「限界」ONE PIECE FILM RED あっぽぴーずさんの映画レビュー(感想・評価)
限界
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これをやっているうちは、日本の映画が世界では通じないという典型
企画段階で、Adoありきで、彼女が歌うことを想定してキャラを作ってない
だから、ウタとAdoがまったく嚙み合わないで、プリキュアの色と笑顔のウタが、野太いリキんだAdoの声になってミスマッチしかない
作曲者がバラバラで1つのステージにならず、特に「新時代」の中田ヤスタカはパフュームやきゃりーのような無機質声でしかその良さが出ず、Adoのような生声は料理できない
他の楽曲もひどい、ウタに合わず、Adoに合わず
「逆光」もこれでイケると思った制作側は少し映画に対する音楽を舐めすぎている
物語も、導入部ではジョン・レノンのように「音楽で世界を救う」という大きなロマンを期待した
このような殺伐とした世の中でそういう夢のあるストーリーもいいと思ったが、ただ自分の能力を利用して他人から自由を奪うサイコパスだったいうオチ
配信という現代的な要素は今の若者へわかりやすくしたのだろうが、それだとナミたちが普段読む新聞からの情報がいらなくなる
日々更新される懸賞金や海賊の悪事もすぐわかるし、海軍の悪だくみも隠せなくなるため、世界観にすら影響を与える暴挙
ワンピース映画としても普通のアニメ映画としても評価できない
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