「男の一生」渇水 ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
男の一生
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市の水道課で働く職員の男を通して、見る人間の本質に迫った作品だと思いました。
街では、日照りが続き水不足に堕ちいっていた。
そんな中で水道の支払いが滞ってる人の家に行き、水道料金の催促に向かう。
それに答えてくれない相手に対しては、強制的に水道を止めてしまう。
水というのは、人間にとって最も大切なもので有り、それを止めるという事は、「死」をも招きかねない大変な事だと感じた。
この男性も本心では、街の人達が快適に住み良い街になってくればと願っているのだけども自分が任せられている仕事がそれと逆行している自分に葛藤していた。
主人公の男性は、そんな事もあり家族との生活の中で自分が自分でないような死んだような目をして、生きていた。
そんな事で愛想を尽かされでていてしまった妻と子。
自分が求めているものが今の仕事にあるのか?
このまま誰かの生活を狭めるような行為ばかりが正しいのか?
水がある(家族がある)というのは、とても有難い。
普段何気なく身近にある(愛情)からこそ、気付かない内にそれが枯渇してしまっているのかもしれない。
悲しいけど、足りないと感じた時には、既に遅いのかもしれない。
ちょっとずつでもいいから気づける自分でありたいなと思いました
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