劇場公開日 2022年4月29日

「彼女の映画は『動』より『静』」ホリック xxxHOLiC BONNAさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0彼女の映画は『動』より『静』

2022年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作未読。蜷川実花氏の映画は現時点までほぼ全て網羅しています。ネトフリ限定の中谷美紀氏のドラマも見ています。
彼女の作品はどちらかと言えば動より静の方が映えるものが多く、写真家ゆえにかはわかりませんが、動かなければいいのに……と思ってしまうものがそこそこ、いやわりと結構あります。
もうストレートに言いますが、ビジュアル重視でキャストさんを選んでいることが多いような。や、だからダメってわけじゃないです。見栄えは大事。めっちゃ大事。
ただ、もうちょっと、もうちょっとキャストの選出がどうにかならなかったのか。
主人公の四月一日は高校生だった気がしますが、さすがに1993年生まれの神木氏に高校生役はそろそろ辛すぎる。年齢不詳の侑子さん。柴咲コウ氏が頑張って演じられていましたが、美しいのですが、西野七瀬氏や大原櫻子氏、橋本愛氏をちょい役で起用してしまうならもっと……誰かいらっしゃったはず……。
ファンタジーではありますが、ジャストその年齢は難しくとも、多分原作は学生感が漂っている作品な気がするため(あくまで特典でもらった非売品のイラストカードを見た印象ですが)、出来ればその年齢に近づけて頂きたかった感はあります。

ただ、場面場面を切り取ると、さすがは映える人材を集めているだけある、と言うか。
ラストの神木氏のあの場面については、これ恐らくスパチャだったらえれえことになってたろうな、彼のファンからの投げ銭が、なんてことを思ってしまった。

やっぱり私の中で父ちゃんは舞台の人で、娘さんは写真の人。それ以上のことが感じられずですみません。

BONNA