってなんとも。。。ハマらなかったなー冷ややかな気持ちになってしまった。
使用されている絵もさほど種類が多くなく、ミセと神社の描写が多いが、たとえば映像をシンプルにすることで人の心情の移り変わりを逆に強く表すようなことはあると思う。この作品は、映像が変わり映えしないのに対し背景が主張しすぎていて、絵的な表現の面でも正直何を伝えたかったのかな?というのが全然わからず。そこも退屈な理由に感じた。元々蜷川実花の色彩自体もそれほど好みではないというのもあり、映像面でも満足感は大してなかったというのが個人的な感想。以前見た人間失格も期待外れだったから、今回の見てあーあわないんだなと思った。
今の世の中を生きていくのに必要な映画
台詞の一つ一つが、心に染み渡るものがあり、劇中、何度も心を揺さぶられました。
混沌とし、何が正解なのかわからずもがき苦しんでる人に、救いを与えてくれるような映画です。
色遣いの優美さも相まって、映画館にいることを忘れる没入感でした。
実花監督からのメッセージが随所に散りばめられていて、元気もらいました!ぜひ、いろんな人に見てほしいです
映えるビジュアルと音楽の多彩さ
蜷川監督の作品を映画館で観るのは初めてでしたがやはりスクリーン映えする極彩色な美しさと、今回軸になる神木君と柴咲さんの存在感は画に負けず世界観に溶け込んでいました。
アニメを以前見ていて百目鬼好きの私としては松村君が意外と役にハマっていたのが予想外に良かったです。
色気指導に四苦八苦されたという磯村君と吉岡さんも新しい面が観れてドキドキしました。
ただ、正直この脚本や演出はホリックとして正解なのか?それがシンプルな故に分かりにくい展開に思えた。もう少し個性的なキャラを活かし、そして関係性を奥深く表現してほしかった気はする。
そういう意味ではミッドナイトスワンの音楽も手掛けた渋谷氏の劇版は圧倒的な没入感を誘うもので見事と言う他ありません。
濡れ神木くんが美しかった
概ね予想通りの映画だったので、可もなく不可もなく。物語の深みは薄く展開は唐突だったり説明不足だったりで、文芸より造形に凝っていた。また演者に委ねられていた感じ。
主演の神木隆之介くんの艶のある演技と柴咲コウさんの美しさに魅了されました。吉岡さんも可愛くて、柔らかさと棘のある笑い声なんかは耳に心地いいくらいでした。
映像が極彩色過ぎて、目がちょっとシバシバするので、今度は自然の美しさを観たいかも。
ビジュアルが強すぎる印象
大ヒットコミックを実写化したダークファンタジーで願いを叶えるには代償が必要という意味深なストーリー。
異空間のビジュアル映像強すぎる印象でストーリーが分かり難くビジュアルだけを楽しむような作品に仕上がっているように感じた。
2022-74
何の違和感もなくこの世界に没入させる手腕!
凄い。
終始何の違和感も感じさせることなく
この荒唐無稽な世界観に没入させた
蜷川実花監督の表現力が凄いです。
原作未読なので飽くまで
本作のみでの印象になりますが。
細部へ拘りも素晴らしく、
柴咲コウ演じる侑子がくゆらさる
紫煙の動きの美しさにまで溜息。
見たくないものが見える
神木隆之介演じる四月一日(わたぬき)。
どんな願いでも叶えるがその対価として
一番大切なものを差し出せと言う侑子。
一番大切なものとは?
ラストで対価として失ったものを見せられ涙が…。
安易な自分の想像では導けなかった大切なもの。
確かに何より尊い時間がそこにはありました。
どの演者もこの作品の色に染まり
不思議な世界に自然と浸らせてくれました。
心地よい非現実体験。最高でした。
睡魔ループに陥るのも必然
映像が美しくて、話がつまらないと睡魔が襲ってくるのは必然。眠っても眠っても、4/1が繰り返される。このループから抜け出すには、1900円と110分の対価が必要。
ただし、吉岡里帆に抱きしめられて耳元で囁かれる夢見心地は得る事ができる。
意見が別れる作品
映像は美しく、演者の演技も申し分ないですが、ストーリーは原作をギュッとしたような感じで、キャラクターの性格や出会いなど所々変えられているので、やはり別物と捉えた方が原作ファンはいいと思います。
しかし、原作読まずに理解できるのか?初見の人はどこまで把握できるだろうか、理解力が無い人にはただ意味不明で終わると思います。
原作やアニメに対して深く愛情のある方が観るとコレジャナイ感が強くなると思います。
私は原作は知ってるけど、始まった瞬間原作とは別物ね。と切り替えて映像美と演者の演技に集中して見たら楽しめました。
しかし、全体的にストーリーが暗いので好き嫌いが別れると思います。
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