「とにかく感情移入できない作品」ONE PIECE FILM RED ら㍑バ㌍タさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく感情移入できない作品
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まずこの映画の感想を言うとするならば、全くウタに感情移入できないということです。 この映画では主役として出てくるウタですが、まさかの敵役として出てきます。 主役が敵役の場合大抵は敵役にちゃんとした事情があって、主人公と敵対しているのがセオリーなのですが、この映画は違います。 ウタに辛い過去があってみんなを歌で幸せにしたいという動機は理解出来るのですが、その方法がファンを自分の世界に閉じ込めて永遠に楽しい夢を見させるというもの。正直この時点で常人ではありません。 その後物語が進むにつれシャンクスがウタを裏切っていないことが判明するのですが、それを知って分かり合えると思ったルフィがウタに駆け寄るのですが、そこに容赦なく攻撃を加えたり、麦わらの一味への攻撃がウタの育ての親のゴードンに当たってしまい致命傷を受けた時も、狼狽えずに平然と攻撃を続行していたりと正直に言ってウタは畜生です。 物語では海軍を悪役にしようと頑張っていましたが、私はウタが圧倒的に悪役すぎて正直海軍の行動に共感してしまう程でした。(全世界7割の人を虐殺しようとしてる奴を殺そうとしない方がおかしいでしょ) Adoさんが批判されがちなこの映画ですが、僕は脚本を書いた人が批判されるべきだと思います。
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