「子供たちに夢を与えてくれる作品であって欲しい、ずっと。」ONE PIECE FILM RED 井もさんの映画レビュー(感想・評価)
子供たちに夢を与えてくれる作品であって欲しい、ずっと。
※この感想は主観でしかありません。
ワンピースは、幼少期にチラッと観た記憶がおぼろげにある程度です。大体のキャラクターは知っていました。
夏休みは人が多すぎて断念し、やっと見れました。面白い作品でした!
開幕からウタのショーで、どうなってこの島にたどり着いたの?とツッコミはありました。次の瞬間には「歌良い〜、映像綺麗〜。ワンピースって、やっぱキャラデザ最高なのか〜。」でした。そこからはずっと映像と音楽とに没頭。
「皆を幸せにしたい!」という、純粋な頑張る可愛い女の子、良いね!素敵!
と思っていたら闇堕ち。素敵!!
キャラクターの表情と動きと歌と、作成側の「こうしてやろう、こうして魅せよう」の、アツさがすごい。コマ送りでじっくり鑑賞したい。
コミック本編は一切知らないのですが、主要キャラクターが総出で盛り上がっているのは認識し、更に興奮しました。共闘って良いですね!!
小さいキャラクターたちがわちゃわちゃするシーンが挟まると、ワンピースらしさを感じました…可愛い。サニー号がマスコット化する所から、夢と現実世界の境が、曖昧になり始めたんだなと気付いて、その後は王道展開なのですが、分かりやすくていい。夢と現実の世界で、ラスボスを叩く場面は本当にかっこいい。ここを見せ場にしよう!という想い、大好きです。
音楽系映画ってことで、とても楽しめますね。
楽曲提供が大物過ぎ。(グリーンアップルはグリーンアップルでした。曲調のクセが強い。)
この作品のために生み出されて死んでいくウタがなぁ…でもこれで良かったのだ。
最後、すごーーーーく個人的に※
主人公のきかん坊さにイライラしてしまうのは、自分が歳をとってしまったからでしょう。この物語の根底でもあるし魅力でもある事なのは承知ですが、君のような主人公がいるから、冒険系厨二病のお子様が、「おおきくなったら世界一周旅行して(自分は何もしない船長。みんなおれを連れて行け!)、空に浮かぶ島を探す!」と言い出してしまうんだ。
まぁそれも良いか。
ずっと夢を与える存在であってくれ。