劇場公開日 2022年8月6日

「歌新時代、内容2010年代プリキュア」ONE PIECE FILM RED ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0歌新時代、内容2010年代プリキュア

2022年8月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

Ado目当ての子供達からせがまれて観に行きました。歌はものすごく良かった。子供達は家に帰ってからもずっとTVの前でYouTubeのAdoのMVを見てます。
そう、TVの前にいるならアマプラでいくらでも過去のワンピ映画見れるし、我が家には原作全巻揃ってるのに
それらには見向きもせずAdoの曲ばかりに食いついているんです。
同じようにミュージカルアトラクション的にヒットしたアナ雪でさえ初めてDVDで観た時は内容やキャラについて子供達は盛り上がってたのに。
なんでかなと考えると、REDのストーリーは子供達にとって幼児期から散々見尽くした展開だからかもなと。
ゲストキャラが病んでて、そうならざるを得なかった環境、分かってはいてももう引き返せずに破滅へと進んでいく、自分ももしかしたらそうなってたかもしれない…的なのは2010年代に子供向け映画で散々やり尽くされてましたよね。プリキュア映画がまさにこのパターン多かった。巻き込み系といえば2018年のドラえもん宝島もそうか。
もし自分に子供が居なくてここらへんの子供向け映画を見てなかったら純粋に新しいワンピースとして評価してるかもしれないけど
新時代の子供達にとっては良くいえばお馴染みの、悪くいえば新鮮味のない展開。
もし公開されたのが2000年代だったなら文句なしの星5、2013〜2018年ごろでも星4はあるでしょう。
でも今はもう2020年以降のジャンプ映画新時代。
新時代からジャンプの世界に入ってきた子供達はジャンプ映画はそういうものと思っていたら中身が幼少期からお馴染みの内容なので肩透かし的な感じなんでしょうね。
REDという名を冠してシャンクスを大きく載せたポスター、赤髪が導く終焉、ここらへんは元々のファンやしばらく離れていたファンまでも呼び戻すほどのハイパーつよつよカードなのに!
本来のファン層以外に訴求するためにAdoを起用したのは大成功だったけど
せっかく見に来てくれた新規へ一味の魅力が伝わらず作品そのものに興味を持ってもらうまでには至らない、大々的にプロモーションしといてこれでは勿体なさ過ぎる。
Adoは新時代の代表格ルーキーとしてさらに高みへ登り、その派生としてウタ単体が可愛がられ、ワンピースというコンテンツそのものは置いていかれた感があります。
先の時代のジャンプ映画あるいは幼児向け映画を基準に評価してる人は星4〜5、新時代のジャンプ映画として評価してるなら星1〜2。
評価が分かれてるのはそういう事なのかもしれません。
ウタのキャラもデザインも歌も良かったし、せっなくシャンクス出るならもっとやりようあったんじゃないかな。
どうしても新時代を期待してしまったぶん、贔屓込みで星2です。

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ゆうたろ