「市職員の苦悩」渇水 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
市職員の苦悩
水道料金未納者に料金の請求と停水を実行する市職員の岩切。仕事と割り切りながらも辛い毎日。
話の中での許せない人物は2人。マンションに住む若い男、払うお金はないと言って払おうとしないところに彼女がきてお金をたてかえてくれる。それを岩切に渡す時にくしゃくしゃと丸める。彼女が働いて稼いだ金をくしゃくしゃにするとは何事か、お金の価値もわかっていないし、彼女に対して、失礼極まりない。彼女よ、あんな男捨ててしまえ!!
そしてやはり育児放棄の母親。いくら中卒でもその気になれば働くところはあるはず。汗水流して働くのが嫌なのか、男に貢がせようと彼氏探し。見つかるまで子供はほったらかし。電気も水道も止められてるのに、、、観ていて蝋燭が倒れて火事になるのでは?とヒヤヒヤしてしまったよ。こんな母親で姉妹が本当に可哀想。でも門脇麦がこんな嫌な母親を好演。やはり上手い役者さん。
仕事のストレスと家庭の問題、奥さんの実家で触れた自然にとうとう何かが切れてしまったであろう岩切がとった行動は、節水の最中の市の職員として、市民としてもやはりダメな行動。
退職することになって、息子からの電話。家族とやり直し、新しい仕事を探してやり直して欲しい。
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