「テンポが悪く、8割はワンピースではなくウタのPV」ONE PIECE FILM RED Tamaさんの映画レビュー(感想・評価)
テンポが悪く、8割はワンピースではなくウタのPV
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「シャンクスの娘」を絡めた割にストーリー全体が物凄く浅かった。おまけに映像全体のテンポが悪く、集中できなかった。このテンポの悪さは「構成」が下手なのか、「今の間はなに?」「今のギャグなに?」「台詞に余韻がなくて薄っぺらい」「心にくるシーンがなく、全員その場に応じて適当なことをやって適当なことを言わされてる感が凄い」など様々な所で引っかかり集中出来ませんでした。おまけに作品のほとんどがウタのPV映像といっても良いくらい「歌」「歌」「歌」の連続。お客さんはウタじゃなくてワンピースキャラを見に来てるんじゃないの?楽しいのこれ?と感じるくらい歌ってる新キャラばかり映る。おまけに新キャラのウタが「中学生くらいの女の子が考えた最強のキャラ」みたいな設定と性格で、やりたいことも透けて見えてしまって共感性羞恥で最後まで見てるのがしんどかった。ミュージックPVとして見ればリッチなのかもしれないが、それをワンピースという人気作品の映画で、新キャラが長ーい尺を使って画面を占有しているのはただ寒かった。シャンクスの娘ポジションも、ルフィの幼なじみポジションもそんなに安いものなの?シャンクスは謎多き、自由と仲間を愛するただの伝説でいて欲しかった。ただウソップとヤソップの親子の見聞色での共闘だけは熱かった。
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