「"赤"」ONE PIECE FILM RED ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
"赤"
ありがたいことに試写会に当選し、先行して鑑賞。今年は試写会に多く行かせていただいています。感謝感激。
自分はジャンプは8年前から購読しており、ONE PIECEとは長い付き合いなのですが、ぜブラックの一気読みでまとめて見れるところまで見たので割と新米です。キャラクター一人一人に個性が詰まっており、話も常にワクワクする作り、感動から爆笑まで幅広くバリエーション豊富な話運びをされる尾田先生には頭が上がらないなと思いました。
前作「ONE PIECE STAMPEDE」もアクション多め、オールスター集結のお祭り映画として超楽しかったです。今作は更にお祭り騒ぎが増してそうだなと思い楽しみにしていました。
ただ、悪い方向で予想の上をいった作品でした。まぁ最終章の邪魔はしてはいけないので、最終章の入口的な作品だと思えば悪くは無いんですが、インパクト不足な感じが否めません。
Adoさんが今作の主題歌・挿入歌の歌唱を担当されているのですが、歌唱がいくら何でも多すぎます。1度目にすごいなと思った曲も2回、3回聞かされると申し訳ないのですがうんざりとしてきます。Adoさんファンの方々にとっては大歓喜だと思いますが、あくまでONE PIECEの映画を観に来た自分にとってはどうもノイズに感じてしまいました。ウタの声優は名塚佳織さんが担当されているので、そこからAdoさんの力強い歌声はどうもウタのキャラにはミスマッチだなという印象を持ちました。もちろん歌は素晴らしく、「私は最強」はとても好きです。だからこそ挿入歌のバランスは考えて欲しかった…。アクションだったり、セリフの誤魔化しのように思えてしまい残念でした。
どうしても原作の邪魔をしてはいけないので、今作は道中の話になりますが、フィールドが大きくないので話の盛り上がりにやや欠け、割と平行線のまま最後まで行くという感じでした。
色々と難しい映画なんだろうとは思いましたが、もう少し面白があれば…!と思うばかりです。試写会で観せていただいたのであまり悪くは言いたくないんですが、うーん…ごめんなさい🙏
鑑賞日 7/26(TOHOシネマズ 先行試写会にて)
鑑賞時間 18:30〜20:35
座席 K-7