「複雑な気持ち。」ONE PIECE FILM RED ちくわさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑な気持ち。
賛否両論で★0.5もあれば★5もあったため観に行くのを迷っていたのですが、Adoさんの歌声を映画館で聴いてみたいな〜という気持ちと、ワンピースファンとしては死ぬ気持ちで観てきました。
ライブ映画としてみるなら最高でした。
Adoさんの歌は映画館で聴いても場負けしてない。
特別ファンな訳では無いけどやっぱ歌お上手だな、迫力がすごいなと思いました。
強いて言うなら、役者と歌唱が別なので仕方が無いのですが声が違いすぎるのが少し違和感という感じ。
でも本当に良かったです。
AppleMusicでたくさん聴こうと思います。
ワンピース映画としてみるなら落胆でした。
前半は良かったです。
平成のジャンゴ、令和のウタ
海賊だから歌うのも好きだしライブに行く麦わらの一味、ほのぼのしてて良かったです。
ローの登場で不安になりましたが、ベポがファンというギャグでワンピースらしいな〜とも思いました。
赤髪海賊団と麦わらの一味の共闘シーン…。
原作では「まだ会う訳には」段階なのに!?
と身構えましたが…まぁ…
ルフィは意識失ってるし…
夢と現実で次元が違うし…
と納得はできたのですが、ウソップとヤソップが通じあったようなシーンで、映画館の席で大暴れしそうになりました。のたうちまわりかけました。
ここを許せるか許せないかで評価が大幅に変わるんだろうなと思いました。
「ついに!」と喜ぶファン
「原作でみたかった」と落胆するファン
顔を付き合わせてはないにしろ、赤髪海賊団と麦わらの一味…ウソップとヤソップはこういった形でお互いを認識してほしくなかった。
原作で感動を味わいたかった。
25周年だとしても。
ラスト、ウタの死に対してのルフィ。
あの一瞬の表情の変化で終わらせるのかと驚きました…。
ルフィならもっと…いや尺の問題か…歌の時間減らせば良かったのでは……いや………いやいや…。
映画の前半部分は個人的にはすごく良かったです。
後半部分がどうしても…。ファンのワガママだと言われてしまえばそれまでなのですが…。
高評価の気持ちも分かりますし、低評価の気持ちも分かります。
複雑な気持ちです。