ONE PIECE FILM REDのレビュー・感想・評価
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Adoが少しでも苦手な人には絶対おすすめできません
元々Adoの声に苦手意識がありましたが、ワンピースが好きだったので観に行きました。
結果、映画館へ足を運んだことを大変後悔しました。
まず、ミュージカル映画ばりにAdoそのままの声のウタが歌い続けます。1曲2曲ならまだしも、飽きるくらいの尺で7曲も歌います。
歌っている間は話が進まないし、まるでミュージックビデオのようです。
たくさんの音楽を盛り込んだミュージカル映画というものは、様々な登場人物がその時の心情を歌い上げるからこそ、素敵な映画として成立するのです。
1人のキャラクターにもなりきれていない、元々の歌手そのままの楽曲を流されても、映画の作品として楽しめるものではありません。
そしてその主役として誰よりも見せ場の多いウタ自身の人外性も褒められたものではなく、全く共感できないのに、敵キャラとしてルフィ達がブッ飛ばすこともできず、すっきりしません。
ほんの僅かしかないバトルシーンの映像は大変クオリティが高く、貴重な情報も織り交ぜられた内容だっただけに、何故この様なバランスでまとまってしまったのか残念でなりません。
お金で買えないものがあることを実感。ワンピースと共に生きてきた幸せを実感する作品。
この作品の評価の差が、正に表題を表していると思います。ワンピースは現代のように、気楽にリアルタイム以外でTVアニメを見られない頃から始まりました。もちろんジャンプ連載でもそうですが、一週間に一話ずつ、長い年月を掛けて話が進んでいきます。その歩みの遅さで、一つ一つの話や一人一人のキャラクターが心に沁みこんでいくのです。
前作もそうですが、今作でもかなりのキャラが出てくるのですが、かなりの脇役レベルでも色々なシーンが思い出されて胸が熱くなります。これだけ膨大なキャラ一人一人に心を揺す振られる作品はありません。更にワンピースではルフィや仲間が敵をやっつけることがあっても殺すことはなく、敵にも思いや生活があることまで丁寧に書かれています(倒した後に説教したり正義感を押し付けて改心させたり手懐けるのではなく、負ける中で相手が自ら感じて必要な部分だけ変わるので、そのキャラの良さや芯の部分は変わらず残るようなところがまた凄い)。それらは後半は複雑すぎて批判が出るほど作品に思いを込めてきた作者と、それについてきた読者、そして長い年月があってこそです。お金を出せば一気に読んだりアニメを見られる現代ですが、それでは毎週楽しみに観てきた人が得られる感動には遠く及びません。現時点で評価の低い今作ですが、低いほど自分が如何に幸せであるかを実感します。
UTAが中心であることに対する批判が多いですが、シャンクスの娘という事実は、ファンにとってそれだけの重みが十分にあります。そしてシャンクスの戦闘シーンは短いですが、ファンが何十年も待ち続けた夢のような時間です。赤髪海賊団としても同様です。あれ以上長かったら贅沢すぎて逆に毒なくらいです。ルフィやウソップに関しても、ファンならそれだけでご飯何杯でもいけるような嬉しい描写が出てきます。
そして極めつけはエンディングです。秦基博さん提供の楽曲“風のゆくえ”とUTAの歌声の組み合わせと、懐かしい面々の現在の様子が流れるシーンとの組み合わせが素晴らしくマッチしています。エンディングだけでも映画鑑賞料金を払う価値を感じるほどです。
谷口監督YouTubeチャンネル『Adoに色々歌わせてみた』
ネタバレ喰らいたくないんで、公開2日目に鑑賞。ドラゴンボールでセルマックスのネタバレ喰らったんで、今回は早目に見といて良かった。
ただ、期待していた程の出来ではなかったかな。
やっぱり、ワンピースと2時間映画の食い合わせの悪さがモロに出たかなと言う感想。
鑑賞特典の四十億巻読んで、尾田さんはちゃんとウタというキャラに魂吹き込んでるのに対して、監督はAdoさんに歌わせときゃ話題になるぐらいなんでしょうね。ウタの計画もキャラも全部薄く見えました。
歌唱シーンが長過ぎるせいで、話に入りこめない
当然、映画作成の段階で監督ちゃんと設定貰ってましたよね?
映画監督と名乗るなら、歌詞シーンとキャラの掘り下げをちゃんと上手くやって下さい。やったーワンピースの監督になれる!主題歌Adoさんにしよって舞い上がってるだけの映画に見えました。
終盤の、麦わらの一味、赤髪海賊団、カタクリにロー、コビーの次元を超えた共闘は熱くなりましたし、ゴードンだってウタの父親替わりとして悪くないキャラでした。
それだけにただただ、ウタとAdoさんの無駄遣いがつくづく勿体無い作品という感想。
AdoさんのMVってコメントが結構ありますが、歌い手さんは歌うのが役割ですからAdoさん批判は違和感が有ります。
ワンピースを2時間前後の映画に納める難しさを感じた作品でした。
あまりにも酷い
まず歌姫の名にふさわしくない人選。
歌姫とは?と聞きたくなるような歌で耳障り。
作中の楽曲の数もあまりにも多くライブにでも来ているのかと思うほど。
ワンピースの映画は毎度楽しみにしていて毎回見ていますが今回のは特に酷い。
Adoが好きな人はいいかもしれないがそうではない人からすると何を見に来ているのかわからなくなる。楽曲の数を増やしてディズニーの映画を真似したかったのかな????
歌姫の名に相応しい人選をして欲しかったものです。
物語に引き込む最高の演出•音響!
ワンピースは、単行本で読んでいます。
本映画はIMAXで鑑賞しました。
特にAdoさんのファンではありませんが、
序盤から歌声と映像に吸い込まれました!
終わりまで退屈感も無く、
映画ならではの共闘も盛り沢山です。
また本編への影響は最小限としつつ、
匂わせもあり。
終盤は涙もポロリ。
鑑賞後は40億巻で余韻に浸る。
なかなかに良い作品でした。
「ワンピースらしさ」って何だろう?
おれはめっちゃくちゃ面白かった。最高に楽しめた。
ウタのライブパートが物語にリンクしていて、戦闘シーンをものすごく盛り上げていたのも最高だったし、ファンが待ち望んでいた赤髪海賊団との共闘シーンを、夢世界と現実世界の2つに分けて見せすぎないようにしつつもはちゃめちゃにかっこよく仕上げるバランス感覚も最高だった。
何より、ウタの行動原理が「みんなを救いたい」ではなく、本当は「私を救ってほしい」だったこと、そしてそれが叶った後に「みんなを救う」という終盤の話運びはシャンクスたちのかっこよさも相まって最高だった。
ただ、おれが理解力のない馬鹿なせいもあり、なぜ楽しい夢の世界から辛い現実に帰らなければならないのか、そこはもう少し掘り下げてもよかったかなとは思う。
映画館を出た後、ポスターを見てなぜウタが泣いているのかが分かったのも最高だった。
最後の最後、直接的な離別のシーンを描かず、どこか寂しさのある「海賊王に俺はなる!」というセリフを入れてルフィの決意を示して〆る描写も最高だった。
とにもかくにも最高だった。
正直作画が危ないシーンはあるにはあるが、あのライブシーンと終盤の戦闘シーンを見れば予算の都合があったであろうことは伺えるし何の問題もない。
ウタの歌唱パートは人によっては受け入れられないものがあるかもしれないし、
AdoのMVじゃんという感想もみられるけど、ウタウタの実の能力者をメインにした作品で歌を前面に押し出さなくてどうするんだと思うし、
そもそも歌唱パート自体の楽曲と作画のクオリティがとんでもなく高いのでそんな意見は参考にしなくていい。ごちゃごちゃ言わずとにかく画面に溺れろ。Ado歌うめえ。
何よりこの能力は漫画という媒体では絶っっっっっっっ対に表現できないだろう。
その意味でも本作の価値は十二分にあるのだ。
余計なことと承知で言わせてもらえば、前作スタンピードのように、キャラクターが大集合してお決まりの技を決めて、ウィーアーやメモリーズを流せばファンは喜ぶだろうという安易な描写がなかったのが個人的に本作の評価を押し上げる一因である。
2回観ても3回観ても噛み応えがある作品である。
ルフィが出てわかりやすい悪役とドンパチやることがワンピースらしいとは、俺は思わない。
ワンピースで見たかった「赤髪海賊団のバトルシーン」「ルフィとシャンクスの共闘」
この2つを納得できる形でつなぎ合わせる因果としてウタを配置してファンに応えた本作は紛れもなく”ワンピースフィルム”だ。
これまでワンピースを愛読してきてずっと「待て」を食らっていた赤髪海賊団ファンのおれは
終盤のトットムジカ戦で脳汁ドバドバになったので、同じような境遇の方がいたらぜひ劇場に足を運んでほしい。
谷口監督、素晴らしい作品をありがとうございました。
人は選ぶが間違いなく過去最高の作品。
個人的には、これまでのワンピース映画で圧倒的に、桁違いに好きな作品だった。
過去作品の定石から外れた要素を多く含むため、「シャンクスの娘でありルフィの幼なじみ」というウタの存在自体に良い印象を持たなかった方にとっては気に入らない部分が多かったかもしれない。
だが、本作は決して「駄作」ではない。
自分の好き嫌いと作品の出来とは必ずしも比例するものではないからだ。それを理解せずにただ気に入らないからと駄作と切り捨ててしまうのは少し勿体ない。「感想」と「評価」は別なのだ。
自分はたまたま今作が好きだったので心置きなく褒めちぎることが出来るが、もし今作が気に入らなかったとしても「駄作」であったとは思わないだろう。それほど素晴らしい作品だった。
すでに作中最強クラスの力を持ったルフィがそれでも「倒せない」相手としてウタを出したことも、まだ出会えないシャンクスとルフィの関わらせ方も、原作ファンを震撼させるような情報の出し方も、すべてがこれまでの映画ではなし得なかった要素だった。
事前の宣伝で「可愛いヒロイン」としてのウタを異常なほど強く推していたのも、実に巧妙に仕組まれた罠だったのか。彼女が少しずつ正気を失っていく様を見ながらそう感じた。
彼女が最後に死んでしまうことなど、映画を観る前の誰が想像しただろうか。
間違いなく過去最高の出来と言っていい作品だった。これは強く断言できる。
評価はわかれるか?
シャンクスがどの程度出るのか?
気になっていましたが、
スタートはUTAのライブ会場から。
幼馴染と言う設定は直ぐに分かり、
シャンクスの娘ともルフィが喋り発覚
ライブ会場がざわざわとなり
ビックマム海賊団やら色々な登場人物が現れ
最終的には赤髪海賊団
麦わらの一味+海賊&海軍
皆が共闘し
歌の要素が多めとは聞いていたけど、
今までのワンピース映画とは
全く違う感じですね。
個人的にはシャンクスの出番は少なく
ウソップのオヤジが赤髪海賊団に居ると
初めて知ったのは収穫だったが微妙でした。
物語の「核」であるウタに感情移入しにくい作りになっている。
昔からのOnePieceファンです。
シャンクスの一面を見ることが出来て概ね楽しめましたが、総合的な結論から言うと個人的には微妙でした。
ウタに全く感情移入できなかったからです。
私は未視聴でしたが、映画公開日前に公開されたYoutube【ウタ日記 UTA diary】を視聴しているかどうかや、劇中のAdoさんの楽曲を聴いていたか、で大きく意見は変わるのかもしれません。
おそらく劇中の楽曲の変遷でウタの内面を説明したかったのだと思いますが、初見では同時に流れる戦闘シーンの視覚的な情報処理(今誰が何をしたとか)に脳のリソースが多く割かれ、リアルタイムで楽曲を通してウタの気持ちにまでは踏み込めませんでした。
キャラの多さ故の圧倒的な情報量はウタへの感情移入の妨げになっていると感じましたし、迫力が悪い方に作用していたように思います。
特典の40億巻に書いてあるウタの表と裏のギャップに苦しむような印象付けがとても薄いように思いました。
エレジアに一人残されてからのウタを主観にしてドラマを厚くしてもらえればウタに感情移入することができたかもしれません。
本誌の麦わらの一味達の過去編のように、もっとシンプルにウタの辛い気持ちや、心の成長を描いていればラストの感じ方は変わったのではないでしょうか。
本編との時間軸の整合性については今更ナンセンスだと思っています。
昔からジャンプ作品の劇場作品とはそういうものでしたし。
40億巻の尾田先生のプロットで読むととても簡潔でしっくりくるので、決められた作品の時間に対して要素が多すぎて、各シーンごとの視聴者の感情のコントロールが雑になってしまっているのだと思います。
色々な制約がある中でまとめ上げるのは至難の業だということは重々存じておりますが…
OnePiece本誌では幾度となくキャラクターの感情に揺さぶられてきましたが、血はつながっていないとは言え「赤髪のシャンクスの娘」という特大カードを切った割には心を動かされなかったな…というのが素直な感想です。
広告を見て期待しすぎたのかもしれません。
いろいろ批判的なことを書きましたが、画の勢いだけでも大衆向けとしては十分楽しめる作品だと思います。
なにより25年間待ちに待った赤髪海賊団の戦闘は感慨深かったです。
絆
前評判を見たらあまり芳しくないが、人により好みが分かれる作品になってます。
歌(ウタ)がテーマなので仕方ないが歌とワンピースの割合が7:3くらいなので物足りなさを感じたりいままでの映画とは違うので人により評価が割れるのは致し方ない。
だが見方を変えれば最後は素晴らしい作品になってます。
ワンピース 人々の平和 人との"絆"を感じる。
最後の30分はファンには鳥肌もの
エンドロールに注目です。
前半は歌を楽しんで下さい。
後半はしっかりワンピースです。
わかる人にはわかる
分からない人には分からない
そんな映画です。
過去最高の駄作
正直何を見せられてんだ?と思った。
ネタバレになりますが、魔王が出てきた時はもう鼻で笑いました。なにこれ、本当にワンピースですか??
ワンピースを使って儲けることしか考えてないみたいな。
シャンクスでますよ!しかも娘です!歌はadoです!
間違ってないけど、、製作側のドヤ!ギア5出してやったぞ!みたいな。
filmシリーズになってから割と好きだったのにこれじゃ次回作見たくなくなる。
低評価が多いですが…
口コミを見るとすごく低評価が多いですね…
私も割と前からワンピース好きですが、(ミーハーとか古参とかどうでも良いですがw)今回の映画はシャンクスが、出てきて戦うシーンがありました。それだけで満足でめっちゃ重要な設定もありました。(40億巻にも載ってました。)
adoのための〜とか、ワンピファンを〜とか、言ってる人達もいますが、その人たちは変化が嫌いなのかな?と正直思います。何を期待しているのやら…見当違いだと思いますが。
今までにない音で歌で見せてくれたワンピース、尾田先生ありがとうございました。最高に良かったです。
残念でならない
ウタちゃんのことは鑑賞前はかわいいし歌上手いし好きだったけど、鑑賞後は闇落ちした思い込みが激しい残念な人という印象になってしまった。ルフィやシャンクスと再会することによる心の成長みたいなものが見たかった。真実を知った後の葛藤みたいなものが欲しかった。もっと感動させて欲しかった。映画公開前に見た配信動画に対する印象を良い意味で変えて欲しかった。
歌を連続で歌い過ぎ。歌ありきの内容なのは分かっててもちょっと主張が強すぎると思ってしまった。ワンピース映画を見に来た客を歌で出迎えるくらいでいい。要所要所で歌うくらいでいい。歌だけで全部感じ取ってって言われているみたいで自分には合わなかった。こっちまで眠らされそうだった。曲自体は全部いいだけに、うーんって感じ。
ミニキャラ化されたキャラたちが何のためにミニキャラ化されたのかが分からない。映画でしか見られない特別な姿を見て楽しめるのはいいんだけど、もっと意味を持たせて欲しかった。尾田さんのインタビュー動画か何かで媚びるようなキャラは描きたくないからチョッパーをマスコットにする予定はなかったみたいなこと言ってなかったっけ。
麦わらの一味の活躍をもうちょっと見せて欲しかった。夢と現実の同時攻撃がしれっと出てきたけど、ロビンたちが調査の末に見つけ出してルフィたちに伝えるでいいじゃん(記憶違いならすみません)。サンジがキノコを見つけた時、取り除くだけじゃなくて注意喚起してもよかったんじゃないか。唯一ブルックのパンツのネタだけは笑った。会場も笑ってた。
とにかくとっちらかってて説明不足という感じが凄かった。後半から盛り返したという評価を散見するけど、自分の場合はもう手遅れで気持ちがどうしても乗ってこなかった。本来ならあのキャラとあのキャラの夢の共闘に興奮して楽しめるはずなのに、物語に引き込まれないから全く楽しめなかった。こんな気持ちで夢のような共闘シーンを見たくなかった。もっと丁寧にウタの葛藤や苦悩を描いて感動させてくれれば、戦う理由が分かった時に高揚させてくれれば、ワンピースの世界観に合わないまどマギみたいな敵の登場もキャラの渋滞も許容できたのに。本来ならウタ…マジかってなって、今回のボスはこいつか、どうやって倒すんだってなって、夢と現実で攻撃しなきゃってなって、現実世界ではシャンクス達が戦うことになってここで戦うシーンが見られるのかあって興奮して、2人が再会するのかしないのかハラハラしてたけどそう来たかってなって、田中真弓さんの言ってたその手があったかにも納得できて、そのまま興奮しっぱなしで、最後は大団円とはいかなくてもそれが彼女の選択なら悲しいけど仕方ないってなって、彼女の想いを胸に次の冒険に繰り出すみたいな感じで満足できる内容になれたと思うんだけどなあ。
one piece×映画×歌
端的に書きます
・要所で歌パートになりますが要所以外では歌は無し
・ado歌上手い
・シャンクス初の戦闘描写の映像化(というか原作ですら未だに無し)
・ラスボスはそういうの出すしかないよな(肯定的)
・ラスボスとの戦闘がゴチャついてて分かり辛い部分も
・前作の反動からか麦わらの一味の活躍シーンが多め
・ラスト死んだかの描写は曖昧に
評価 3.9
赤髪が生んだ絆の行方
ONE PIECEはある程度は見ています。
※新世界編から全て見ています。
感想
ミュージカルとワンピースのストーリーが見事に融合した新感覚映画としてとても楽しめました。
・物語構成
ウタの半生とコレからの物語でした。彼女の過去の出来事がさせた大きな決意とそれに伴う責任に向き合う物語。そこに、ライブシーンを融合させるという新体験の作風は好みが激しく分かれそうだなとは思いました。
しかし、ウタの持つ考えというのは、明らかに現代の無知が故に起こす無責任な発言と同調思想が引き起こす昨今のSNS問題の皮肉であり、コレをワンピースで描くのか... という斬新さに強く関心を持ちました。
正直、現在進行形のライブシーンとウタの説明と回想シーンを交互に描く物語構成は一部テンポが悪いと感じる部分も若干ありましたが、終盤には手に汗握る展開の連続で一気に引き込まれました。
・原作ネタ
本作は、ネタバレ無しでは言えない様な原作ネタがかなり仕込まれている印象です。よって、かなり驚かされるシーンがありました。
・歌唱
本作一番の見せ場である歌唱パートは圧巻の迫力でした。adoさんの事はあまり関心は無かったのですが、本当に素晴らしかったです。ライブシーンが多いので、本当にライブ会場にいるかのような臨場感を体感できました。
・赤髪海賊団の活躍ぶり
誰しもが期待せざるを得ない四皇シャンクスについてですが、ここまで活躍ぶりを見せてくれるとは想定外でした。あくまでウタが主役の映画と思っていたので、シャンクス率いる赤髪海賊団の登場シーン史上おそらく最長の戦闘シーン、彼らの持つ戦闘能力の高さ、抱えている意思の強さとかっこよさがコレでもか!と観れてとても満足できました。
・気になった点
ウタの持つ能力の限界とルールが少し分かりづらく、一部の展開に納得がいかない部分がありその点は少し気になりました。
総評
ワンピース映画の中では異色の作風を誇る良作。ライブ×ワンピース=新感覚ミュージカル風王道バトル映画で楽しめた。
IMAXがおすすめ
1回目は通常のシアター、2回目はIMAXで観ました。通常版では高音域に少し違和感がありましが、IMAXではとても綺麗に音が聞こえました。音楽にウェイトを置いた映画なのでこの違いは大きかったです。
ストーリーについては、辛い過去があったとはいえUTAに感情移入がしづらかったです。ただ、主人公のような強い意志を持つキャラだけでなく、こういう心の不安定な?キャラが映画で出てくるのも斬新で面白いと思いました。(本編には合わなそうなのでやめてほしいですが)
UTAの音楽やダンスシーンも良かったですが、なによりシャンクスの苦渋の決断や戦闘シーンがカッコよかったです。
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