「もうワンピースである必要性が無い」ONE PIECE FILM RED 宵闇さんの映画レビュー(感想・評価)
もうワンピースである必要性が無い
ひたすら制作陣のウタちゃん可愛い最強!!ほら見て可愛いでしょ?!が詰め込まれた気持ち悪い自己満映画。
オマツリ男爵並にワンピースでやる意味が無い。出来ればウタの存在ごと全て無かったことにして欲しいレベル。
事前に中身の無いadoのライブであることは知っていたため、覚悟はしていたが、あまりにも酷く薄っぺらい。身終わった瞬間「これワンピースである必要性ある?」と呟いてしまった。
adoという歌手をゴリ押しするために作られた映画。そんなに推したいならオリジナルでやって欲しかった。元々adoが全く好きで無いのに加え、尾田先生の例のadoへの発言も含め、不信感が募っていたが、映画でトドメを刺された。
今までフィルムシリーズにはハズレが無く全て面白いと思っていたため余計ショックが強い。小学生の頃から追っていて、映画も全て観ていた身としては好きだった作品を思い出ごとぐちゃぐちゃに踏み躙られた気分だった。ワンピースまでも嫌いにりそうな勢い。
尾田栄一郎の基本はファンに媚びないスタイル、自分を貫く部分が好きだったのでまずウタというガチガチのヲタ向け萌えキャラを出してきた時点でややショックが強かったが、(別にそれ自体は良いが、ワンピに求めていなかった)それ以上に内容が本当に酷く、こっちとしては何の思入れも無いテロリストヒス女の発狂を2時間見せられただけで終わり。ウタの顔と歌声が合っていない上、無駄に長くとにかく聴かされている間拷問。
麦わらの一味は完全にモブ。前半ひたすら歌歌歌でつまらない。歌配信なんて、その辺のVか?そんな世界観でも無いのに違和感ありまくり。全く合ってない。いつ話が盛り上がるのかと思いながらずっと耐えていた。
漫画無料公開しているが、この映画を観て原作読み始めても全然違うし面白くないだろう。
ウタちゃん可哀想!!と感情移入出来るような層がどんな層なのかわからないが、はっきり言って怖い。夢女子やカプ厨がここぞとばかりに興奮しているのか?
REDと名を打ったにも関わらずシャンクスは全然出ない。終盤に取ってつけたような共闘シーンがあるだけ。
まあどんな批判を喰らおうが、レビューが荒れようが、もう一生遊んで暮らせる金を手にしている尾田栄一郎は「でた!負け惜しみ~!w」としか思わないんだろう。
まぁ別モノの映画としてみればよろしいと思います。アニメで出ていなかったニカも出ていますし、後付け感は確かに否めないですけど時系列には沿ってるので「あーそんな感じか」って感じでいいと思いますよ。まぁ我々が金払ってるんですけどね!