「持ってかれた」ONE PIECE FILM RED うにさんの映画レビュー(感想・評価)
持ってかれた
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ワンピースもadoも全く興味がなく映画も観るつもりなんてなかった。(麦わらの一味や有名なキャラは知っている)
が、配信され家族が観るというので一緒に観た。
歌姫ウタのライブがもうすぐ始まるよ!というところから映画がスタート。
ライブが始まるワクワクと映画のストーリーがどう展開されるのか?というワクワク。
結果、最後までグダることもなく綺麗にまとまっていたと思う。
ウタにはウタの正義があり、苦しみから人々を救うため「新時代」を作ろうとし強引な方法で進めていた。
武器である歌を使って。
どうしてそんなやり方を…?という疑問もしっかりと回収され、ウタの気持ちも、ウタのやり方を間違ってると言う人の気持ちも手に取るようにわかる。
一方ウタのファンも最初こそ歓喜に溢れていたが、自分の家に帰れないことを知り「こんなこと望んでない」と。
ウタの歌は素晴らしいと誰もが思っていて、本当に世界を変えられる素質が十二分にあるのに…と悔しくなった。
あの時音楽の島に行かなければ…
シャンクスが船に連れて帰れば…
ウタを孤独にしなければ…
たらればになるが、ウタの最期を思うと不憫で仕方ない。
ルフィと幼少期にやったゲームだったり仲間と冒険した楽しさ「だけ」の世界に行きたかっただけなんだなと。
苦しい生活をしている人々をそんな幸せで優しい世界に連れて行きたかっただけなんだなと。
映画館で観たかったと思う作品でした。
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