「ワンピースは奴隷と悲劇からの解放の物語だと再度認識させられた最高の映画」ONE PIECE FILM RED SKさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンピースは奴隷と悲劇からの解放の物語だと再度認識させられた最高の映画
シャンクスはウタに対してもっと上手くやれなかったのかと1度目の鑑賞では思ってしまったが2度目の鑑賞では冷静に見ることができシャンクスの心情をより理解できて泣きました。
シャンクスは四皇で世界的大犯罪者。常に政府に追われ危険が伴う。それでも海賊として生きるならウタを乗せていたと思うがエレジア滞在中にウタにとって本当の幸せは歌手になって人々を幸せにすることなんだとシャンクスは感じ始める(実際にウタに聞いている)。しかしウタが赤髪海賊団の音楽家だと言うので理解を示す。それでもその後もシャンクスはウタの幸せの形は何かを考え続けていたのだろう。そしてその日の夜中トットムジカ発動。国を滅ぼしてしまった娘の罪を自らが悪となることで被る。ウタの幸せを願うシャンクスは国を滅ぼし娘を捨てる極悪非道の海賊となることでウタと離れ、エレジアで世界を新時代へと導く歌手になってくれとウタの幸せを願う。もう直接シャンクスとウタは会うことができず陰ながらウタを幸せを願うことしかできない。
ワンピースでは800年前から続く世界政府と天竜人が世界を支配し正義を掲げているが天上金を支払い続けなければ生きていけない差別と貧困と奴隷のある世界を作っている。この世界では世界政府は正義ではない。この世界では海賊か革命軍として政府と敵対するしか世界を変えることはできない。世界の全てを暴き新時代を切り開きたいシャンクスとルフィ。海賊王になりワンピースを見つけることは世界をひっくり返し新時代を作ることにつながる。
このような悲劇が起こらないようウタも目指した新時代を目指しみんなが幸せになれる世界を作るため再度誓う。「海賊王におれはなる!」と。
REDはワンピースは奴隷と悲劇からの解放の物語だと再度認識させられた最高の映画でした。これを見て1055話を読むと激アツです!