プレデター ザ・プレイのレビュー・感想・評価
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フェミニズム嫌いの男尊女卑連中に捧ぐ
先日、某秘書官が同性愛者を否定する発言をし、更迭されたことが話題になった。
不思議なのは、映画やドラマなどで同性愛者を描いた作品、その葛藤を描いた作品はゴマンとあるのに、未だに70年代、80年代のまま認識が止まっているのだろうか?と不思議になった。
同様に「女性の自立」を描いた作品も数多くある。
「テルマ&ルイーズ」とか「パイレーツオブカリビアン」など。
どちらもかなり「フェミニズム臭」が強いとも言えるが、エンタメ色が強いため、フェミ嫌いから、そういう主旨での批判は聞いたことがない。
で、本作。
人気シリーズの最新作であり、女性を主人公に据えた、という意味で過去の作品とは一線を画す作品。
内容としては、アクションでありながら、上記「テルマ〜」「パイレーツ〜」と同様、「女性の自立、強さ、男性に従属しないこと」を描いている。
フェミ嫌いの連中にこそ見て欲しい作品である。
フェミニズム作品は近年現れたワケじゃなく、何十年も前からあったんだぞ!と。
サンダーバード
序盤ではヘビがネズミを襲い、そのヘビを何者かが殺してしまうというスピーディな食物連鎖が見られる。これぞ正しく捕食者。プレデターだ。正体が徐々に明かされていく中でもオオカミがウサギを追い、そのオオカミを仕留めるという・・・ただし、生態系のトップである捕食者とはいえ、プレデターは狩りを楽しんでるだけ。
ポカホンタスか!?と思ってしまうくらい、300年前のネイティブアメリカンの集落を舞台にしているところが面白い。新大陸を目指してやってきた白人にしろ、所詮は侵略者。それと対比している気がしてならない。そして主人公達(コマンチ族)が使う言語もほとんど英語。さすがにアメリカ人を自虐的に描くわけにはいかないか・・・
『アイス・ロード』を観たため、ついアンバー・ミッドサンダーが気になってしまった。ナルは女戦士とは言うものの、彼女はまだまだ半人前。部族の青年たちからもいじめられる始末。だけど薬草の知識が豊富だったりして、何度もそれを役立てている。さすがに赤いポインターの秘密とか解明するのが早すぎ!
そんなクライマックスよりも、ナルが沼にハマったり、クマに追いかけられたりするシーンがスリリングだった。そして兄ちゃんタアベ(ダコタ・ビーバーズ)のアクションもカッコいい。ビーバーについての話もあったけど、この俳優を茶化していたんかな?そしてバッファーに対する敬愛の表現。まさしくプレイだ(すみません、綴りが違ってました)。
拳銃に「ラファエル・アドリーニ1715」と銘打たれていたり、過去作との関連も関連もあったり、ミッドクレジットでは「コマンチ族、ファニータ・パドポニーに捧ぐ」と書かれていたりして興味深い。純粋に侵略者は許せない!的な女の子の戦い。これからもアンバーちゃんに注目したい。
タイトルなし
突っ込み処が多過ぎて話にならない(笑)
良かったのは主人公と犬が可愛かったことくらい。
みんな演技下手だし、泥だらけになるくせに汗ひとつかいてないのが違和感すぎてもう(--;)そもそも作りが雑。プレデターというのはもう皆が知ってるものとして演出されるのが許せない。これは言わばゼロに当たる作品なのに、最初から船は出てきちゃうし、透過してるとはいえ最初から視聴者側からしたら存在が分かってしまう演出が怖さを半減させている。知ってるからいいだろうではないんだよ。
主人公も未知の生物や文明に触れるのに、悩むことなくプレデターの装備品を使いこなす始末。なんだこれ(笑)
自作の縄くくりつけただけの斧があんな軌道する訳ない(笑)沼に落ちた時の木に引っ掻けるシーンも、あんな頑丈なわけないでしょ(笑)
犬は可愛いから全面的にOKだけど最後の戦闘、斧咥えて攻撃とかワンピースのゾロみたいなことしてるし噛みつけよと(笑)
兄貴死んだことには一切触れず悲しむ描写もなく終わるのも意味分からない。銃とプレデターの首持ち帰るくらいなら兄貴の遺品の1つでも持ち帰りなよ。プレデターが何なのかも分かってない村民に首だけ持ってきて説明もないのに「よくやった認めてやる」っておかしいでしょ(笑)
まだまだ突っ込み処満載だけど、もう打つの疲れたのでこの辺で(笑)
プレデターなのに、なんてバランスが良いんだ。
別に今までのプレデターシリーズが悪いとは言っていない。むしろ大好き。エイリアンvsプレデターだって2までちゃんと観てるし、プレデターズも含め全作観てますよ。何てったってプレデターのデザインと一芸に秀でたアイデアが好きなのだけれど、今作は一味違う。
テーマが秀逸すぎるし、バランス良すぎ。
プレデターでこんなにちゃんとしてしまっていいのか?と思うほどに納得の出来。
コマンチ族とプレデターのシンプルな戦いかと思いきや、侵略者としての白人が第三勢力として扱われることで、ナルの成長、me too、アクション、先住民の末路への憂いなど、多くのテーマを嫌味なくまとめ上げてるの、すごいな。
配信オンリー作品でもったいない気持ちもあるが、それじゃ劇場公開したところで、「プレデター」でどこまで人が入るか考えると、この形でよかったのだろう。
それにしても、プレデター側の武器が笑えるほど高度なのに原始化されていて、バランス調整が苦慮されているのがよくわかる。でもそこもよかった。
興醒め
ネイティブ・アメリカンの部落での成人の儀式的な、伝統的な通過儀礼で自分の力を証明したい主人公ナル。そこで遭遇した未知なる生物(プレデター)狩りで、自身の力と頭脳を発揮し、部族を守ったことにより 部族長の地位を手に入れるお話。
正直、主人公の女の子が気になり過ぎて 余りにも集中出来なかった。
ネイティブ・アメリカン(敢えてこの呼称にさせてもらいます)ですよね?的な。
フワッフワの髪型に違和感しかなく、いくら彼女自身がネイティブ・アメリカンの血を引いているからと言っても、余りにも現代っぽく浮きまくってた。
兄達は、あんなに勇者っぽいのに呆気なく、どう考えても真っ先に死にそうな妹だけが生き残ることに違和感しかなかった。
何としてでも主人公の女の子を生き残らせたい意図が見え見えで、興醒めした。
戦いが始まるまでが長い…
圧倒的シナジー。インディアン×プレデター×ディズニーの名コラボレーション。次の一歩となる化学反応。
初期作でハマらなかったが、やっぱりハマれず
「全く新しいアクション・スリラー」と公式で謳われていること、CMでも宣伝していることから期待して鑑賞。
第1作は全くハマらなかったのだが、期待をこめて。。
セリフや表現に時代を感じる1作品目と比較すると、物語の中の年代こそ古いものの、現代的で観やすい。
全体的には……う〜〜〜ん。
人類が初めてプレデターと出会ったときを描いてると聞いたので、プレデターの謎が少し解き明かされるのかと思いきや。特に説明はない。
映画の後半になると急に姿を見せる、ご都合展開なのも同じ。
どうせモブは大量に殺されるし、最後には勝つというお決まりパターンだからこそ、間が大事なこの系統。
敵、つまりプレデター側に何の感情も湧かないし、味方側への親近感もないから、心が躍らないんだよなぁ。
未知の敵が殺戮するパニックものは、ジュラシックシリーズやジョーズなどが近しいと感じるが、
スリルやワクワク、没入感が天と地。
自分事として観られず、「それでどうなっちゃうの!?」感がない。
この作品唯一にして最大の「どうなっちゃうの!?」は、犬の安否だった人は私以外にもいるはず。
もうこのシリーズは観ません。
ウォーペイントの瞬間やシュワちゃんの例の台詞でボルテージが上がる。...
ファーストインパクト
初めての人類vsプレデターをたっぷりと!
1700年頃の狩猟ネイティブアメリカンとプレデターの戦いを描く。
なんのバックストーリーもないところにプレデターがやってきて戦いが始まるので、正統プレデター映画という感じで楽しく見ることができます。
人類対プレデターに絞り、初心に返った素晴らしい映画です。
細かいツッコミどころはあるとは思いますが、基本的にはあー楽しかったで終われると思います。
以下ストーリー
主人公のナルは狩猟のための知識も技術もあるが女性であるために役割分担として治療や採集をしている。ナルの兄は部族一のハンターで、ナルを諫めつつ、その才能を認めている。
ある日、ナルはライオンの狩りについていくなかで特殊な巨大生物の存在を感じるが、誰もそれを信じない。ナルは斧投げの技術を研き、犬のサリーと狩りへ出かける。プレデターがクマを容易く倒すところを目撃し、ナルを追いかけてきたハンターたちに知らせるが、すでにプレデターはすぐそばに。
仲間たちはプレデターに多少の傷は負わせるものの、あっけなく殺されていく。ナルは全力で逃げるが、トラバサミにひっかかり絶体絶命に。しかしプレデターは動けなくなったナルを見逃す。
ナルは罠を仕掛けた白人たちに捕らえられ、プレデターをおびき寄せる餌として利用される。しかしプレデターは戦えない獲物に興味がないため、待ち伏せしている白人たちから殺されていく。なんとかプレデターを罠に嵌めるが、甲斐なく大量虐殺に。
何とか逃げ出したナルは斧とサリーを取り戻すために白人のキャンプへ戻る。そこでケガをした白人の治療のために薬を飲ませるが、プレデターの襲撃に遭う。ナルは隠れるが、薬のために体温が下がっている白人は動けずに死んだふりをしているとプレデターに無視される。
戦いを決意するナルだが、そこへ兄がやってきてプレデターと善戦。仮面で矢の照準を合わせていることなどが分かる。兄はプレデターに殺されてしまうが、ナルが逃げる時間を作った。
失意のナルだが、プレデターとのラストバトルへ向けて悪どい白人を餌に使い、その銃を使用してプレデターの仮面を剥がす。自然を活用しながら兄も真っ青の肉弾戦を繰り広げ、最後はプレデターを沼にはめて動けなくさせ、矢を使わざるを得ない状況に持ち込み、仮面で照準をプレデター自身に合わせて自爆させた。
ナルは村に戻り、プレデターの首と白人の銃を戦利品として、安全な場所への移住を促した。
特典映像のコマンチ語吹替版で鑑賞するのがベスト。旧作へのリスペクトに溢れた画期的なフォーマットのプリクェル
1987年公開のシリーズ第1作『プレデター』から35年後に舞台を18世紀まで巻き戻すという大胆な発想のプリクェル。コマンチ族の武器は手斧や弓矢というプリミティブなものなので、プレデターとどんな戦いを見せるのかに注目していましたが物語はそんな単純なものではなくアメリカ開拓史にも踏み込んだかなり泥臭いウェスタン。『カウボーイ&エイリアン』にもちょっと似た感触がありますが、こちらはコマンチ族の物語なのでプレデター以外にも敵はいて凄惨な殺し合いがこれでもかと繰り広げられます。
他のシリーズ作を一つも見ていなくても全然楽しめる作りにはなっていますが、要所要所にシリーズに対する目配せが散りばめられているのが楽しいです。名セリフも絶妙なタイミングで再現されているのでシリーズファンも大満足。アンバー・ミッドサンダーの迫真の演技がとにかく素晴らしく、治癒師としての知識も駆使して愛犬サリイとともに未知の敵と闘うヒロイン、ナルのカッと見開いた瞳は1作目の主人公ダッチ少佐と同等の勇猛さに満ちていました。
本来ならばスクリーンで観るべき作品ですが、本作Disney+での配信オンリーなのは残念。オリジナルは英語版ですが特典映像としてコマンチ語吹替版があるのでそちらで観るとより臨場感が感じられます。ただし、そちらには英語字幕しか付かないので多言語の字幕に慣れていない人にはちょっとハードルが高いかも知れません。
しかし残念なのは邦題。原題が“Prey”という“Predator”と全く逆の単語であることに意味があるのに台無しになっています。
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