「『ザ・プリンセス』に続き20世紀スタジオがDisney+オリジナルで贈るガールズパワー炸裂した歴史改変」ロザライン とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
『ザ・プリンセス』に続き20世紀スタジオがDisney+オリジナルで贈るガールズパワー炸裂した歴史改変
ロミオとジュリエットがうまくいくかなんてどうでもいい!だって僕らは最高にチャーミングなケイトリン・デヴァーのコメディエンヌっぷりにゾッコンだもの!!
ロミオとジュリエットの邪魔をしたいロミオの元カノのロザライン(ジュリエットの従姉)による妨害工作を描いたロマコメ。お見合いでは結婚しない。タイトルロールを演じるのは、『ブックスマート』に続きコメディエンヌっぷりが素晴らしいケイトリン・デヴァー。
ジュリエット役は相変わらず反則/超ド級にかわいいイザベラ・メルセード。もはや地上に舞い降りた天使。ロミオ役はカイル・アレンだし、今の世代のときめくティーンスターたち揃い踏み。ちなみに手紙を届ける召使スティーブも『ブックスマート』のニコ・ヒラガで、相変わらずゴキゲン。スティーブはバカよ!そして、今回のロザラインのお見合い相手ダリオは野性味あふれる極上イケメンというまさかの好物件?! ロザラインも最初は乗り気じゃないけど衝突したり一緒にピンチを乗り越えたりしていくうちに…。
カレン・メーン監督は『ストレンジ・フィーリング』のときよりもしっかりとメジャーっぽい作品のトーン。例えば、成功例『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』や、後付=蛇足の失敗例『ボーン・レガシー』のように、"実はあのとき裏ではこんなことしてました"を、あの誰もが知ってるシェイクスピア作品でやっちゃう!描かれるのは現在に置き換えられるような、現代のティーンに通ずる恋模様。恋は自分の身に起こればそれと分かる、これはあなたのラブ・ストーリー。愛を救おう!死んだふり?ジュリエット、そんなバカげた計画聞いたことない。
タイトルのピンク色も同じ色だし、20世紀スタジオによる『ザ・プリンセス』と同じプロジェクトなのだろうか?その点、今育つ女の子って幸せだと思う。ちなみに本作に限ったことを言えば、ロザライン&ダリオとロミオ&ジュリエットと2カップルとも"白人と中南米系(?)"という組み合わせになっているのも現代っぽい気がした。
♪Dancing on My Own
Paper Rings/テイラー・スウィフト
勝手に関連作品『ベスト・フレンズ・ウェディング』『ザ・プリンセス』『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』