「"渇き"をテーマにした人間ドラマ…?」渇水 Octopusさんの映画レビュー(感想・評価)
"渇き"をテーマにした人間ドラマ…?
水の"渇き"
愛の"渇き"
心の"渇き"
と色んなテーマに対する枯渇と、その流れ(ここも水に掛けてる)を変える!というメッセージを感じました。
まず、門脇麦さんが母親役やってることにびっくりしました。母親のイメージなかったんですが、もう1人の母親役としてはかなりはまり役でした。
この作品で言う母親は、ネグレクトを受ける姉妹の"母"と、水道局員の岩切の息子の"母"(つまり岩切の妻)
の2人がいるんですが、両者とも流れを変えました。前者は悪い意味で、後者は良い意味で流れを変えたな〜って感じです。
子役に関してですが、もっとやれたんじゃないかなと思いました。ほぼ主演なんですから。
その子のことはよく知らないので、ただの文句のようになってしまいますが、
物語後半、岩切を止める人たちを引き剥がそうとしていた時に、そんな表情あるか?って表情してました。うーん。
さっきから、流れというワードを使っていますが、やはりところどころ流れが分かるような演出があります。ネグレクト母親は信用出来る男と出会い、岩切の後輩は彼女が妊娠したから、などです。
なので、岩切と岩切の妻はどこで流れ変わったんだろう?って不思議に思いました。
途中で5秒くらい暗いトンネルを車で走るシーンとその後に壮大の滝のシーンがあるんですが、そこですかね???
もっと岩切という人間の内側を深堀して欲しかったです。
滝見てきた→流れ変わりました、で、なんで???ってなりました。
こんにちは
確かに岩切夫妻の流れを変えるものが見えにくかったですね。花畑での会話、「ひまわりの花束、やめればよかった
そんなことない、だけどもう少しはやく。。。(セリフは不確かですが)」のあたりで、実は夫が積極的に迎えにくるのを待っていたような妻の気持ちを感じましたが。夫は仕事とそのストレスに追われ一番近い家族の気持ちの揺れに疎くなってたのでしょうね。