「ライフライン」渇水 てけと2さんの映画レビュー(感想・評価)
ライフライン
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水道止めるんだから電気ガスも止まってる可能性が高い。水道を止めて回るって事はライフラインを断ちに行く最後通告をして実行する仕事だから相当にしんどい仕事なんじゃないかと。
止められる理由は人それぞれで、人によっては死ねと言われている様にも受け取るだろうし福祉やメンタルの専門家でもないのに仕事でそこにあたるのはストレスすぎる。
これは生活保護とかそっちの両分で水道局の人がすべき仕事なのだろうか。実際自治体によって違うのかもだけど、市役所の人と同伴で行くべき仕事のような気がする。
生活を止める様な役回りになってるけど、支払いが4ヶ月止まるなんてレベルまでいったら行政のセーフティーネットを発動する方へ動ければ良いのにと、そっちに流れを移した方が良いんじゃないかなと思ってしまう。
助けを求めるのも手を差し出して面倒に巻き込まれるのも、この国は結局自己責任で片付けて声を上げられない人を見放しているって事かな。
助け合う事にリスクを感じる世の中で手が出せないうちに干上がっていくのは遠くなく私達の生活もじゃないかと思ってしまう。
水や例えば郵便もだけど末端から切り捨てられていくような業態を当たり前にしてる今の世の中だと、上が社会保障を機能させる気がないのではーと嫌んなっちゃうよね。
重いテーマで沢山の人に見てもらうためにか明るい画面(日照りだしね)と音楽とほのかで漠然とした希望があって見やすい印象が良かった反面、絶望が明るいオブラートに包まれて若干伝わりづらい様にも思う。
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