「あまりに酷すぎて鑑賞後泣きました。」ONE PIECE FILM RED aintさんの映画レビュー(感想・評価)
あまりに酷すぎて鑑賞後泣きました。
ルフィが別人。なんでライブ中なのに観客の一人だったはずのルフィが突然ウタの目の前まで行って会話を繰り広げるの?そこでハグする?全観客の前で「だってこいつシャンクスの娘だもん」言う?ルフィがバカなのは分かってるしそこが好きだったけど、そういうことする?私はしないと思いました。「シャンクスの娘」って言い方にも違和感。わかりやすさに重きを置いたんでしょうね。
ルフィは戦わないって言ってウタの攻撃放置。その間麦わらの一味は攻撃されてる。しかも秒で捕まる。
ウタがウタウタの実を食べて作れる世界がウタワールド。シュールで笑う。完全にプリキュア。全てにおいてエフェクトが多い。画面が見づらい。
ウタの「海賊やめなよ」という言葉、無理でした。現実じゃないとしてもルフィの麦わら帽子を引き裂くの、無理でした。それをルフィは大して嫌がりもせずただ叫んでるだけ、無理でした。
そもそもウタに1ミリも感情移入できることなく進むため、もう全てが理解の範疇にない状態で混乱したままだった。何が来ても何も感動できないという最悪の時間を過ごしてしまいました。
フーシャ村にいるウタが異質すぎる。ウタの見た目が完全に令和。25年前からずっとあったはずのフーシャ村に、あの女の子がいたということを少しも受け入れられなかった。「もしかしたら成長と共にこういうファッションや髪型に落ち着いたのかも」と思ってたけどもうルフィと出会う時のあの感じ。あの髪型誰がセットしたの?マキノさんにもあんなの出来ないと思う。ヘッドホンなに?シャンクス達に連れられて色んなところに行ってたにしても、一人だけが異質な存在。
突然目からハイライト消えるウタ。一瞬のうちに号泣して涙流しまくってるウタ。小さいのに歌声が今と殆ど変わらないウタ。どういうこと…どうして…と思って全部駄目だった。
後半、シャンクスの登場の仕方がなんかぬるっとしててダサかった。黙って殴られるシャンクスの画もシュール。もう少し演出どうにかならなかったのか。シャンクス達があの状態のウタを島に置いていった謎。それが最善だと思えない。なんで最後船に宝箱たくさん積んでたの?
五老星とか天竜人いらない。というか殆どのキャラクター出さなくてもなんとかなった説。もっと麦わらの一味見たかった。初めて映画に登場するジンベエもっと見たかった。
麦わらと赤髪で共闘したいがためのストーリーなんだなと理解はした。それにしても最後の魔王との戦いもダサい。それぞれの世界で同時攻撃。右足!左足!それで普通にやられる魔王に笑った。
ウソップとヤソップ。それ映画でやっていいやつ?漫画で見たかった。最後ルフィは赤髪見ちゃったと私は認識した。それ映画でやっていいやつ?漫画で見たかった。映画で見たいのは「今後原作でもやるのは難しいだろうな」というシーンだった。
あと歩きながらルフィがガトリング?出すところの作画の酷さ、笑えもしなかった。引いた。
途中まで「合わないけど最後のバトルはカッコいいはず!」と思ってたけど前半のライブのほうが気合い入ってた。バトルかっこよければそれでいい!という期待すら裏切られた。あの空間で戦っても見づらい。エフェクトが多くてわかりづらい。地面の上で戦ってほしい。
最後にアレ出したのもだけど、「新時代を作る」っていうのは原作でずっと隠してるものの答えですか?そうだとしたら全てショックすぎる。
「海賊王に俺はなる!」こんなに悲しく虚しい気持ちで聞いたのは人生で初めてです。
一番良かったのはエンディングです。たくさん見れて嬉しかった!これのために映画館来たんだなって思った。
40億巻は手元にあります。色々書いてるようだということも何となく聞きました。でもこれを読まなければ理解ができないところがあるって、それ映画として最低じゃないですか?映画の中で表現してください。その腕がないなら作らないで。いつか40億巻は読むかもしれない。いつかは分からない。
Adoが嫌いだから批判してるとかではない。逆にAdoの歌のうまさは感動したし今後聞いてもいいなと思った。それ以外の話だった。
ウタをルフィの初恋の相手にしたかったのかなと思う。25周年、REDでやるべきことなのか。25周年で今までにはないしっとりしたルフィが見たい、そんな気持ち私には微塵もありませんでした。赤髪が導く終焉って、なんだったのか。
辛くて心が折れそうです。これを楽しめる側の人間になりたかった。煽りではなく本気で。
私の見たかったルフィは、麦わらの一味はいなかった。記憶から消します。
無さん
コメントありがとうございます!
あと、すでに私も無さんのレビューに「共感した」押してました笑
こんなに難しい設定の、言ってしまえば「ぽっと出」のキャラクターを、皆好きになる前提で進むのは正直おかしいですよね。
こちらこそありがとうございます。少しでもこういう風に共有できて嬉しいです。
とても共感できる感想です。
私自身楽しみたくて、期待して映画を見に行ったのにモヤモヤしてしまいました。そのモヤモヤの理由がこのレビューで可視化されて少しスッキリしました。
私が言うのも甚だおかしな話ですが、レビューの投稿ありがとうございました。
りったさん
コメントありがとうございます。
そうですね、一キャラクターとして魅力的なところはあるだけに、作品に全く落とし込めていないのがかなり勿体ないと思います。
私自身映画視聴前にライブ映像は見ていましたが、映画でここまで拒否反応が出るとは思いませんでした。
りったさんの仰るとおり、色んな要素を詰め込みすぎて全部が中途半端になったのでしょうね…。
新しいことに挑戦したのは分かりますが、ちょっとお粗末すぎますね。
全てにおいて同感です。
ウタのキャラクター性や新時代を目指す思想は理解できたし、ヴィランとしてはとても面白い設定のように思えたんですけどね。
過去背景を付け加えたことでペラッペラなよくわかんない作品に収束したように感じます。
テーマとして、「冒険」「家族愛」「時代革命」「共闘」など、どれかひとつでも軸を突き通してくれたらまだ....
海賊王さん
コメントありがとうございます。
楽しめたようでなによりですね!とても羨ましいです!
ご自身の感想と違うものについて物申したい気持ちも分かりますが、こういう人たちもいるんだな、くらいで流して大丈夫ですよ。
あなた自身の感性を否定されたような気持ちになっていらっしゃるようですので…。楽しめた方たちと談笑しているのが一番かと思います。お疲れ様です。
お気持ちお察しします。
これ以上辛くならないようにONE PIECEファンからお伝えさせていただくと、あれがONE PIECEです。ルフィもルフィらしいです。ルフィって少し腹立ってしまうことをします。
今回のはかなり尾田先生のテコ入れが入ってそうです。
あまりONE PIECE像を勝手に思い描きすぎないほうが良いかもしれません。
ロンさん
コメントありがとうございます。
観てからかなり精神的に参ってしまっていたのでそうやって言ってもらえて嬉しいです。
単純に不思議ですよね。次回作出ても観ないかもしれません。