「原点回帰への挑戦」プレデター ザ・プレイ haruさんの映画レビュー(感想・評価)
原点回帰への挑戦
『プレデター:バッドランド』が思いのほか面白かったこともあり、同じダン・トラクテンバーグ監督の前作である本作を観てみた。
舞台はコマンチ族でありながら英語で進むため、没入感はやや削がれるものの、設定自体は十分に伝わる。
主人公のナルは未熟な存在として描かれるが、部族の熟練戦士たちがプレデターに歯が立たない中、最終的にナルが勝利する展開は物語の流れとして理解できるものの、もう少し過程の描写があれば納得感がさらに高まっただろう。シリーズ第1作でシュワルツェネッガー演じるダッチですら苦戦していたことを思い出すと、その差が少し際立つ印象もある。
それでも、原点回帰への挑戦という意欲は感じられるものの、個人的にはやや物足りなさを感じる作品だった。
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