「良いところはいいが少し歪さのある気が‥」ONE PIECE FILM RED Movieアパートさんの映画レビュー(感想・評価)
良いところはいいが少し歪さのある気が‥
最近個人的にONE PIECE熱再来中 ということもあり
ストロングワールド 以来の劇場版鑑賞
まずはAdoによるUTAの歌唱シーン全般の完成度の高さは凄い。歌唱力がとてつもない というのは大きな原動力だけど、ライブシーンとしての見せ方や作画(UTAの動きの大半は手書きアニメ?だったように見えた)等凄い力の入れようで これは凄い! とビックリ。もうこれならいっそ映画そのものがUTAの 新時代 でドカンと始まって曲終わりに タイトルドーン! が一番よかったんじゃないか(もしそうだったら鳥肌立ってたとおもう)
そのほかの曲のエモーションもしっかりあって、ほぼこれは ミュージカル映画だな という印象。
ただ‥
物語全般はかなーり飲み込みづらいというか
結局何をどうするために今何をしてるの?
とよくわからない展開がとても多いと思った‥
現実世界とウタウタの実の作り出す世界の交差が特にわかりづらくさせる要因だとおもうが、最後はえらく無理やりウソップとヤソップの共闘展開を盛り込みながら強引に解決した感も強い。
登場人物が抱える動機・背景も 実はこうだったー、でもそれは知ってましたー とか 単なる付け足し説明が多くて はいそうですか みたいな印象になってしまった。
あと、これは本編の物語への影響だけど、今後ルフィたちが赤髪海賊団と交わる段になってもこの映画があると
ゆーてもあの時ほぼ再会果たしたようなもんだったしなー
って間違いなくノイズになりそう‥
赤髪海賊団を絡める感じで行きましょう っていう企画ありきでスタートしてたんじゃねーか というのは完全に推測だけど、ちょっとやりすぎかなぁ
作品全体的には お祭り男爵 みたいな、明確な悪役はいないもののダークな味わいもあって好みなんだけど
チグハグな感じが残った一本であった
しかしAdoの歌は本当にすごい