「この作品は音楽家 (革命家) の記録 (REC)、原作とは切り離して素直な気持ちで観てほしい。」ONE PIECE FILM RED moon-yokoさんの映画レビュー(感想・評価)
この作品は音楽家 (革命家) の記録 (REC)、原作とは切り離して素直な気持ちで観てほしい。
約束の日 8/15 が過ぎたので、投稿。
ドえらい悪い評価が並んで、びっくりしました。
私は決して、悪いとは思わない。
平和、平等、善悪、幸せと不幸、人生観、価値観の相違、家族、
SNSやメディアの影響。生きにくい世界への叫びと、希望。
様々な背景、テーマがつまった素晴らしい物語 (ステージ) だと感じました。
〇erfume 好きの私にとって多くの割合を占めた「歌」や「ダンス」のシーンは
お馴染みであり、大好物であるが (笑) 曲調、演出、ダンス、どれかが嫌だったり
相性が悪い方々にとっては、苦痛を感じる時間も多かったかもしれない。
そこは同意できる。きっと点数が悪いのも、そこではないかと思ったりする。
これから見る方には、ぜひ、周りの評価に影響を受けず、
原作と切り離して、素直な気持ちで、このステージを観てほしい。と、私は叫びたい。
ど派手なアクションのワンピースを期待するなら、原作を観ましょう(笑)
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この作品の主人公は、ウタだと私は思う。
そして、音楽家、革命家の彼女の記録 (REC) だと感じている。RED じゃなく、REC
家族を愛し、歌を愛した彼女はあることをきっかけに、
閉じられた社会で暮らすようになる。
そして、閉じられた社会で、救いを求める声、現実を悲観する声、社会への怒りの声を
ずっと聞いてきた彼女は、社会の声に後押しされるように、歌姫ではなく、
革命家としての道を歩みます。新時代への夢を見ます。全身全霊をかけて。
これは凄いことかもしれない、誇らしいことかもしれないが、
「社会の被害者」とも、私には見えてしまう。
ある人は言う「平和も平等も存在しない、でも歌はみんなを幸せにする」
もしも親なら、平和や平等、理想のために全身全霊をかけるのではなく、
自由に自分らしくずっと、歌を続けてほしかった。と思ったのではないだろうか、
この結末は、あまりに切ない、寂しい、苦しい。
歌 (言葉) には力がある。プラスにも、マイナスにも働く。
言葉の力がプラスに働く社会であってほしい。
新しい時代であってほしい。そう強く、願ってしまう、そんな作品でした。
↑ こういう書き込みも「負け惜しみ~♪」と言われちゃうのかもね(笑)